【中学受験】全落ちでも終わりじゃない!親ができること・子どもとの向き合い方を解説
公開日:2025/06/18

こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
中学受験は厳しい戦いのため、受験校に全落ちしてしまうことも起こり得ます。しかし、受験は全落ちした時点で終わりではありません。子どもが結果を受け入れて前向きに進めるように、精神的なケアやサポートを行う必要があります。
今回は、子どもが中学受験で全落ちした場合に、親ができることや子どもとの向き合い方についてご紹介します。万が一に備えて、適切な対応ができるようにしておきましょう。
目次
中学受験での全落ちに対して親が心に留めておくべきこと

中学受験での全落ちは、本人だけでなく親にとっても大きなショックです。まずは、全落ちという結果を受け止めるために、親が心に留めておくべきことを3つご紹介します。
結果は「縁」と「タイミング」も大きいと理解する
受験の合格・不合格は、努力だけでコントロールできるものではありません。
子どもの受験当日の体調や精神状態、問題との相性、ほかの受験生との兼ね合いなど、多くの要素が結果に影響しています。
子どものレベルよりも高い志望校に合格することもあれば、安全圏といわれた志望校が不合格になることもあるのです。そのため、結果には「縁」や「タイミング」が大きいともいわれています。
まずは、全落ちという結果が子どもの能力不足でも親のサポート不足でもないと、親自身が受け止めることが大切です。
また、長い人生のなかで、中学受験の失敗は取り返しのつかないこと「ではない」ということも認識しておきましょう。
冷静さを保つ努力をしよう
全落ちに対して親が過度に落ち込んだり、誰かを責めたりする姿は、子どもをさらに傷つけ、追い詰めてしまいます。
そもそも、全落ちが一番辛いのは長い期間をかけて勉強を頑張った子ども本人であり、親ではありません。
親の態度は、子どもの立ち直りに大きく影響します。ショックを受けること自体は仕方がありませんが、子どもの前ではできるだけ冷静にふるまう努力をしましょう。
「これまでの努力」を否定しない
中学受験に全落ちしたからといって、子ども自身やその努力を否定してはいけません。
「頑張ったね」「よく挑戦したね」とプロセスを具体的に認め、労いの言葉をかけましょう。
結果はどうであれ、目標に向かって努力した経験は尊い財産で、今後の人生に大きく役立ちます。子どもが、これまでの努力が無駄ではなかったと思えるように支えることが大切です。
ショックを受けている子どもへ親ができること

大人に比べて精神的に未熟な小学生が、中学受験に全落ちしたショックから立ち直るのは容易なことではありません。ここでは、ショックを受けている子どものために、親ができることをご紹介します。
まずは気持ちを受け止め、共感する
子どもに対して無理に励まして元気付けようとしたり、すぐに次の話をしたりしないようにしましょう。まずは、子どもが受け入れられる時間を作ることが必要です。
また、「残念だったね」「悔しいね」「悲しいね」など、子どもの感情に寄り添って気持ちを代弁してあげることも大切です。
辛さを隠すために、気持ちを話したがらなかったり、平気なふりをしたりする子どももいます。そのような場合は、受け入れられるまで無理に聞き出したりせず、そっと見守りましょう。
スキンシップや安心できる言葉で「あなたは大丈夫」と伝える
中学受験に全落ちしたことで、「親を失望させてしまった」「自分には価値がない」など、大きな不安を感じる繊細な子どももいるでしょう。
そのような子どもに対しては「あなたの価値は変わらない」「パパもママもずっと味方だよ」と、無条件の愛情を伝え続けましょう。
また、抱き締める、頭を撫でるといったスキンシップは言葉以上の安心感を与えます。
中学受験がすべてではありません。中学受験に失敗しても、その経験を活かして高校受験や大学受験で大きく伸びる子どもも多くいます。
「失敗しても大丈夫」とメッセージを送ることで、子どもは安心して前を向き少しずつ立ち直っていきます。
また、親が自身の経験や失敗について話してみるのもよいでしょう。
二次募集・三次募集を目指す
中学校によっては、一次試験の合格発表のあとに二次募集・三次募集で追加募集を行うことがあります。
地元の公立校は避けたい、中高一貫校を目指したいといった場合は、追加募集の学校を目指すのも選択肢です。すぐに動けるよう、各学校のホームページはこまめにチェックしてください。
子どもがほかの学校も受験したいと希望しているなら、前向きに検討し、親はできるだけのサポートを行いましょう。
まとめ
受験勉強を頑張ったのに1校も合格できず、全落ちになってしまった子どものショックは計り知れません。親は、子どもが結果を受け入れて前を向けるように、しっかりとサポートすることが大切です。
中学受験は、長い人生の通過点に過ぎません。決してこれまでの頑張りを否定することはせず、前向きに切り替えていきましょう。
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