中学受験にかかる費用の内訳は?塾費用や受験料の相場、出費をおさえるコツを解説
最終更新日:2023/04/28
こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
「中学受験にかかる費用ってどれくらいなの?」「高そうなイメージはあるけれど、いまいち相場がわからない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
子どもに質の高い教育を受けさせたいと思っても、現実的に考えたとき1番最初に思い浮かぶのは費用面かと思います。一つひとつの金額がそれほど大きくなくても、それを毎月支払うとなると結構な金額になるため、事前に資金計画を立てたほうがいいでしょう。
この記事では、中学受験にかかる費用やその内訳、相場についてご紹介します。最後には出費を少しでもおさえるコツも紹介しているため、ぜひご覧ください。
目次
中学受験にかかる費用の内訳と塾費用・受験料などの相場
中学受験にかかる費用は塾の授業料だけではありません。受験料や交通費、通信費などいくつかあります。
以下では、中学受験にかかる費用とその相場をご紹介します。
塾費用:3年間で200~300万円
塾費用の相場は、4~6年生までの3年間で200~300万円です。この金額には、授業料のほかに季節講習費や模試代も含まれます。
中学受験の入試では、小学校で習わない問題が出題される可能性もあります。そのため、自宅学習ではなく通塾して中学受験対策を行うケースが多いです。
もちろん、どこの塾に通うか、受験科目数によっても金額は変わります。
受験料:2~3万円×出願校数
中学入試では、第一志望の学校だけでなく複数校に併願するのが一般的です。出願校数が増えるほど、必要な受験料も大きくなります。
受験料の相場は私立中学の場合で2~3万円、国立中学の場合で5,000円程度、公立の中高一貫校であれば2,000円程度です。
交通費
自宅から塾までの距離が遠いとバスや電車などの交通費が毎月かかり、保護者が車で送り迎えする場合はガソリン代がかかります。
受験当日には、自宅から会場までの交通費も必要です。遠方の受験会場へ行く場合は、前日から子どもと一緒にホテルへの宿泊が必要になる可能性もあるでしょう。
通信費
最近ではタブレット端末を使いオンライン授業を行う塾も増え、動画配信サービスでは中学受験に役立つ動画が多数配信されています。
勉強するうえでタブレットやスマホなどを新たに購入する場合は、端末代がかかります。
自宅学習であれば通信費も必要です。
動画を観ることが多くなる場合は、通信プランの見直しを行うことをおすすめします。
入学手続きにかかる費用
中学受験に合格したら、入学金(入学手続き時納付金)を支払うこととなります。その相場は20~40万円程度です。令和5年度の東京都の私立中学校入学金は、平均で26万3,020円でした。
参考:令和5年度 都内私立中学校の学費の状況|東京都ホームページ
また、入学金には納付期限が設けられています。志望校が不合格だったときに備えて併願校にも入学金を支払った場合、たとえ入学を辞退したとしても返金されません。
ただし、入学金と一緒に施設費や授業料などを支払っていた場合は、それら(入学金以外)は返金してもらえる可能性があります。詳しくは各学校のホームページをご覧ください。
その他の費用
その他にかかる費用として、以下のようなものが挙げられます。
●塾の前後や休憩中に必要な食費
●文房具代
●願書用の写真代
●面接用の衣類代
1回分の支払金額が安くても、1年間とおして見ると結構な額になります。
中学受験にかかる費用をおさえる方法
中学受験にかかる費用をおさえる方法は3つあります。いずれも親だけで決められることではないため、子どもと一緒に考えましょう。
コスパの良い塾を選ぶ
通塾に必要な費用を少しでもおさえたいなら、以下のような工夫をしてみましょう。
●受講するコマ数や科目を減らす
●自宅から近い塾を選ぶ
●オンライン授業に切り替える
ただしコマ数を減らしたりオンライン授業に切り替えたりすると、子どもへの学習効果が下がる場合もあります。費用面だけで考えないよう注意が必要です。
受験校を厳選する
願書を出す回数が多いほど受験料も高くなるため、子どもの希望を考慮したうえで受験校を厳選しましょう。あまりにも受験回数が多いと、子ども自身にも大きな負担がかかります。
2回目からの受験料が割引になる制度を設けている学校もあるため、併せてチェックしてみてください。
特待生制度や奨学金を活用する
私立中学校のなかには、特待生制度や奨学金制度を設けているところもあります。それらを活用すれば、生活への負担を大きく下げられるでしょう。
特待生に選ばれるかは、入学試験の結果で決まることもあれば在学中の成績で決まることもあります。各学校で条件が異なるため、事前にホームページをチェックしておくのが大切です。
奨学金は「給付型(または免除型)」と「貸与型」の2種類あります。こちらも学校によって詳しい内容が異なるため、事前チェックが必須です。
まとめ:四谷学院の個別指導教室で、無駄のない受験対策を!
中学受験は、何かとお金がかかります。子どもの将来を応援するためにも、事前にどの程度の費用がかかるかを把握して資金計画を立てておきましょう。コスパの良い塾を選んだり、特待生制度・奨学金制度を活用したりすると無駄な費用をおさえられます。
また、費用対効果を高めるためには、四谷学院の個別指導教室を利用するのも一つの方法です。
四谷学院では、普段の学習状況や目的などに合わせて最適なカリキュラムを提案いたします。授業回数を毎月変更することも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。1ヶ月だけのトライアル受講もご用意しております。
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