高校受験直前にインフルエンザ・体調を崩したらどうすればいい?日々の対策について解説
公開日:2024/08/14
こんにちは、四谷学院個別指導教室の古川です。
高校受験の直前(1月~3月)は、日本では例年インフルエンザが流行します。そのため、この時期は勉強に追い込みをかけるだけでなく、体調も万全に整えておく意識が大切です。
もし、高校受験の直前にインフルエンザになってしまった場合は、落ち着いて適切な対応を取るようにしましょう。
この記事では、高校受験直前にインフルエンザになった場合の対処方法や、受験シーズンの体調不良を防ぐための方法を解説します。
目次
高校受験直前にインフルエンザが発覚したときにすべきこと
高校受験の直前にインフルエンザのような症状が見られたときは、ただの風邪だと軽視したり、無理をして受験勉強を続けたりしないことが大切です。
症状が局所的なものにとどまりやすい普通の風邪とは異なり、インフルエンザは急激な全身症状が出やすいという特徴があります。
インフルエンザのおもな症状には、以下のようなものが挙げられます。
- 38度以上の発熱
- 頭痛
- 関節痛
- 筋肉痛
- せき
- のどの痛み
- 鼻水
- 強い倦怠感 など
高校受験を控えていて「インフルエンザかも?」と感じたときは、落ち着いて以下の行動に移しましょう。
医療機関を受診する
「インフルエンザかも?」と感じる症状が見られた場合、できるだけ早い段階で医療機関を受診して医師による診断を受けましょう。
インフルエンザは、発症後48時間以内に抗インフルエンザ薬を服用することで、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果が期待できるといわれています。
抗インフルエンザ薬の服用が遅れると、薬の効果が十分に発揮されずに症状が長引いてしまうケースがあります。
中学校へ報告
インフルエンザに感染していた場合、学校保健安全法により、発症後5日、解熱後2日は出席ができなくなる「出席停止期間」が発生します。
医療機関でインフルエンザと診断された場合は中学校へ速やかに報告し、先生の指示にしたがって高校受験に挑みましょう。
高校受験は追検査や別室受験で受験できる可能性も
高校受験の前日や当日にインフルエンザにかかっても、都道府県によっては「追検査」や「別室受験」などにより受験できる可能性があります。
別室受験では、インフルエンザ感染者や感染の疑いがある受験生のみ、受験日当日に試験会場とは異なる場所で試験を受けることになります。
私立高校など一部の学校では受験日が複数の日程で設けられており、別日の受験となるケースもあるでしょう。
いずれにおいても、インフルエンザの疑いがある場合は、適切な判断のためにも医療機関での診断と中学校への報告が必須です。
インフルエンザや感染症対策!高校受験に向けて毎日意識すべきこと
高校受験を控える大事な時期には、インフルエンザをはじめとする感染症対策が欠かせません。
間もなく高校受験をする予定の受験生は、以下の感染症対策を取り入れて万全の体調で入試当日を迎えられるようにしましょう。
- 正しい手洗い
- マスクの着用
- 予防接種
- 日々の体調管理に気を付ける
正しい手洗い
インフルエンザには、飛沫感染もしくは接触感染により感染するといわれています。
インフルエンザ感染者がインフルエンザウイルスの付いた手で触れたものには、ウイルスが付着しています。
その部位にほかの人が触れることでその人の手にウイルスが付着し、ウイルスの付いた手で自分の口や鼻などの粘膜に触れることにより接触感染する可能性があります。
接触感染は手洗いを徹底することで予防できるため、外出後は次の手順で正しい手洗いを行いましょう。
〈インフルエンザの接触感染を防ぐ正しい手洗いの方法〉
- 水で手を濡らし、石けんを付けて手のひらを擦るように洗う
- 手の甲を擦るように洗う
- 指先や爪の間を擦るように洗う
- 指の間を洗う
- 親指と手のひらを捻るように洗う
- 手首をぐるりと洗う
- 水で石けんを洗い流し、清潔なタオルなどで水分を拭き取る
マスクの着用
マスクを着用すると、インフルエンザにかかった人からの飛沫感染リスクを減らせます。
インフルエンザの感染を防ぐためにマスクを着用する際は、飛沫の吸込量が比較的少ない不織布製マスクを選ぶとよいでしょう。
デザイン性や通気性に優れたウレタン製のマスクは、不織布製と比べて他者の飛沫をカットする効果が低いため、感染を防ぐ目的の場合は選ばないことをおすすめします。
また、マスクから鼻やあごが出ている状態では、飛沫をカットする効果が発揮されません。
マスクを着用する際は、次のポイントを押さえるようにしましょう。
- 鼻からあごまでをマスクで覆う
- ワイヤー入りのマスクは鼻に沿わせるようにワイヤーを折り曲げる
- マスクを外す際は表面に触れないようにする
予防接種
例年、インフルエンザは12月から4月に流行し、1月から3月にピークを迎えるといわれています。そのため、12月の上旬には予防接種を打ち、感染者数が増える時期に備えるようにしましょう。
なお、インフルエンザは年により流行するウイルスが異なるため、予防接種は毎年受けることが大切です。
日々の体調管理に気を付ける
受験シーズンは家や予備校で勉強する時間が長く、運動や睡眠がおろそかになりやすい時期です。生活リズムが乱れたり、食事の栄養バランスが崩れたりすると、免疫力が低下してインフルエンザにかかりやすくなるため注意しましょう。
また、部屋の空気が乾燥していたり、換気が不十分だったりするとインフルエンザに感染するリスクが高くなります。
感染リスクを下げるためにも、受験シーズンの体調管理では、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 十分な睡眠時間を確保する
- 栄養バランスのよい食事を心がける
- 室内の湿度を50%~60%に保つ
- 室内をこまめに換気する
まとめ
高校受験直前にインフルエンザの症状が見られたときは、必ず医療機関を受診して感染の有無を確認しましょう。インフルエンザに感染していた場合は中学校へ連絡し、先生の指示にしたがって高校入試を受ける流れが一般的です。
受験シーズンはインフルエンザが流行する時期でもあるため、受験生は受験勉強に力を入れつつ、正しい感染症対策で体調管理に気を配る意識が大切です。
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