【中学受験】親の面接対策!よく聞かれる質問と回答例、服装マナーを徹底解説
最終更新日:2025/07/17

こんにちは!四谷学院個別指導の古川です。
中学受験では、学力試験だけでなく「親の面接」が課される学校も少なくありません。
面接は親の受け答えや態度、服装以外にも、家庭の教育方針や子どもへのかかわり方などが見られる重要な場面です。
しかし、何を聞かれるのか、どこまで話せばよいのか不安に感じる保護者も多いかもしれません。
本記事では、親の面接でよく聞かれる質問とその回答例、好印象を与える服装やマナー、面接に向けた心構えまでをわかりやすく解説します。準備をしっかり整え、自信を持って本番に臨みましょう。
目次
中学受験における「親の面接」の重要性

中学受験において親の面接が実施されるのは、家庭の教育方針や子育て環境が、学校の理念と合っているかを確認するためです。
学校側は、子どもの資質だけでなく、保護者がどのように子どもにかかわり、どのような価値観で子育てをしているのかを見ています。
一般的には、面接だけで合否が決定されることはほとんどないとされていますが、学力だけでは測れない面を学校側が評価する大切な機会であることは確かです。
親が学校と同じ方向を向いているかが判断される場でもあるので、親の面接は軽視できません。
【頻出】中学受験の親の面接でよく聞かれる質問と回答のポイント

親の面接で学校側に好印象を与えるためには、質問の意図を正しく理解し、誠実かつ具体的に答えることが大切です。
よく聞かれる質問はある程度パターン化されているため、あらかじめ準備しておくことで落ち着いて対応できます。
ここでは中学受験の親の面接において、よく聞かれる質問と回答のポイントをまとめました。
志望理由・学校への理解に関する質問
- 「なぜ本校を志望されたのですか?」
- 「本校の教育理念について、どのようにお考えですか?」
- 「本校以外に、どのような学校を検討されていますか?」
このような質問では、学校の特色や教育方針に対する理解の深さと、家庭の教育観との一致を見られています。
学校のホームページやパンフレットの受け売りではなく、家庭での教育方針や子どもの性格と、学校の理念がどう結び付いているかを、自分の言葉で具体的に伝えることがポイントです。
他校との比較に言及する場合も、あくまで「なぜこの学校なのか」にフォーカスしましょう。
家庭の教育方針・子育てに関する質問
- 「お子さまの長所と短所を教えてください。」
- 「子育てにおいて、最も大切にされていることは何ですか?」
- 「お子さまが壁にぶつかったとき、どのようにサポートされますか?」
これらの質問では、親としての姿勢や価値観、子どもに対する理解の深さが問われます。
長所だけでなく短所にも触れつつ、それをどうサポートし、成長を支えようとしているかを具体的に話すと好印象です。夫婦で回答内容に食い違いがないよう、事前に話し合っておきましょう。
子どもの日常の様子・学習習慣に関する質問
- 「お子さまはご家庭でどのように過ごすことが多いですか?」
- 「お子さまは普段どのように学習に取り組んでいますか?」
- 「お子さまは家庭のお手伝いはされますか?どのようなことを任せていますか?」
子どもの日常的な生活スタイルや家庭での過ごし方、学習姿勢をもとに、きちんとした学校生活を送れるかどうかが判断されます。
実際の様子をありのままに伝えつつ、子どもの自主性や好奇心を大切に育てている姿勢が伝わるように話すのがコツです。お手伝いや家庭内での役割などを挙げて、生活面での成長にも言及できるとよいでしょう。
入学後の期待・学校への協力体制に関する質問
- 「本校に入学されたら、お子さまにどのように成長してほしいですか?」
- 「PTA活動や学校行事へのご協力について、どのようにお考えですか?」
- 「学校へのご要望や期待することはありますか?」
学校とのかかわり方や保護者としての協力度を見られる質問です。
具体的な期待を伝える一方で、「学校とともに子どもの成長を支えたい」という前向きなスタンスを示すことが大切です。PTAや行事参加についても、無理のない範囲で協力したいという姿勢を誠実に伝えましょう。
【要注意】親の面接でのNGな回答・態度
- 学校の教育理念や特色をまったく理解していない
- 「お任せします」など、教育を学校に丸投げするような発言
- 夫婦間で意見が食い違ったり、相手の発言を否定したりする
これらの言動は、家庭と学校の連携が取れない印象を与えかねません。
両親で面接に臨む場合は、どちらかが中心になって回答するか、あるいは質問内容に応じて分担するかなどを事前に確認しましょう。発言していないときも頷きながら話を聞くなど、家庭内の協調性と落ち着いた態度を意識することが大切です。
親の面接当日の服装とマナー

中学受験における親の面接は、服装や立ち居振る舞いも見られる重要な場です。服装やマナーがきちんとしているかどうかで、学校側に与える印象は大きく変わります。子どもの努力が正当に評価されるよう、当日は保護者としても準備を万全に整えて臨みましょう。
親の服装
父親は紺やダークグレーのスーツが基本で、シャツは無地または控えめなストライプ、ネクタイも落ち着いた色味を選びましょう。靴は前日に磨き、髪形も清潔感を意識します。
母親は紺やベージュ、ライトグレーなど控えめな色のスーツやワンピース+ジャケットがおすすめです。スカート丈は膝が隠れる長さにし、派手なアクセサリーや香水は避け、ナチュラルメイクを心がけましょう。
持ち物
当日に忘れ物がないよう、前日までに準備を整えておきましょう。基本的な持ち物は、受験票、筆記用具(アンケートがある場合)、ハンカチ、ティッシュ、上履き(学校の指示による)、A4サイズの書類が入るバッグなどです。
マスクの着用が必要な場合もあるため、念のため持参しておくことをおすすめします。スマートフォンは電源を切るか、着信音や振動音が出ないようにサイレントモードに設定しておきましょう。
受付から控室、面接室への入退室マナー
当日は指定時間よりも余裕を持って到着しておくことを心がけ、受付では明るく挨拶をして指示に従いましょう。
入室時はドアを軽く2〜3回ノックし、「どうぞ」の声が聞こえたら「失礼いたします」と言ってドアを開けて一礼し、入室します。入室後は「おかけください」などの着席の指示を待ってから「失礼します」と言って着席し、姿勢を正し、落ち着いて対応しましょう。面接が終了したら「本日はありがとうございました」と礼を述べて退出し、ドアの前で再度一礼します。
まとめ
中学受験における「親の面接」は、学校が子どもの評価を補完し、家庭と学校の教育方針が一致しているかを見極める重要な場です。聞かれやすい質問や回答のポイントを事前に押さえ、家庭の教育方針を自分の言葉で伝える準備をしておきましょう。
また、当日の服装やマナーにも十分注意が必要です。何よりも大切なのは、子どもの成長を本気で願う姿勢と、学校とともに歩もうとする誠実な気持ちです。
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