中学受験が原因で家庭崩壊!?中学受験に対する正しい向き合い方
公開日:2025/10/15

こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
子どもの中学受験に対するストレスが原因で家庭内の雰囲気が険悪になり、悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。子どもの中学受験で親子ともにストレスをためないようにするためにも、受験に対する正しい向き合い方を理解しておくことが重要です。
この記事では、中学受験を控える子どもの保護者に向けて、保護者同士で話し合うべきことや、親子で話し合うべきことを詳しく解説します。家族で綿密に話し合うことで家庭崩壊のような事態を未然に防ぎ、子どもが安心して受験勉強に取り組める環境を整えましょう。
目次
中学受験をする前に保護者で話し合うべきこと

中学受験は子どもの人生における重要なライフイベントの一つです。しかし、この重要な時期に保護者がストレスを抱えていると、子どもの成績にも悪影響をおよぼしかねません。
子どもが中学受験に向けた勉強に集中できるようにするためにも、保護者同士でしっかりと話し合い、子どものために安心感のある家庭環境を用意してあげましょう。
ここでは、中学受験をする前に保護者同士で話し合うべきことをご紹介します。
母親と父親で温度感をそろえる
中学受験においては、必ずといってよいほど保護者のサポートが必要です。
しかし、母親と父親で受験に対する温度感が違うと、片方だけが「自分はこんなに頑張っているのに」と感じ、相手に対して不満やストレスを抱きやすくなります。このような状態では、母親と父親の協力・連携がうまくいかず、子どもを十分にサポートすることが難しくなるでしょう。
中学受験に臨むときは、どちらか片方の親だけが頑張るのではなく、両親が同じくらいの温度感で向き合っていくことが大切です。
一人(片方)で抱え込まない
中学受験では、お金の負担や通塾のための送り迎え、勉強のアドバイス、スケジュール管理など、保護者がサポートするべきことがたくさんあります。サポートによる負担が片方の親だけに偏らないようにするためにも、それぞれの保護者の中学受験における役割を明確に決めておくようにしましょう。
保護者同士で十分に話し合い、「塾の送り迎えは平日を母親が、休日を父親が担当する」といったように、お互いが納得できる役割分担を考えることが大切です。
受験をやめるラインを決めておく
中学受験では、当然ながら「合格」「不合格」という結果が明確に表れます。そのため、「志望校合格」という結果を求めて日々の受験勉強を頑張る子どもや、それをサポートする保護者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、「あまりにも受験が子どもの負担になっている」「どれほど勉強しても成績が伸びない」といったケースでは、親や子どもの頑張りが思うような結果につながらないことも少なくありません。
受験勉強を続けることで成績が伸びる場合もありますが、子ども本人の意思に反して無理矢理勉強を続けさせようとすると、子どもも親も大きなストレスを抱えることになり非常に危険です。
このような事態を避けるためにも、結果ばかりを追い求めず、「このような状態になったら受験を諦めよう」というラインを明確に決めておくことが大切です。子どもの成績や心身の状態を考慮しながら、「志望校を変更する」「高校受験へと方針転換する」など適切に対応することで、家庭崩壊のような事態に陥ることを防ぎやすくなるでしょう。
手に入れた情報の扱い方に注意する
最近では中学受験の受験率が上昇傾向にあることもあり、中学受験に関する情報は、塾やほかの保護者からだけでなく、インターネットやSNSなどからも比較的容易に手に入るようになりました。
しかし、これらの情報はすべて正しいというわけではなく、子どもの状態などに応じて取捨選択し、冷静に判断する必要があるものです。
例えば、最初はAが正しいと思っても、調べていくうちにBが正しいと感じてしまうなど、親自身が情報に振り回されるケースもあるでしょう。ときには、SNSなどを見てほかの子どもと自分の子どもを比較してしまうこともあるかもしれません。
しかし、親が情報に振り回された結果、子どもが負担を感じて受験に集中できなくなっては本末転倒です。
中学受験では自分一人で情報を集める必要はありません。塾など、中学受験のプロの力を借りながら、必要な情報を集めて冷静に分析することが大切です。
受験後も子どもの人生は続く
子どもの中学受験は親にとって子育てにおける一大イベントであるため、中学受験の成功は一つのゴールに感じられるかもしれません。
しかし、子どもの人生は中学受験のあとも続いていきます。
受験する学校になじめそうか、周りの学力レベルについていけるのかなど、多角的に検討したうえで「その受験が本当に子どものためになるのかどうか」を考えることが重要です。
中学受験をする前に親子で話し合うべきこと

中学受験に臨むときは、保護者同士だけでなく、親子で話し合う時間も確保することが大切です。ここでは、中学受験をする前に親子で話し合うべきことをご紹介します。
子ども自身に受験にチャレンジする意思があるか確認する
親が一方的に「中学受験をしたほうがよい」と考えて無理やり受験をさせても、まだ心が幼い子どもは受け入れられないこともあります。
子どもが受験に乗り気でなければ、望ましい結果が得られない可能性も高いでしょう。
そのため、「子どもに中学受験をやりたい意思がある」ことを最優先で確認する必要があります。
子どものモチベーションはどこにあるのかを把握する
中学受験に意欲的で、成績が伸びることがモチベーションになる子どももいれば、そうではない子どもいます。
また、中学受験のために習い事をやめさせることで、かえって勉強へのモチベーションを失ってしまうケースも少なくありません。
子どもが何に興味を持っており、何がモチベーションになるのかを話し合いを通して把握することで、受験とのバランスが取りやすくなります。
まとめ
中学受験は子どもにとっても保護者にとっても負担が大きくなりがちなイベントです。家族でしっかりと話し合い、適切な対処法を講じておかないと、家庭崩壊につながる恐れもあります。
中学受験に臨む場合は、保護者同士で話し合って役割分担などを決めると同時に、子どもの意見にもよく耳を傾け、中学受験をしたい気持ちがあるのかといったことを確認するのが大切です。中学受験が子どもの人生のすべてではありません。話し合いを重ねて家庭を安定した状態に維持しつつ、子どもにとって最良の選択を行ないましょう。
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