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中学受験の模試はいつから受ける?学年別の目安と選び方を紹介

最終更新日:2026/10/29

こんにちは!四谷学院完全個別指導コースの古川です。
大手進学塾などが実施する模試は、本番のような環境下でテストを受け、自分の実力を正確に把握する重要な機会です。模試を受ける必要性を理解したうえで受験し、模試の結果を受験対策に役立てましょう。
この記事では、中学受験対策として模試を受ける時期や模試の選び方、模試結果の活用法を解説します。

中学受験で模試を受ける目的

中学受験にあたって模試を受ける目的は、大きく4つに分けられます。

  • 受験者の中での現在地を把握する
  • 志望校の合格の可能性と併願校を検討する
  • 苦手科目や時間配分の課題を見つける
  • 入試本番に近い会場と緊張感に慣れる

目的を持って模試を受験し、結果を日々の学習に反映させることが大切です。各目的の概要を簡単にみていきましょう。

受験者の中での現在地を把握する

学校の定期テストは平均点が高く出やすく、受験者全体の中での立ち位置はわかりません。模試は同じ目標を持つ子どもたちの中での学力位置を知るための材料になります。

志望校の合格の可能性と併願校を検討する

合格判定は偏差値から志望校の合格ラインを算出し、合格する可能性を「合格可能性80%」「同50%」といったパーセンテージで示したものです。

合格可能性50%なら五分五分であり、志望校圏内と考えてよい水準です。志望校の合格可能性をふまえ、確実に狙える併願校も検討しましょう。

苦手科目や時間配分の課題を見つける

模試受験後に受け取る設問別成績表には、大問ごとの「全体の正答率」と自分の得点が記載されており、これを照らし合わせることで、自分の苦手を正確に把握できます。全体の正答率が高い問題は確実に得点し、それ以外の問題で差をつけられるよう対策しましょう。

また、一部の大問が白紙になっている場合は、学力ではなく時間配分の問題が発生している可能性があります。解く順番を変える、より速く解けるよう練習することで、得点が伸びることもあるでしょう。

入試本番に近い会場と緊張感に慣れる

自宅から会場までの移動、知らない子どもたちに囲まれる環境、休憩時間の過ごし方など、模試は本番に近い形で経験できる機会です。可能であれば、通い慣れた塾の教室ではなく外部会場を選ぶとよいでしょう。

中学受験の模試はいつ受ける?

模試は小学4年生から受けられるものが多く、学年によって受ける目的も変わります。学年別の目的を理解したうえで模試に申し込みましょう。

小学4・5年生は実力確認と試験慣れを目的に受ける

小学4・5年生で受験する模試では、判定に一喜一憂せず、実力の確認と試験形式に慣れることを目的にしましょう。模試を受ける回数の目安は年に2~4回程度です。学習の区切りに合わせて受けるとよいでしょう。

小学6年生は定期的に受け、秋以降は学校別模試も検討する

小学6年生なら7月までは2ヵ月に1回、8月以降は月1回程度を目安に、総合模試で成績の推移を確認していきましょう。

秋以降は志望校別・学校別の模試も加わり、受験回数が増えやすくなります。模試の復習に時間がかかることをふまえ、スケジュールは無理のない範囲に絞ることが大切です。ただ模試を受けるだけにならないよう、計画的に受験しましょう。

中学受験の主な模試の種類と選び方

中学受験対策模試は、首都圏だけでも複数の団体が模試を主催しており、それぞれ受験者層や難易度が異なります。

受験者層が幅広い模試と、難関校向けの模試がある

模試は「統一系」と「判定系」の2種類に分けられます。

  • 統一系:塾に通わない子も含めた幅広い層が受ける模試
  • 判定系(大手進学塾主催):受験者数が多い模試
  • 判定系(難関校志望者向け):高難易度な模試

どの受験者層の模試を受けるかで出題内容が変わるため、自分の現在の学習状況や志望校の難易度に合わせた模試選びが重要です。

同じ学校でも模試によって偏差値が大きく異なる

同じ志望校を設定しても、模試によって偏差値が大きく変わるケースがあります。これは、模試の母集団のレベルが異なることが原因のため、どちらかの模試の偏差値が間違っているわけではありません。

前回と違う模試を受けて偏差値が下がったように見えても、実力が落ちたとは限らないため、判定を比較するときは、できるだけ同じ模試の推移で見るようにしましょう。

模試結果の正しい見方

返却された成績表では、判定と偏差値に目が行きがちです。ただし、次回の模試につながる大切な情報は別のところにあります。模試結果の正しい見方を知り、合格に直結する受験対策にしましょう。

合格判定は現時点の目安としてとらえる

合格判定は1回ではなく、3回分程度の推移で見るようにしましょう。9月以降は、それまで模試を受けていなかった上位層が新たに模試に加わることがあり、自分の実力が落ちていなくても偏差値が下がって見える場合があります。

設問別正答率から「取るべき問題」を見つける

全体の正答率が50%以上の問題で、自分が失点した箇所を最優先で復習しましょう。逆に正答率が10%台の問題は、この段階では後回しにして構いません。

問題の仕分け作業をすると、復習すべき問題が5~10問程度に絞られ、全問やり直しによる挫折を防げます。やるべきことを明確に絞って、効率よく学習を進めましょう。

知識不足・解法不足・時間切れ・ミスに分類する

模試の結果を見直す際に誤った対処法をとると、成績アップに結びつきません。なぜ間違えたのかを考え、原因に応じて分類しましょう。

知識不足であれば暗記のやり直し、解法不足には類題演習、時間切れなら解く順番の見直し、ケアレスミスに対しては見直し方法の固定化などのアプローチが必要です。原因ごとに対処法を変えると、効率的な復習が実現します。

模試の復習は1週間以内に行う

模試受験後は当日か翌日に自己採点し、返却されたら1週間以内を目安に解き直しましょう。時間が空くほど記憶が薄れ、復習の効果が落ちてしまいます。

全問をやり直すのではなく、正答率と間違いの原因で対象を絞りましょう。間違えた問題をまとめた解き直しノートを作っておくと、直前期に見返す教材として役立ちます。

中学受験の模試に関するよくある質問(FAQ)

最後に中学受験の模試について、よくある質問にお答えします。

塾に通っていなくても模試を受けられますか?

多くの公開模試は、塾生以外も受験できます。ただし、塾生とは会場や日程、締め切りが異なるケースもあります。対象学年や申込方法も含めて、必ず事前に確認しておきましょう。

複数の模試を併用したほうがよいですか?

目的が明確であれば有効ですが、復習時間を確保できる範囲にとどめましょう。復習する時間が不足すると学力が定着せず、成績が伸び悩む要因になります。

判定が悪い場合は志望校を変えるべきですか?

一度の判定だけで、志望校を変更する必要はありません。受験までに余裕がある時期の判定であれば、今後の伸びしろも期待できます。これまでの成績の推移や、過去問との相性もふまえて慎重に判断しましょう。

模試の偏差値と塾内テストの偏差値が違うのはなぜですか?

受けたテストごとに、母集団である受験生のレベルや人数が異なるためです。基準となる偏差値が違うため、模試同士を比較するときと同様に、どちらか一方の数字だけで判断しないようにしましょう。

まとめ

模試は受験して終わりではありません。合格判定や偏差値を見て一喜一憂するのではなく、模試の結果を詳しく調べ、日々の学習に活かしましょう。

小学4・5年生は年に2~4回、小学6年生なら夏以降は月1回が受験回数の目安です。受験の目的を明確化したうえで、自分に合った模試を選択しましょう。

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