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中学受験の勉強時間はどのくらい?学年別の目安時間を解説

最終更新日:2026/10/29

こんにちは!四谷学院完全個別指導コースの古川です。
中学受験に向けて、何時間勉強すればよいかわからず不安に思う方もいるでしょう。勉強時間は、学年や志望校、子どもの学力によって変える必要があります。
子どもの様子をよく見ながら、必要な勉強時間を確保できるようサポートしていきましょう。
この記事では、中学受験に向けた勉強時間の目安を解説し、限られた時間で成果を出すコツや、親ができるサポートなどをご紹介します。

中学受験に必要な勉強時間の考え方

中学受験に必要な勉強時間の目安を解説する前に、時間の考え方についてご紹介します。ここでの解説をふまえて、家庭での学習時間を調整していきましょう。

「塾の授業を含むか」を確認する

勉強時間を塾の授業時間を含む総学習時間として計算するか、家庭学習の時間だけで計算するかによって、同じ子どもでも勉強時間に2~3時間の差が出ます。

この記事では、原則として「家庭学習の時間」(塾への移動時間や食事の時間は含まない)を勉強時間として解説しています。ほかの記事や資料と比較する際も、まずどちらの基準で書かれているかを確認しましょう。

志望校・現在の学力・通塾日数に合わせる

中学受験対策を考慮すると、学年が上がるにつれて通塾日数も増えます。学年ごとの通塾日数の目安は、次のとおりです。

  • 小4:週2回程度
  • 小5:週3回程度
  • 小6:週4~5回+日曜特訓

また、通塾日数に比例して宿題の量も増えるため、家庭学習の時間も長くなる傾向があります。志望校の難易度や現在の学力、通塾日数をふまえて勉強時間を調整しましょう。

【学年別】中学受験の勉強時間の目安

中学受験に向けて学年別での勉強時間の目安を知っておくと、長期的な計画を立てられ、無理のないペースで受験期を迎えられます。

以下で、学年別の勉強時間の目安を表にまとめました。いずれも家庭学習の時間で、塾の授業時間は含みません。

学年平日休日重点を置くこと
小1~小315~30分30~60分毎日机に向かう習慣づけ
小41~3時間2~3時間授業の復習と塾の宿題
小52~4時間4~5時間苦手単元の解消(最も負荷が大きい学年)
小6(~8月)3~4時間6~8時間基礎の完成と弱点補強
小6(9月~)3~5時間8~10時間過去問演習と志望校別対策

小学生の場合、学年×10分が自主学習にかける目安といわれています。ただし、上記の数字はあくまで目安です。目安を下回ったからといって、不合格になるとは限りません。勉強時間だけにとらわれず、学習の質も大切にしましょう。

小学1~3年生は短時間でも毎日机に向かう習慣をつくる

小学1~3年生の低学年なら、長時間勉強するよりも毎日決まった時間に机に向かう習慣づくりを優先しましょう。

「毎日勉強するのが当たり前」という環境にしておくと、小学4年生以降に勉強時間を増やしてもスムーズに学習へ取り組めるでしょう。

小学4年生は平日1~3時間・休日2~3時間が目安

中学受験で求められる膨大な学習範囲を3年間かけて網羅するため、多くの進学塾で本格的なカリキュラムがスタートします。このため、小学4年生から通塾が本格化し、授業の復習と塾の宿題が家庭学習の中心になるでしょう。

勉強時間の目安は平日1~3時間、休日2~3時間が目安です。まずは塾の宿題を期限内に終えることを目標にし、「授業→宿題→テスト直し」という1週間のサイクルで回していきましょう。

小学5年生は平日2~4時間・休日4~5時間が目安

学年後期からカリキュラムの内容が濃くなる小学5年生の勉強時間は、平日2~4時間、休日4~5時間が目安です。

「時間はかけているのに成績が上がらない」という相談が増えるのもこの時期です。塾の宿題をすべてこなそうとせず、優先順位をつけて取り組むことが必要になる場合もあります。

つまずきやすい単元が出てきたらそのままにせず、休日のまとまった時間に復習を重ねておきましょう。

小学6年生は平日3~5時間・休日8~10時間が目安

小学6年生になると中学受験対策が本格化し、多くの生徒が志望校を確定させます。9月以降は過去問演習も加わって、第一志望校の過去問は5~10年分を解くことが目安とされています。このため勉強時間は、平日3~5時間、休日8~10時間が目安になるでしょう。

小学生に必要な睡眠時間は9~12時間程度です。受験直前期であっても、睡眠や食事を削ってまで勉強時間にあてないようにしましょう。

限られた勉強時間で成果を上げる5つの方法

勉強時間を大きく増やせない家庭でも、時間の使い方を変えると成果は変わります。今日から試せる5つの方法をご紹介します。

1.時間ではなく「問題数・ページ数」で目標を決める

「算数のテキストを5ページ」「計算問題を20問」というように、ゴールが見える形で目標を立てましょう。

具体的な目標が定まると子どものモチベーションを保ちやすくなります。また、終わった後の時間を自由に使える点も励みになるでしょう。

2.正答率と志望校の配点から科目の優先順位を決める

多くの学校では、算数・国語の配点が理科・社会より高く設定される傾向にあります。得点源になりやすい主要科目を固めると、効率よく総得点を伸ばせます。

ただし、配点バランスや入試方式は学校によって異なるため、志望校の募集要項で必ず確認しましょう。配点の高い科目から順に勉強するのも、受験戦略の重要なポイントです。

3.集中時間と休憩を短く区切る

小学生が集中できる時間は20~40分程度とされています。学年が低いほど勉強時間を短く区切るのが効果的です。

休憩中にスマートフォンやゲームに触れると、そのまま切り上げられなくなることがあります。水を飲む、ストレッチをするなど、休憩の中身もあらかじめ決めておきましょう。

4.週1回は進み具合を確認して計画を修正する

計画倒れを防ぎ、現状に合わせた無理のないペースを保つためには、こまめな見直しが不可欠です。計画と実績を週1回、10分程度で見比べる習慣をつけましょう。

計画の8割ができていれば十分と考え、100%を求めすぎないことも計画を長続きさせるコツです。

5.「やらないこと」を先に決める

限られた時間の中で確実に成果を出すために、まずは「やらないこと」を先に決めましょう。塾の宿題や市販の問題集、過去問をすべてこなそうとして時間が足りなくなるケースは少なくありません。

優先度の低い教材を思い切って外すと残った時間の密度が上がり、かえって成果につながるためおすすめです。

保護者ができる勉強時間のサポート

勉強時間そのものよりも、家庭の環境づくりが子どもの学習を支えるケースもあります。家庭でできるサポートを3つご紹介しますので実践してみてください。

学習環境と生活リズムを整える

効率的な学習を支えるベースに、整った学習環境と生活リズムは欠かせません。学習場所を固定すると、よりスムーズに学習に取り組めるでしょう。

低学年のうちはリビングを学習場所にすることも一つの選択肢です。教材や文具の定位置を決めて「探す時間」をなくし、学習開始にかかる時間を徹底的に減らしましょう。

また、就寝・起床の時刻を一定に保つことも、学習時間を増やすのと同じくらい効果があります。学習のルーティンを守れるよう、家族全員でサポートしましょう。

ほかの子と比べず、できたことを具体的に認める

「よく頑張ったね」と、ただ結果をほめるだけだと何がよかったのか、子どもは理解できません。また、模試の偏差値の上下だけを見て、子どもへ声をかけるのは避けましょう。

「昨日間違えた問題が今日は解けたね」というように、ほかの子ではなく、過去の自分と比べた具体的な変化をきちんと伝えるとよいでしょう。できたことを具体的に認めてもらえると、子どもの自信につながります。

勉強時間の管理を保護者がすべて抱えない

学年が上がるにつれて、学習計画づくりは少しずつ本人に任せていきましょう。保護者は「時間の見張り役」ではなく、困ったときに相談できる立場でいることが、長い受験期間を乗り切るうえで大切です。

中学受験の勉強時間に関するよくある質問(FAQ)

最後に、中学受験の勉強時間について、よくある質問にお答えします。

勉強時間は足りているのに成績が上がりません。原因は何ですか?

成績が上がらない原因は、次のいずれかに該当することがほとんどです。

  • 解き直しをしていない:答え合わせで終わり。が癖になっている
  • 教材の難易度が合っていない:解けない問題に時間を費やしている
  • 理解しないまま宿題を終わらせている:こなすことが目的になっている

まずはどれに当てはまるかをチェックして、勉強のやり方を見直してみましょう。

小学6年生から勉強を始めても間に合いますか?

志望校のレベルと現在の学力、そして今後の学習効率によります。すでに基礎が固まっている場合や、中堅校対策であれば十分間に合います。

ただし、最難関校やゼロからのスタートの場合は、非常にタイトです。過去問分析を徹底し、合格ラインに必要な単元に絞るなど、優先順位をつけて取り組みましょう。

子どもが集中できないときはどうすればよいですか?

まずは、なぜ子どもが勉強に集中できないのか、原因を見極めましょう。

  • 疲労によるもの:学習時間を短く区切るなど、頭を休ませる
  • 難易度が合っていない:、取り組みやすい課題から始めて、小さな達成感を積み重ねる

集中できない原因を無視して勉強しても、効率は上がりません。子どもの状態に合わせた軌道修正を行いましょう。

習い事を続けながら中学受験の勉強はできますか?

時期や習い事の頻度によって両立は可能です。例えば5年生の夏までは習い事を続けるか、受験間際まで続けたいなら週1日のみにすると勉強と両立しやすくなります。

また、習い事がある日は宿題を軽めにするなど、曜日ごとに学習量を変えて無理のない計画を立てましょう。

まとめ

勉強時間の目安は学年によって異なります。中学受験に向けて通塾が始まる小学4年生は平日1~3時間、受験対策が本格化する小学6年生は平日3~5時間が目安です。

中学受験を視野に入れるなら、小学校低学年のうちから学習習慣をしっかり身につけ、勉強の基礎固めをしていきましょう。

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