小学5年生から中学受験対策を始めるのは遅い?効果的な学習戦略と成功へのコツを解説
公開日:2024/08/15
こんにちは、四谷学院個別指導教室の古川です。
高学年になった子どもから「中学受験をしたい」と言われたり、周りより遅れて中学受験を決めたりして、焦りを感じている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、小学5年生から中学受験対策を行っても合格できる可能性は十分にあります。しかし、一般的には小学5年生からの中学受験対策は「遅い」と言われるのが実情です。
この記事では、小学5年生からの中学受験対策が遅いと言われる理由や効果的な対策方法、保護者が押さえておきたいポイントを解説します。
中学受験に関する不安をなくし、子どもの挑戦を全力でサポートしていきましょう。
目次
小学5年生から中学受験対策を始めるのが遅いと言われる理由
中学受験を目指す場合、小学4年生を目安に対策を始めるケースが一般的です。
多くの塾では小学3年生の2月頃から新小学4年生の授業が始まるため、通塾しながら中学受験を目指す家庭では、小学3年生の冬から受験対策を始める流れが一般的でしょう。
そのため、小学5年生から中学受験対策を始める場合、一般的な時期に受験対策を始めた子どもに比べて約1年の遅れがある状態で受験に挑むことになります。
子ども本人にやる気があり、前向きに学習できる場合は小学5年生からの中学受験も合格に届きやすいですが、そうでない場合、厳しさを感じることもあるかもしれません。
まだ間に合う!小学5年生から始める中学受験対策
小学5年生からの中学受験対策は一般的に「遅い」と言われがちですが、次のポイントを押さえることで合格率アップを目指せます。
- 塾を活用する
- 計画的に勉強を進める
- 主要科目に重点を置く
塾を活用する
先述したように、受験対策は多くの場合小学4年生から始まります。すでに受験対策を始めているライバルに追いつくためにも、できるだけ早い段階で塾を活用することが大切です。
小学5年生から塾へ通う際は、小学5年生からでも通える塾を探し、以下のような点を比較してみましょう。
- どのようなカリキュラムになるのか
- 早くから通っているライバルとの差を埋めるための配慮やサポートがあるか
- 中学受験の専門知識や合格実績が豊富なプロの講師が在籍しているか
計画的に勉強を進める
多くの塾では、小学4年生からの3年間で中学受験に向けた学習が完了するようにカリキュラムが組まれています。
小学5年生から受験対策を行う場合は短い期間に多くの学習量をこなす必要があるため、毎月の目標を設定し、達成度を確認しながら計画的に勉強を進めましょう。
特に、遅れて入塾する場合、小学4年生が習う基礎学習を飛ばして応用問題から学習するケースもあります。
勉強に苦手意識や難しさを感じてしまわないように、無理なく学習を続けられる計画を立てることが大切です。
主要科目に重点を置く
短期間で学力を仕上げなければならない点から、小学5年生からの中学受験では、算数や国語などの主要科目に重きを置いた学習スタイルにするとよいでしょう。
なかでも、苦手科目の克服にリソースを割くようにすると、基礎学力の向上により合格のハードルを下げたり、勉強に対するモチベーションを高めたりできます。
小学5年生からの中学受験では勉強量で勝負せず、勉強の質や効率を上げて学力レベルアップを目指すことが大切です。
中学受験対策における保護者の役割
小学5年生からの中学受験はライバルたちよりも学習の遅れが出やすく、焦りを感じやすいでしょう。
焦りや不安から子どもに無理をさせないためにも、保護者は次のポイントを押さえ、子どもを心身ともにサポートしていきましょう。
- モチベーションの管理
- 学習環境を整える
- ポジティブなフィードバック
モチベーションの管理
遊びを我慢して毎日勉強を続けることは、小学生にとって楽なことではありません。
特に、周囲に中学受験をする子どもがいない、近所の子どもが楽しそうに遊んでいるといった環境の場合、子どものモチベーションにも影響してしまう可能性があります。
置かれている現状を俯瞰的に見られる保護者だからこそ、子どもの様子に合わせて定期的な息抜きや趣味の時間などを設け、子どものモチベーション維持に努めましょう。
学習環境を整える
志望校の難易度にもよりますが、合格を優先に考えるなら塾へ通うことを前提に学習環境を整えましょう。
限られた期間で学力アップを目指すために、塾での学習に加えて、自宅でも勉強に集中できる環境をつくることが大切です。
ポジティブなフィードバック
子どもの学習意欲を高めるために、ポジティブなフィードバックを行うことも欠かせません。
解けなかった問題が解けたときはしっかりと褒め、ミスや失敗が見られたときは一緒に考えたり、安心できる声かけをしたりしましょう。
勉強につまずいて子どもの成績が下がりそうな場面でも、決して叱ったり責めたりするのではなく、「大丈夫」と安心させ、励ますことが大切です。
まとめ
小学5年生から始める中学受験対策は、一般的に「遅い」といわれますが、短期間ならではの工夫を取り入れた受験対策を徹底することでしっかりと合格を目指せます。
子どもが前向きな気持ちで中学受験対策を続けられるよう、家族も一丸となって子どもの勉強をサポートする意識が大切です。
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