高校受験、挑戦校?安全校?後悔しない高校選びのポイントを解説
公開日:2024/12/12
こんにちは、四谷学院個別指導教室の古川です。
進路相談や進路説明会、高校の出願期日など、進路にかかわる数々のイベントが迫る中で、挑戦校と安全校に迷う方もいるのではないでしょうか。
志望校選びで迷ってしまったときは、自分の気持ちとよく向き合い、現実的な尺度で意思決定することがおすすめです。
本記事では、高校受験において挑戦校と安全校で迷っている方に向けて、受験校の選び方や併願校選びのポイントをご紹介します。
目次
なぜ「挑戦校か安全校か」で悩むのか?
挑戦校と安全校で迷ってしまう原因として、情報や気持ちを整理できないまま進路選択を迫られているという現状があります。
中でも「高校受験特有のプレッシャー」と「情報過多による混乱」の2点は、受験校選びで迷ってしまう原因となります。
まずは挑戦校と安全校で悩む原因を知り、自分の気持ちを一つずつ整理してみましょう。
高校受験特有のプレッシャー
高校受験は人生における転換期といえ、10代半ばの中学生にとっては大きなプレッシャーとなりやすいイベントです。
周囲の期待や環境などから、時には自信を失うこともあり、メンタルが不安定になってしまう方も少なくないでしょう。
高校受験に過度なプレッシャーを感じている場合は、併願する安全校に先に合格していれば、第一志望校のプレッシャーが幾分軽減されます。
情報過多による混乱
インターネット上にはさまざまな情報が溢れており、情報が錯綜していることも珍しくありません。
軸となる情報が定まらないと考えも混乱しやすく、意思決定がままならないでしょう。
特に、高校受験が初めての家庭ほど受験校選びで迷いやすい傾向があります。
挑戦校はどれくらいの偏差値がよいのか、安全校はどのように選べばよいのかなど、知りたい情報が定まっている場合は、一つひとつじっくりと情報収集しましょう。
自分で情報を収集するのが難しい場合は、中学校の先生や受験校に進学した先輩、塾の相談会などで相談し、自分の希望や学力に見合った学校を教えてもらうことをおすすめします。
高校受験の受験校の選び方
高校受験の受験校を選ぶ際は、事前に自分の気持ちを整理して、納得のいく考えをもとに受験校を絞り込んでいきましょう。
高校受験の受験校選びで失敗しないために押さえておきたいポイントは、以下の3つです。
- 自分自身を知る
- 親と本音で話し合う
- 情報を集めて現実的に考える
自分自身を知る
将来就きたい仕事や業界、どのような大人になりたいのかなど、将来のイメージを膨らませることで高校選びの軸が見えてきます。
自分の興味や強みは何か、どのような高校生活を送りたいのかといった希望も含めて考えてみましょう。
どのような雰囲気の学校で、どのような仲間と学びたいなど、具体的なイメージを持てる場合は、イメージに合う学校があるかを探してみてください。
高校の公式ホームページやパンフレットだけではなく、学校説明会に参加すると学校の雰囲気を自分の目で見て確かめられます。
親と本音で話し合う
親の期待に応えたい気持ちや、反対されることへの不安から、本音を伝えられない方も多くいます。
受験校選びにおいて、軸となる考えが定まってきたら、まずは自分の気持ちを正直に親に伝えましょう。
親と意見が食い違っている場合は、自分の気持ちを理解してもらうために以下のような工夫を取り入れることもおすすめです。
- 理想の高校生活をプレゼンする
- 自分の考えをノートに書き出して共有する
- 譲れない理由を書き出しておく
- できるだけ早い段階で親に相談する
- 親の意見にも耳を傾けたうえで自分が優先したい内容を伝える
- 進路相談以外にも普段から親とコミュニケーションを取っておく など
情報を集めて現実的に考える
受験校を考える際の偏差値や内申点はあくまで目安です。
偏差値や内申点が足りないからといって受験できないことはなく、反対にレベルを下げたら失敗しないわけでもありません。
ただし、その学校で求められる学力レベルや、進学の可能性などは偏差値によるところも大きいため、度外視せずに現実的な視点で受験校を選ぶようにしましょう。
その高校に通いたい理由や気持ちを大切にして、受験に向けてどれだけ対策できるかを考えることで、失敗しにくくなるでしょう。
文化祭や学校説明会など、実際に高校へ足を運び、雰囲気や授業内容を体験することも、高校生活をイメージする上では欠かせません。
在校生や卒業生の声を聞くと、高校のリアルな情報を知ることができます。
併願校選びのポイント
併願校を受ける場合は、第一志望が公立校なのか、私立校なのかにより考え方が異なります。
ここからは、併願校を選ぶ際のポイントをご紹介します。
公立高校との併願パターン
第一志望が公立高校の場合、公立高校一本に絞ると、不合格だった場合の進学先がなくなってしまうリスクがあります。
このリスクを回避するために受験するのが、滑り止めとしての私立の併願校です。
基本的には私立の安全校を先に受験し、余裕があれば公立校の後に私立の挑戦校も受験するとよいでしょう。
公立高校を第一志望とする際、併願校に先に受かっておくと、万が一第一志望に落ちても高校進学は可能なため、過度なプレッシャーを抱えずに公立校の入試に挑めます。
私立高校同士の併願パターン
第一志望が私立高校で複数の私立高校を受験する場合、第一志望校の前に2校ほど安全校を受験するのがおすすめです。
複数校を受験すれば試験当日の雰囲気や入試問題に慣れることができ、第一志望校の入試に向けた準備を整えられるでしょう。
私立校の場合、入試日程や各種手続き(入学手続き、入学金納付など)の期日が学校ごとに異なるため、スケジュールに不備がないように注意しておきましょう。
高校受験で後悔しない選択をするために
高校受験で後悔しないためには、自分の選択に責任を持つことが何より大切です。
将来のビジョンや自分の考えをもとに行きたい高校を選び、最終的な決断は自分自身で下すようにしましょう。
自分の決断に自信がなく受験校を決めきれずに困っている場合は、学校や塾の先生に相談し、自分に合ったアドバイスを受けることをおすすめします。
高校受験はその後の人生につながる大切な分岐点となるため、合格・不合格にこだわらず、経験そのものが自分の成長につながるという意識を持っておきましょう。
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