高校受験に向けた基礎固めのやり方(勉強法)とは?記憶を定着させるコツを解説
最終更新日:2025/02/27

こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
中学1年生から3年生までに習う内容の基礎固めは、高校受験の成功を左右する大切な要素です。
本記事では、中学校の基礎固めをどのように進めればよいのかわからないという方に向けて、基礎固めのやり方(勉強法)や学習スケジュール、習熟度合いの確認方法を解説します。
目次
高校受験において基礎固めが大事な理由

高校入試では、一般的に設問の6割から7割が基礎問題からの出題であり、残りの3割から4割ほどは応用問題からの出題となります。
そのため、高校入試までに基礎を完璧に仕上げておくことで、少なくとも6割は得点を取れる計算となります。
高倍率の高校では少しの得点差が合否を分ける場合もあるため、少しでも得点を取れるように基礎を固めておいて損はないでしょう。
また、応用問題を解ききって高得点を目指す際にも、基礎の理解は不可欠です。
高校受験に向けた基礎固めのやり方

基礎固めは高校受験の成功を左右するカギとなりますが、間違った方法では学習内容が身につかず、時間を浪費してしまいます。
高校受験に向けた基礎固めをする際は、以下の方法で学習を進めましょう。
- 問題集を繰り返し解く
- 問題集は同じものを使い続ける
- 定期的な復習を行う
問題集を繰り返し解く
教科書や参考書を使った勉強法は、「問題を解く」という実践的な内容が少ないため、学習内容を定着させにくくなります。
「覚えたはずなのに解けない」という経験が多い場合は、問題集を中心とした勉強法に切り替えてみましょう。
問題集を繰り返し解くことで、覚えた内容を効率よく定着させられます。
問題集は同じものを使い続ける
問題集は完璧に解答できるようになるまで、同じものを何度も使うことが大切です。
同じ問題集を複数回解くことで、「間違えやすい問題=勉強不足な部分や苦手な部分」を洗い出せるでしょう。
1冊の問題集を1周するごとに変えてしまうと、苦手部分を見落としやすく、あとから復習に多くの時間が必要になってしまう可能性があります。
定期的な復習を行う
ヘルマン・エビングハウス(ドイツの心理学者)の忘却曲線によると、人間は覚えたことを1日後には約70%、1週間後には約80%忘れるといわれています。
そのため、一度覚えた内容や問題集で解いた問題は、定期的に復習しましょう。
具体的には、1日後・1週間後・1ヵ月後などのペースで、復習を継続することで記憶への定着が期待できます。
基礎固めはいつまでに終わらせるべき?

受験する高校の偏差値にもよりますが、基礎固めはどれだけ遅くても中学3年生の12月までに終わらせましょう。
偏差値55以上の高校を目指す場合、応用問題に慣れておく必要があるため、中学3年生の夏休みまでに基礎固めを終わらせておくとよいでしょう。夏以降は応用レベルの問題集に取りかかります。
偏差値60以上の進学校や、偏差値70以上の難関校などを目指す場合、より早い基礎固めの習得が必須となります。中学2年生までに基礎固めを終わらせて、中学3年生からは応用問題や過去問題に取りかかるとよいでしょう。
基礎固めを早く終わらせるほど、受験対策に多くの時間を使えるため、受験を意識したらなるべく早い段階から基礎固めに着手しましょう。
基礎固めができているかの確認方法

勉強を続けていると、基礎固めができているのか不安になることもあるでしょう。
次のような方法で習熟度合いを定期的に確認しておくと、基礎固め学習の抜けや見落としを未然に防げます。
定期的に模試を受ける
定期的に模試を受けると、獲得した点数により基礎固めの習熟度合いを判断できます。
いずれの教科においても、得点が7割取れていれば、問題なく基礎固めできているといえるでしょう。
模試の得点が7割に届かない場合、「間違えた問題=苦手部分」の可能性が高いため、よく復習しておくことが大切です。
基礎固めが仕上がっていて余裕があれば、模試で高得点を取れるように応用レベルの学習を進めていくのがおすすめです。
友達に教えることができるか
授業のようなスタイルで、友達や家族などの第三者に問題を教えられるかどうか試してみましょう。
わかりやすく解説でき、問題集の問題を間違えずに教えられれば、その単元や分野を正しく理解できていることになりますので、基礎固めができていると判断できます。
反対に、うまく教えられない問題が出てきた場合は、基礎固めが十分ではない可能性があるため、早めに復習しましょう。
先述のように、一度覚えた内容は定期的な復習で記憶に定着させていくことが重要です。
まとめ
四谷学院では、各生徒の能力や進度、目的に合わせて、オーダーメイドカリキュラムを作成します。
例:
- 私立または公立高校の受験対策
- 私立高校の内部進学対策
- 推薦入試対策
- 基礎固め、苦手科目の克服 など
指導はすべて1対1または1対2の完全個別指導形式で、きめ細やかな指導を実施しています。
そのため、苦手部分を克服しながら、目的達成までに効率的な学習が可能です。
また、詳細な授業報告書や保護者面談などのサポートにより、保護者も子どもの習熟度合いを把握できる環境が整っています。
四谷学院の個別指導について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
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