【焦らないで】不登校から高校受験を成功させるためのコツと学習戦略を紹介
最終更新日:2024/07/09
こんにちは、四谷学院個別指導教室の古川です。
不登校の中学生やその保護者の方のなかには、高校受験に漠然とした不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。
高校からは登校を再開したいと考えていても、まずは高校受験を成功させなければならず、焦りを感じてしまうこともあるでしょう。
この記事では、不登校の子どもが高校受験を成功させるためのコツや、学習計画の立て方などを解説します。
目次
不登校から高校受験を目指すときの課題
不登校から高校受験を目指す際の主な課題は、次の3つです。
- 学習の遅れ
- 子どものメンタルサポート
- 調査書や出席日数
それぞれの課題について、どのような工夫や対策が必要なのか見ていきましょう。
学習の遅れ
中学校では、英語・数学・国語・理科・社会の主要5教科に加え、技術家庭・保健体育・美術・音楽の技能4教科の学習が必要です。
不登校により学校の授業を受けられていない場合、これらの学習に遅れが出ている可能性があります。
高校受験に向けた準備では、まずはどの教科の学習に遅れが出ているのか把握し、受験までに学習の遅れを取り戻せるようにしましょう。
子どものメンタルサポート
不登校になった要因にもよりますが、不登校の子どもは高校受験にポジティブな気持ちを持てないこともあるかもしれません。
まずは、不登校でも合格を目指せる高校があること、またその高校に通うにはどのような行動が必要なのかを知り、高校受験に対する不安を一つずつ取り除いていきましょう。
ただし、会話が難しく繊細なメンタルサポートが必要な場合には「受験」などプレッシャーを与えるような言葉を避け、子どもの気持ちに寄り添っていく姿勢が大切です。
家族でこうした心理的なサポートを行い、必要があれば専門家によるカウンセリングを受けるのもよいでしょう。
調査書や出席日数
高校受験の際は、中学校で作成する調査書が志望校へ提出されます。
調査書には、その生徒の内申点のほか、学校での生活態度や出席日数などが記載されています。
一般的に調査書の内容は高校受験の合否に影響するため、不登校からの高校受験では不安材料となるケースもあるでしょう。
内申点や出席日数に不安がある場合、在学中の中学校と連携しながら、進学に向けた準備を整えてもらうようにしましょう。
学校によっては、出席日数を増やすための保健室登校(別室登校)や、自宅学習の支援などを受けられます。
【焦らないで!】不登校から高校受験を成功させるための学習計画
不登校から高校受験を成功させるには、次の3ステップで無理のない学習計画を立てていきましょう。
- 自分の今の学力を知る
- 目標にする高校を決める
- 塾や予備校へ通うことを検討する
自分の今の学力を知る
自分の学力がどのくらいのレベルに位置しているのか知ることで、志望校選びのステップに進めます。高校受験に影響する内申点については、在学中の中学校へ相談するとよいでしょう。
主要5教科の自分の学力を知るには、模試を受けたり、塾や予備校に相談したりする方法があります。
目標にする高校を決める
学力レベルや自宅からの通学手段、通学時間などの現状を踏まえて、どの高校を目指すのかを決めましょう。
志望校を決める際は担任の先生などに相談しながら、各学校の雰囲気や特色、受験情報なども確認してみてください。
高校のなかには、不登校でも合格の確率が上がる「不登校枠」が設けられているところがあります。
不登校枠は、不登校だった背景に特別な配慮がなされる選抜方法です。
ただし、不登校の子どもが優先的に合格できるなどの優遇措置ではないことに留意しましょう。
塾へ通うことを検討する
不登校の場合、他の人と比べて学力が低い可能性があるため、遅れた学習を取り戻すためには塾の活用を検討するのも一つの方法です。
塾へ通うことに不安を感じる子もいるかもしれませんが、不登校だから塾に通えないということはありません。
同級生など他の生徒が気になる場合は、カウンセリングも可能なフリースクールや教育支援センターなどを利用することもできます。
また、四谷学院のようにオンライン校がある塾なら、通塾と同じ学習や指導を自宅で受けられるため、他人と一緒に勉強することに不安がある子どもでも利用しやすいでしょう。
不登校向けの受験に向けたモチベーションの維持方法
不登校からの高校受験では、不安や恐怖などのネガティブな感情が働きやすく、受験日までモチベーションを維持することが難しい場合があります。
効率よく学習を進めるためにも、次のポイントを押さえて高校受験に向けたモチベーション維持に取り組んでみましょう。
小さな目標を複数設定する
いきなり大きな目標を設定すると、達成までのプロセスが長くなり、モチベーションの維持が難しくなります。
そのため、小さな目標(例えば、「毎日1時間勉強する」など)を設定し、目標を成し遂げたことで得られる達成感を積み重ねていく工夫が大切です。
目標設定では、確実に達成できるような目標を立てることを心がけましょう。
勉強に対する興味関心を持てるようなアプローチをする
好きな科目や得意な科目から勉強を始めるなど、勉強自体が嫌いにならないよう工夫することもモチベーションの維持に効果的です。
計画どおりの学習に疲れたときは、無理せずにひと休みするくらいの余裕を持たせておきましょう。
まとめ
不登校からの高校受験を成功させるには、子どものメンタルに寄り添ったサポートが欠かせません。学習の遅れや足りない出席日数などによる不安は、現状に沿った対策を練ることで解決できる場合がほとんどです。
在学中の中学校のほか、専門機関や塾などのサポートを受けながら、焦らず無理なく合格を目指せる学習計画を立てていきましょう。
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