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東大合格者ランキングから紐解く難関校の勉強法とは?

  公開日:2018/07/04

こんにちは、四谷学院の古川です。

開成、筑波大学附属駒場、麻布、灘など、東大合格者ランキングで毎回上位に入る学校があります。

そうした難関校に通う人たちの勉強法って気になりますよね?

私自身、東大に合格した人を多く見てきましたが、そこには共通する勉強法があることに気がつきました。

逆算して学習計画を立てる

受験合格を目指すにあたり、最も重要なことは学習計画を立てることですが、その際のポイントは「合格から逆算する」ことです。

受験というのはゴールが明確に決まっているので、そこから逆算した方が効率的に勉強することができます。

具体的には

「世界史で覚えるべき知識量はどのくらいか」

「英単語は英検何級レベルまで覚えるのか」

「小論文に不可欠な一般常識は何か」

といった暗記面での課題や、「過去問題は何年分を解けばいいのか」という演習面の課題を明確にすることです。

本番までにやるべき課題をはっきりさせて、あとはそれを自分が確実にこなしていけるような学習計画を立てるのです。

課題を明確にする中で、自分にとってどの科目・分野が重要なのか、どの時期にどの科目を重視するのかという戦略を考え、全体的なスケジュール感を持って勉強していきましょう。

 

小さな目標を設定する

受検は「志望校に合格する」という明確な目標がありますが、そこだけを目指して勉強に励んでいても、なかなかモチベーションが上がらず、やる気が持続しにくいものです。

大きな目標を達成するためには「小さな目標」の設定が大事です。

何をどれくらい勉強するのかを、月・週・日で区切って目標を設定しましょう。

大きな達成感を1度で味わうよりも、小分けにして何度も味わう方がやる気も湧くので、挫折するリスクを減らせます。

ただし、その目標が厳しすぎると、こなせなかったときに自信の喪失や焦りを生んでしまうのでNGです。

設定する小さな目標は「少し余裕をもってこなせるレベル」に設定するのが良いでしょう。

 

復習に時間を使う

どんなに長い時間勉強しても、すぐに忘れてしまっては意味がありません。

人の記憶力というのは曖昧なので、いくら集中して勉強しても1回やっただけでは記憶に残りません。

そこで欠かせないのが「復習」です。

受験生で意外に多いのが、新しいことを勉強しようという気持ちが強く、復習よりも次へ進むことを重視してしまうこと。

しかし、覚えた知識を定着させることが、受検成功のための効率的な勉強法なのです。

初めての参考書を勉強し終えた直後は、自分の頭の中にはどの問題を解けなかったのか、

どこを理解できなかったのか、その記憶が鮮明に残っています。

つまり自分の弱点が何ページにあるのか、あるいはもうマスターしているので復習する必要がないページはどこかもわかっているわけです。

このように、解き終わった参考書は、重要なポイントに絞り込んで無駄を省いた勉強をするには最高の教材なのです。

新しい参考書ではそうはいきません。

一気に大量の知識を詰め込むより、少ない知識を確実に覚えていく方が効率的なので、学習計画には「復習」の時間を多く組み込むことをおすすめします。

 

朝型の学習スタイルにする

人によって生活スタイルは様々で、勉強に関しても、夜の方が集中できるという人もいるでしょう。

ただ、私は基本的には朝型を推奨します。

朝の方が脳がスッキリしていて、特に暗記系の勉強がはかどりやすいといったメリットがあります。

人間の脳は寝ているあいだに情報が整理され、記憶が定着する働きがあるといわれているので、記憶がスッキリと整理された状態の朝に勉強する方が効率的といえます。

それに夜はおもしろいテレビ番組が多かったり、SNSで友だちと連絡を取り合ったりと、何かと誘惑が多く、勉強に集中できない可能性もあります。

また、ほとんどの入試は朝9時~10時ごろから始まるので、夜の勉強に慣れてしまっていると、午前中から行われる本番で100%の力を発揮できない可能性があります。

こうしたメリット・デメリットを考えてみると、朝型のほうが受験においては有利となるでしょう。

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