高校受験で内申点は関係ない？内申点が足りないと思ったらやるべきこと

こんにちは！四谷学院個別指導教室の古川です。

高校受験において内申点は無視できない要素ですが、内申点が足りない場合でも諦める必要はありません。

実は、内申点以外で合格の可能性を高める方法や、内申点アップのためにできることなどが存在します。

本記事では、内申点に悩む受験生に向けて、内申点の評価方法や内申点が足りないと感じたときにやるべきことなどを詳しく解説します。

高校受験における内申点の重要性

高校受験における内申点は、通知表の5段階評定の数値を9科目合計したもので、内申書にはこの内申点や生徒の生徒会活動、日々の行動などが記されています。

公立高校受験では、学力検査と内申書の評価を合わせて合否が判定されます。
また、推薦入試や私立高校入試では、内申点最低基準が設定されていることが多く、推薦入試では内申点が低いと推薦をもらえない可能性があるのです。

したがって、内申点は受験生にとって重要な要素だといえるでしょう。

内申点の評価方法

各教科の内申点は、1年～3年で各教科を担当する教師がつけています。

内申点評価は2021年度に改正され、各教科における「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」という3つの観点が評価の基準となりました。

「知識・技能」は定期試験、「思考・判断・表現」は授業中のディスカッションや発表、「主体的に学習に取り組む態度」は授業中の発言、宿題などの提出物で評価されると考えられるでしょう。

内申点には国語や数学などの主要5教科の成績だけでなく、音楽や美術、保健体育、技術・家庭などの実技教科の成績も含まれ、すべて5段階で上記の基準をもとに評価されます。

したがって、どの教科にもバランスよく取り組むことが大切です。
苦手教科を避けずに努力することが、内申点を向上させるポイントといえるでしょう。

内申点が足りなくても志望校に合格する方法

内申点が足りない場合でも、志望校を変えたくない気持ちがあれば最善を尽くしてみましょう。内申点をカバーできるよう、学力試験の対策を入念に行ってください。

公立高校の一般入試では、内申点が足りなくても、学力試験で高得点を取れば合格の可能性があります。
定期テストの成績が悪くないようであれば、学力試験での逆転合格を目指しましょう。

ただし、定期テストの実力不足が内申点の低さにつながっている場合は、逆転合格が難しいでしょう。自分の学力を考慮し、学習の方向性を決めることが大切です。

内申点を上げるためにやるべきこと

志望校合格のためには、少しでも内申点を上げておきたいところです。ここでは、内申点を上げるためのポイントを4つ紹介します。

1.授業態度を改善する

内申点向上のためには、授業態度も大切です。
授業態度を改善するためには、挙手をして積極的な授業参加を心がけ、授業後に質問を行う機会を増やしましょう。

ただし、一度に全部を改善しようと焦る必要はありません。授業中に寝ない、雑談を避ける、忘れ物に気をつけるなど、できることから始めましょう。

2.課外活動や委員会活動に積極的に参加する

課外活動や委員会活動への参加は、内申点に直接影響は与えません。しかし、内申書には記載されるため、学校や地域によっては点数化や合否判定資料として扱われます。

なお、これらの活動は学業以外のスキルや人間性の向上につながり、面接や推薦入試でも役立つため、積極的に参加するのがおすすめです。

3.検定試験を受ける

取得した資格や検定試験の合格実績は内申書に記載され、なかには各検定の3級～準2級以上を持っていると加点する高校もあります。

志望校の加点基準を確認し、該当する検定試験があれば積極的に挑戦しましょう。

4.課題をしっかり提出する

課題の提出は、内申点を向上させるために非常に重要です。
期限内に課題を確実に提出することはもちろん、課題の完成度を上げて丁寧に取り組む姿勢をアピールしましょう。内申点向上には誠実な姿勢が不可欠です。

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