個別指導のメリット・デメリットとは？

学習塾といえば、かつては集団指導が一般的でしたが、近年は個別指導塾が増えています。
保護者の方々は、集団指導塾に通っていた方が多いかもしれませんが、個別指導塾にはどのようなメリットがあるのでしょうか？反対にデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか？

今回は、個別指導塾のメリット・デメリットをご紹介します。

個別指導塾とは？

そもそも個別指導塾とはどのような学習塾を指すのでしょうか？簡単に概要を紹介します。

先生１人対生徒1～3人の個別授業スタイル

個別指導塾の最大の特徴は、先生１人に対する、生徒の数が少ない（1～3人）ということです。
従来の集団指導塾の場合は、先生１人に対して生徒が10～30人ということが多く、大手予備校の人気講師の場合にはさらに大人数の授業になることも。個別指導塾では、わからないところ、躓いたところをその場で先生に質問できる、マンツーマン形式の授業が行われています。

カリキュラムは生徒一人ひとりに合わせて作成

集団指導塾の場合は、受験や定期テスト対策などの目的に合わせたカリキュラムに沿って授業が進められますが、個別指導の場合には生徒一人ひとりに対して個別にカリキュラムが作成されます。したがって、苦手なところを重点的に復習する、得意分野の先取り学習を行うなど、メリハリをつけた学習が可能になります。

個別指導塾のメリット

個別指導塾に通う代表的なメリットを３点、紹介します。

生徒のペースで学習できる

個別指導塾の場合には、苦手な分野をわからないままにしておくのではなく、わかるまでトコトン確認しながら授業を進めることができます。講師も少人数を相手にすればいいので目が行き届きやすく、躓いたポイントをしっかり理解するまでサポートしてくれます。

反対に、得意な科目や単元については、先取り学習をしたり、発展問題に取り組んだりするなど、他の生徒の学習進度やカリキュラムに合わせずに、長所を伸ばし短所を克服していけるのが一つのメリットです。

家庭教師よりも安い

個別指導塾と似た学習スタイルとしては、家庭教師による指導があります。
個別指導と家庭教師を比較すると、家庭教師よりも個別指導塾の方が、月謝が安いというメリットがあります。また、自宅ではなく、教室で学習するという点で、オンとオフのメリハリをつけられるというメリットもあります。

質の高い学習ができる

家庭での学習とは異なり、個別指導塾ならではの質の高い学習環境も魅力の一つです。学習塾によって異なりますが、衝立などで仕切りを作って集中しやすい環境が作られていたり、タブレット端末やスマートフォンで人気講師のレベルの高い授業がいつでも閲覧できたりするなど、教育の質を高めるための工夫が取られています。自習室は、空いていれば自由に利用できる塾が多いです。

個別指導塾のデメリット

一方で、個別指導塾のデメリットについても、代表的なものを３点紹介します。

「生徒のペース」の負の面が生じる場合も・・・

個別指導塾の最大のメリットは、生徒のペースに合わせて柔軟な学習が行えることですが、場合によってはこれがデメリットになることもあります。生徒のペースに合わせることで、学習の進度が遅くなってしまい、受験やテストの対策に間に合わなくなってしまうことがあるためです。

こうした事態に陥らないためには、ただ生徒のペースに合わせるのではなく、生徒の目標や学力から正しく目標達成に導ける学習塾を選ぶことが重要になります。

集団指導塾よりは月謝が高額

システム上どうしても集団指導塾よりは月謝が高額になってしまいます。費用が掛かっても、それ以上の成果が得られれば・・・といったところですが、成果が実感できない場合には月謝が非常に高額に感じられるかもしれません。

講師の質

講師の質に関しても、個別指導塾選びで非常に重要なポイントです。どうしても、講師による指導力の質にバラつきが生じやすくなるためです。講師になる際の基準が厳しく、体系的な指導や研修が施されている個別指導塾では、このような質のバラつきが起こりにくいです。

まとめ：個別指導塾のメリット・デメリットまとめ

個別指導塾のメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。

以上のように、個別指導塾にはメリットもデメリットもありますが、重要になるのは塾の選び方です。

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