高校受験の過去問にはいつから取り組む?最適な時期や解く際のポイントを徹底解説!
公開日:2023/09/28
こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
高校受験は重要な人生の節目です。志望校合格を目指すには、過去問への取り組み方が非常に重要ですが、いつから取り組むのがベストなのでしょうか?
本記事では、過去問に取り組むタイミングや過去問演習の効果、効果的な活用方法などを詳しく紹介します。
目次
高校受験の過去問はいつから解き始める?
高校受験の過去問は、中学3年生の範囲がだいたい終わっている秋(9月~11月)ごろから解き始めるのがおすすめです。
学習範囲を理解しないまま解いても効果が薄いため、無理して3年生の春や夏に解く必要はありません。
ただし、塾の先取り学習や学校の進度が速い場合は、早めに取り組むとライバルとの差をつけることができるでしょう。
高校受験の過去問は最低3年分解くのがおすすめ
高校受験の過去問は、最低でも3年分は解くことをおすすめします。
志望校の場合は、過去5年分を解くと出題傾向が明確になり、問題への対応力が高まるでしょう。
併願校は受験する学校の数にもよりますが、1校につき1~2年分を解くのがおすすめです。
過去問演習は時間を要するため、志望校と併願校を分けて考え、バランスよく取り組みましょう。
高校受験の過去問を解く意味・目的
高校受験の過去問を解くと、どのような効果があるのでしょうか。
ここでは、高校受験の過去問を解く主な意味・目的を3つ紹介します。
志望校の出題傾向を把握するため
高校入試は、公立高校はもちろん、特に私立においては学校ごとに出題内容や傾向が異なるため、過去問演習を通して出題傾向を把握することが大切です。
出題傾向を把握すると、重点的に取り組むべき科目や分野が明確になり、対策を立てやすくなります。また、出題される項目や問題形式に慣れると、自信を持って試験に臨めるでしょう。
自分の実力を試すため
過去問は自分の実力を試す重要な手段であり、自分自身の合格の可能性や学力を明確に把握することに役立ちます。自分の実力の把握は、志望校選びの際にも大きく影響するものです。
学力が足りていない場合は、学習量の増加や苦手分野を克服するための努力が必要です。
苦手分野をはっきりさせるため
苦手科目やその理解度の把握は、受験の合否に大きな影響を与えます。
過去問を解き続けると、いつも解けない問題や解くのに時間がかかる問題が徐々にわかってくるでしょう。
苦手分野が明確になったら、苦手分野を克服して理解度を向上させるための学習計画を立ててください。
高校の過去問の上手な使い方
高校の過去問を上手に活用するためには、解き方にコツがあります。
時間を有効に使い、受験勉強の質を向上させるためにも、以下4つのポイントを押さえましょう。
本番と同様に時間制限を設ける
本番と同じ時間制限を設けると、時間配分を考えながら過去問を解けます。
受験当日の緊張感のある雰囲気のなかで自分の実力を発揮するためには、普段から実際の試験を想定して問題を解くことが大切です。
また、当日の時間割やタイムテーブルに沿って過去問を解けば、朝の集中力や昼の眠気、連続した教科の試験に対する体力不足など、学力以外の弱点や課題も見つけられます。
目標点を設定する
過去問を解く際には、目標点を科目ごとに設定し、その目標点に近づくことを意識して学習を進めましょう。
目標点は、得意科目と苦手科目によって変えるのがおすすめです。
解いたらすぐに採点する
過去問を解いたら、できるだけ早く採点しましょう。
解答直後は、自分がどのように問題に取り組んだかが鮮明であるため、誤答やミスを振り返りやすくなります。
解けなかった問題は繰り返し解く
苦手分野は、たった数回の勉強では定着しません。繰り返し解くことで、本当に苦手な分野が明確になり、弱点の克服につながります。
解き直しの際には最初に解説を読み、理解できない場合は、参考書や教科書を参考にしたり先生に質問したりするなどしてから、再度問題に取り組みましょう。
四谷学院で志望校合格を目指そう!
高校受験の過去問は何度も何度も解くことで、効果が出ます。自分がどのような分野が苦手なのか、いつも間違える箇所はどのようなところなのか、過去問を解いていくうちに見えてくるものもあるでしょう。
特に、苦手分野は一度や二度だけではなく何度も解くことが大事です。その際、分からない点や不明な点があれば積極的に学校の先生や塾の先生に質問をするようにしましょう。
四谷学院では、経験豊富な受験コンサルタントが生徒一人ひとりの学習スタイルに合わせたカリキュラムを提供するほか、志望校への対策や進路相談といったサポートも充実しています。
生徒の理解度や進捗に合わせて学習が進むため、効果的な対策が可能です。
高校受験を成功させたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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