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中学受験と習い事の両立はできる?やめる判断基準や続けるコツを解説

  公開日:2024/02/16


※この記事は約7分で読めます。

こんにちは!四谷学院の奥野です。
四谷学院に多く寄せられている相談に、「中学受験と習い事は両立できるのか?」というものがあります。

小学生が習い事を始める場合、運動能力や感性の向上といった多くのメリットが注目されています。
しかし、中学受験の時期が近づいてくると、成績が伸び悩んでいるなどの理由から、「習い事をやめて受験勉強に集中させたほうがよいのでは?」と考える親も出てきます。

この記事では、中学受験に向けて習い事をやめるべきかどうかを考えていきます。

記事の後半では、習い事をやめさせる場合の判断基準や、子どもが「習い事を続けたい」といっている場合の対処方法なども解説します。ぜひ参考にしてください。

小学生3/4が何らかの習い事をしている

学研教育総合研究所が行った「2022年版小学生白書」を見ると、小学生の3/4が何らかの習い事をやっていることがわかります。

また、「首都圏模試センター」の調査結果によると、東京・神奈川・埼玉・千葉と隣接する一部地域で2023年に中学受験をした人は、過去最高の5万2,600人を超えたことがわかっています。この数字は9年連続の上昇傾向です。

首都圏に限って見れば、多くの子どもが中学受験を目指すようになり、また、3/4もの子どもが習い事に取り組むようになりました。

こうしたなかで受験対策を進めるためには、親と子で「中学受験と習い事の両立が可能か?」について検討することが大切です。

中学受験に向けて習い事はやめるべき?

中学受験に向けて「習い事をやめるのか?続けるべきなのか?」を考えるうえで最も大切なことは、
子どもの気持ちを尊重することです。

次に、「どれくらいの勉強時間を確保できているか?」を確認することも大切になります。

例えば、習い事に集中しすぎて勉強がまったくできていない場合、習い事をやめる一つの目安になります。
一方で、習い事と勉強の両立ができているのであれば、習い事を無理にやめさせる必要はないでしょう。
両立できているのにやめさせた場合、子どもにストレスがかかる可能性もあります。

また、「どのような習い事をやっているのか?」も大切な要素です。

例えば、サッカーやバスケットボールのような集団競技は、メンバーの人数がそろわないとプレイできないスポーツです。そのため、 集団競技のチームに加入した場合、週末の遠征や練習試合に参加を求められる可能性があります。

一方で、スイミングや英会話などは、一人でスクールに行き、レッスンの時間内で終わることが多い習い事です。

ときどき試合やイベントなどが開催されることもありますが、集団競技のように「全メンバーがそろわないと困る」といったことはありません。このような習い事であれば、受験勉強との両立がしやすいでしょう。

中学受験と習い事の両立を考えるうえで大切となるのは、勉強時間をしっかりと確保したうえで、子どもにストレスがたまりすぎないようにすることです。

例えば、習い事が数少ない子どもの息抜きになっている場合、 親の勝手な判断で習い事をいきなりやめさせてしまうと、学習時間が増える一方で勉強に対するやる気が出なくなる可能性があります。

中学受験に向けて習い事をやめさせるかの判断基準

子どもの成績が伸び悩んでいる場合、親としては中学受験に向けて「習い事をなるべくやめさせたい」と考えるものだと思います。
そんな皆さんのために、ここではあくまで一例として、習い事をやめさせるうえでの判断基準を紹介します。

なお、「習い事を続ける・やめさせる」の判断をするうえで大事なことは、「子どもの意見を聞くこと・尊重すること」です。
ただ、中学受験の合格に向けて本気で勉強に取り組むのであれば、ある程度の取捨選択は必要となるでしょう。

小学校5年生に進学したタイミング

まず、中学受験で使う内申点は、小学校5年生~6年生のものを使うことが一般的です。具体的な年数は学校によっても異なりますが、公立中高一貫校の場合、5~6年生の2年間分とすることが多くなります。

また、中学受験につながる勉強は、3~4年生頃から始まることが多く、特に4年生から5年生に上がるタイミングで学校からの課題量も大きく増えやすくなります。

課題をしっかり行い内申点を高めるうえでも、小学校5年生から習い事をやめて勉強に集中することも一つの選択肢になります。

学力が追い付いていないタイミング

中学受験の合格を目指しているにもかかわらず、明らかにテストの点数が上がらない、模擬試験の結果が悪いといった場合、習い事をやめて受験勉強に専念させたほうがよいかもしれません。

ただ、習い事をやめて本人のストレスが高まりそうであれば、習い事の回数を減らすなどの取捨選択で、課題などに取り組む時間を確保することも一つになります。

習い事のキリのいいタイミング

「習い事を続けるかどうか?」について親子で話し合う機会は、以下のような「キリ」がよいタイミングに設けるのもおすすめです。

・大きな大会が終わったあと
・グレードテストに合格したあと
・シーズンが終わったあと
・月謝やクラスが変わるとき など

このときに大切なことは、「これから勉強に集中する必要があるけど、○○ちゃんはどうする?」のような形で、子どもの意見を聞き、本人が納得できる選択につなげることになります。これに対して、一方的に辞めさせるのはNGです。

なお、習い事を「やめる」ではなく、勉強と習い事の「両立」を選択した場合、体力面と精神面で子どもに大きな負担がかかりやすくなります。

忙しい毎日に疲れてしまい、習い事の帰り道の電車などで寝てしまうような場合も、習い事を見直すきっかけになるでしょう。

習い事は徐々に減らしていくのがおすすめ

ある日突然、習い事をなくしてしまうのは、子どもの大切な息抜きや楽しい時間を奪ってしまうことになりかねません。
その結果、子どもに大きなストレスが生じれば、勉強に対するモチベーションが下がる可能性もあります。そうなると本末転倒です。

習い事をやめたことでモチベーションが下がる問題を防ぐためには、小学4年生をめどに、少しずつ習い事を減らしていく方法も一つです。

中学受験に挑戦するのであれば、小学4年生をめどに、塾や予備校に通い始める子どもも多いです。塾や予備校に通う時間を作るためには、ある程度習い事の時間を減らすことが必要になります。

いきなり習い事をなくすことは子どものストレスになる可能性がありますが、予備校や塾通いを「始める」代わりに、習い事を「徐々に減らす」という方法をとれば、子どもの納得感も得られやすくなるかもしれません。

子どもが習い事を続けたいといっているならどうすべきか

学力の現状を見て、例えば「いまの勉強時間・学習方法で問題がない」というのであれば、習い事を続けても問題ないでしょう。

ただし、学力がそもそも足りていない、習い事を始めてから学力が下がったなどの場合は、親子でしっかり話し合いをすることが重要となります。

ここで大切なことは、親が一方的に習い事を打ち切るのではなく、具体的な目標(例えば、テストで〇点以上取ることが条件、○○大会が終わるまで、毎週〇日は塾に通うなど)を決めたうえで、子どもの意見を聞きながら、本人が納得できる解決策を考えることです。

親と子が納得できるまで話し合うことを大事にすれば、反発なども起こりづらくなり、お互いが同じ方向を見て中学受験に臨んでいきやすくなります。

まとめ

中学受験に向けて、「習い事の両立はできるか?」や「習い事をやめるかどうか?」を考えるうえでは、子どもの気持ちや意見を尊重することが大切です。

ただし、現状で成績があまりよくなかったり勉強時間が少なくなったりしている場合は、以下のような方法を選択することも必要となります。

・「キリ」がよいタイミングで、習い事と勉強の両立について話し合う
・少しずつ習い事を減らしていく
・習い事の種類や回数を変える など

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