中学受験はメリットだけじゃない?中学受験をする際のデメリットも解説
最終更新日:2025/06/19

こんにちは!四谷学院個別指導の古川です。
「よりよい環境で学ばせたい」「将来の可能性を広げたい」といった理由から、中学受験を検討しているご家庭も多いでしょう。中学受験にはメリットだけでなくデメリットもあるため、すべての子どもに向いているわけではありません。
そこで今回は、中学受験のメリットとデメリットについて詳しく解説します。それぞれを把握したうえで、中学受験をするかどうかを判断しましょう。
目次
中学受験で得られる4つのメリット

中学受験には計画的な勉強が必要なため、子どもはもちろん親にとっても楽ではありません。それでも中学受験を選択するのは、得られるメリットが大きいからです。
ここでは、中学受験の4つのメリットをご紹介します。
メリット1:将来の可能性を広げる
中学受験に挑戦することで、地域の公立中学校以外にも独自の教育方針や特色を持つ進学先への選択肢が生まれます。子どもに合った学校を選ぶことで、個性や長所を伸ばせるでしょう。
また、さまざまな学校の情報や特色を知る過程で、子ども自身が将来の夢や目標を具体的に考えるきっかけにもなります。
メリット2:学習習慣の確立
「〇〇中学合格」といった明確な目標は、子どもが目的意識を持って学習に取り組むための強い動機付けとなります。
また、受験対策は小学4年生頃から始めるのが一般的です。早い段階から机に向かう学習習慣が定着することは、中学入学後、さらには大学受験や社会に出てからも役立つはずです。
メリット3:困難を乗り越える力を手に入れる
中学受験の道のりは、決して平坦ではありません。成績の伸び悩みや苦手科目の壁、模試のプレッシャーなどのさまざまな困難に直面します。
その経験は糧となり、これから迎えるさまざまな困難も乗り越えられるようになるでしょう。
また、受験勉強を通して自身の得意不得意を客観的に知ることで、将来、課題解決のために自分がどうすればよいかを考える力が養われます。
メリット4:同じ目標を持つライバルとの出会い
中学受験を目指す塾などでは、同じ「合格」という目標に向かう学習意欲の高い仲間たちと出会えます。
友人たちと互いに教え合ったり、励まし合ったりすることで、学習へのモチベーションはより一層高まるでしょう。一緒に頑張ることで深い友情が育まれれば、子どもの精神的な成長にもよい影響を与えます。
中学受験をするうえで知っておくべき3つのデメリット

中学受験はメリットだけでなく、デメリットもあります。デメリットを十分に把握したうえで、中学受験をするかどうかを決めましょう。
デメリット1:親子ともに身体的・精神的負担がかかる
中学受験には、長期間にわたり学習時間の確保が必要です。
子どもは、友達と遊ぶ時間や習い事などが必然的に制約されます。また、思うように成績が伸びなかったり、周囲との比較からプレッシャーを感じたりと、精神的なストレスを抱えることも増えるでしょう。
親にとっても、塾への送迎、お弁当作り、日々の学習サポート、説明会への参加など多くの時間と労力が求められることを忘れてはいけません。
デメリット2:合格がゴールになりやすい
中学受験では、「〇〇中学合格」という明確な目標があるため、その目標を達成すること自体が目的化しがちです。
そのため、晴れて合格しても入学後に学習意欲が低下してしまう、いわゆる「燃え尽き症候群」におちいる可能性があります。
「なぜこの学校で学びたいのか」という本質的な目的意識が希薄なまま受験に臨むと、このような状況を招きやすくなります。
「中学に合格すればあとが楽になる」という考え方をしないことも大切です。
デメリット3:必ずしも「全員に合う」とは限らない
子どもの性格や興味関心、発達段階によっては、早期からの激しい競争環境が馴染まず、ストレスの原因となることがあります。
地域の公立中学校でのびのびと多様な経験を積むほうが、その子の個性や能力を伸ばすうえで適した環境であることも十分にあるでしょう。
中学受験は子どもの可能性を広げる手段ではありますが、必ずしもすべての子どもに合うとは限りません。受験競争やハイレベルな環境で学ぶことが向いているのか、一度よく考える必要があります。
メリット・デメリットを踏まえた後悔しないためのポイント

中学受験にはメリットもデメリットもあるため、受験させるかどうかを迷う方もいるでしょう。ここでは、中学受験で後悔しないためのポイントを3つご紹介します。
- 何よりも「子どもの意思」を尊重する
- 「なぜ中学受験をするのか」目的を明確にする
- デメリットを理解したうえで中学受験をするかどうか決める
中学受験をするのは、ほかの誰でもなく子ども自身です。したがって、本人の「挑戦したい」という前向きな気持ちが、最も重要になります。
中学受験をするのか、どの学校を目指すのかは、子どもの意思を尊重することが大切です。
また、「周りの友達が受験するから」「よい学校に行かせたいから」といった曖昧な理由で中学受験を始めると、壁にぶつかったときに親子とも踏ん張りが効かなくなってしまいます。なぜ中学受験をするのか、目的を明確にして臨みましょう。
「こんなはずではなかった」とならないように、デメリットについて理解したうえで判断することも大切です。
まとめ
中学受験は、子どもの将来の可能性を大きく広げ、成長するよい機会となります。メリットもデメリットもあるため、子どもに合っているかをよく見極めたうえで、受験を判断しましょう。なお、中学受験をするかしないかは、子どもの意思や考えを尊重することが大切です。
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