成績が上がらずあせっている受験生へ:学力を効率よく上げる方法5選
最終更新日:2022/11/11
共通テストの出願が終わり、一気に入試が近づいたように感じている受験生も多いことでしょう。しかし、この時期になるとあせりを感じる受験生が増えてきます。特に成績が思うように上がらないと、あせりや不安でメンタル面にダメージが生じることも少なくありません。
そこで今回は、成績が上がらなくてあせっている受験生に向けて、効率的な学力アップにつながる勉強方法を5つ紹介します。やってはいけないNGパターンも紹介しますので、成績が伸びなくて悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
目次
学力を効率よく上げるために受験生がやるべきこと
学力アップの基本は、やはり基礎固めや復習です。しかし、受験が差し迫っているこの時期に、完璧を目指して勉強する時間はありません。ポイントを絞って、効率よく成績アップを目指しましょう。
基礎固め
最優先は基礎固めです。基礎固めが不十分な状態で入試レベルの問題を解いても、得点にはつながりません。また、基礎が固まっていないと、だれもが得点できる問題で失点を重ねてしまいます。
もっとも、すべての教科・範囲をやり直すのは大変です。模試などを見直して、「多くの受験生が正解しているのに間違えてしまった問題」を洗い出し、その分野の基礎を重点的に固めるようにしましょう。
苦手を克服する
効率よく学力を上げたいならば、得意教科・科目を伸ばすよりも苦手分野の克服に力を注ぐべきです。
たしかに、得意科目に力を入れるのも受験戦略の一つかもしれません。しかし、すでに解ける問題を繰り返し解いても、成績アップにはつながりません。むしろ伸びしろのある苦手分野を重点的に攻めるほうが、効率よく学力アップをねらえます。
ただし、完璧を目指す必要はありません。間違えた問題や類似問題に繰り返し取り組み、1問でも良いので解けない問題を減らすようにしてください。
復習に力を入れる
短期間で学力アップを目指すならば、新しいことに手を出すのではなく復習に力を入れましょう。
特に模試のやりっぱなしはNGです。同じミスを繰り返さないために、必ず復習に取り組んでください。
そして問題集は、少なくとも2~3周するつもりで取り組みましょう。問題演習を繰り返すと知識がしっかり定着するため、解ける問題が増えてきます。
勉強を習慣にする
学力アップには、勉強時間の確保も欠かせません。
勉強時間の確保には、勉強のサイクルを確立して生活の一部に組み込んでしまうのがおすすめです。起床時間と就寝時間、そして必ず机に向かうコアタイムを決めておけば、無理をしなくても勉強時間を確保できるようになります。通学時などのスキマ時間も活用すれば、限られた時間をより有効に活用できるでしょう。
なお、休憩時間に動画やSNSなどを利用するのは、可能な限り避けるべきです。これらを見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいますし、夢中になると勉強を再開できなくなります。誘惑に弱い人は、アプリをアンインストールしたり、スマートフォンを親に預けたりして、勉強に集中する時間を確保しましょう。
塾や予備校を活用する
学力アップのために、塾や予備校を活用するのも選択肢の一つです。
受験のプロにサポートしてもらえば、適切な指導やアドバイスが受けられますし、勉強習慣を身に付けることもできます。無駄なく勉強できるため、短期間で学力をアップさせたい人にもおすすめです。
「時間に縛られるのがイヤだ」という場合は、個別指導タイプの塾がよいでしょう。個別指導ならば、学力レベルや個性なども理解してもらえるため、よりきめ細かな指導が受けられます。
学力を上げたい受験生が絶対にやってはいけないこと
ここからは、学力を上げたい受験生が絶対にやってはいけないことを3つ紹介します。心あたりがある人は、今すぐやめてください。
睡眠時間を削って勉強する
どれほどあせりや不安が強くても、睡眠時間を削って勉強時間を確保するのはNGです。
眠気をこらえてだらだらと勉強し続けても、集中力が維持できないため学習効率が落ちてしまいます。また、睡眠時間が減ると知識の定着に欠かせないレム睡眠の時間も減ってしまうため、思うように学習効果が上がりません。そして、いうまでもなく睡眠不足は健康にも悪影響をおよぼします。
大学受験で大切なのは、毎日コツコツと一定のペースで勉強を続けることです。勉強サイクルを早めに確立して、日々の勉強に取り組みましょう。
模試の結果に振り回される
模試の結果に振り回されるのもNGです。
そもそも、模試の結果は現在の実力の目安にすぎません。模試の結果が良くても、油断すれば本番で失敗します。逆に模試の結果が悪くても、落ち込む必要はありません。結果を見直し、自分に足りない部分に気が付いたらその部分を徹底的に潰せばよいのです。
模試の結果に喜んだり落ち込んだりしている暇は、もうありません。結果を冷静に受け止めて復習に力を入れるなど、合格につながる勉強をしましょう。
完璧を目指す
結果を求めるあまり、完璧を目指し過ぎるのもよくありません。
例えば、問題集や参考書の使い方を考えてみましょう。
1周目ですべての問題を完璧に理解しようとすると、膨大な時間がかかります。できないとネガティブな気持ちになり、勉強がイヤになってしまうこともあるかもしれません。
しかし、1周目ですべてを理解できなくても大丈夫です。解けない問題を、何時間も考え続ける必要もありません。なぜなら、解説を読んで解法をきちんと理解すれば、次回以降に解けるようになるからです。
そもそも、満点を取らなくても合格点に達すれば志望校入学はかなえられます。完璧を目指すのではなく、1問でも良いので解ける問題を増やすことに力を注ぎましょう。
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