個別指導塾で講師を変更したほうがいい理由とは?
公開日:2019/03/08
個別指導塾は講師と生徒の距離が近いことから、講師との相性の良し悪しが成果に大きく影響します。塾に対して何らかの不満がある場合、講師を変更したほうがいいケースがあるのです。今回は、個別指導塾で講師を変更したほうがいいケースと、変更時の注意点についてご紹介します。
目次
個別指導塾で講師を変更したほうがいいケースとは?
講師を変更したほうがいいケースは、講師に対して何らかの不満を感じているのが一般的です。以下のケースに該当する場合、講師の変更を検討しましょう。
相性が悪い
講師と生徒はお互い人間であり、相性の良し悪しは避けられません。相性が悪いといえる点は、コミュニケーションが取りづらい、雰囲気や外見が苦手、指導するときの話し方など、人それぞれ感じ方は異なるでしょう。
講師と距離が近い個別指導塾では、話しやすい講師のほうが質問もしやすくなります。相性の悪い講師と組んでいては勉強のモチベーションが低下する可能性もあるため、なるべく早く変更をお願いしましょう。
ただし、保護者に相談すると「我慢しろ」と説得されるケースも考えられます。正直な悩みを打ち明けて、保護者に理解してもらう努力も必要です。
教え方が下手
教え方が下手な講師は、生徒が理解できない部分をきちんと把握できていないケースが一般的です。講師側はすべてを理解できていますが、生徒側にわからない部分があるのは当然です。しかし、教え方が下手な講師は生徒に歩幅を合わせられないため、生徒は疑問を解消できないまま授業が進んでしまいます。
また、個別指導塾は個人の学力に合わせたカリキュラムが魅力ですが、カリキュラムを進めることだけに重きを置く講師も同様です。レベルに合った内容ですらついていけないと感じたら、講師を変更して適切な指導を受けることをおすすめします。
質問しづらい
個別指導塾は気軽に質問できるのがメリットの1つですが、場合によっては質問しづらいと感じる生徒もいます。
おとなしい性格で積極的に質問できない場合や、こんな質問をしてもいいか気になる、怒られたくない、と感じる生徒も少なからずいます。ほとんどは塾に慣れると解決する可能性がありますが、講師が他の生徒にかかりきりで質問するタイミングがない、相性が悪く質問しにくい、といった問題がある場合は変更すべきといえます。
説明、指導が雑
わからない部分を生徒が理解できるように説明指導するのが個別指導講師の役目といえます。しかし、「テキストに書かれた解説をそのまま説明するだけ」、という雑な対応をする講師も少なくないようです。どんなに知識を持っていても、生徒が理解できなければ意味がありません。講師側のコミュニケーション能力不足が原因の1つといえるため、このケースに該当する場合は速やかに変更を申し出るほうが得策でしょう。
また、生徒に演習問題を解かせて、答え合わせだけを指示するといった、生徒に勉強を放任するケースもあるようです。まともな指導が受けられない場合も、講師を変更するべきといえます。
指導の進め方に計画性がない
当初に作成したカリキュラムで授業を進めますが、生徒が内容についていけずに下方修正する必要が出ることもあります。しかし、計画性のない指導ではカリキュラムを手直しせずに進めてしまい、生徒がどんどん遅れを取ってしまう可能性も否定できません。生徒にとって実力が付かない指導方法をする講師の下では、通っていても意味がないでしょう。
個別指導の講師を変更する場合の注意点
個別指導塾の講師を変更したい場合、2つの注意点があります。講師を途中で変更するのは簡単ではないので、以下の内容をあらかじめ把握しておきましょう。
変更にはある程度時間がかかる
講師を変更するのは簡単なことではなく、情報の引き継ぎや講師のシフト調整といった要因で時間がかかることが一般的です。講師のスケジュールがすでに組まれていることも多く、「すぐに変更したい」と申し出ても塾側の都合で難しい場合もあります。実際に変更されるまでには、ある程度の時間がかかることを心得ておきましょう。
必ずしも希望通りにはならないこともある
教え方が上手で話しやすいといった人気のある講師は、他の生徒も同様に希望するといえます。講師1人あたりで受け持つことができる生徒数に限度があるため、変更の希望が通らないケースがあるので注意が必要です。
1から関係性を築いていく必要がある
講師を変更するということは、新しく担当になる講師と1から信頼関係を築いていく必要があります。お子さんにとって、その点がストレスになってしまうケースも少なくありません。説明の仕方や授業の進め方が合わないと思っていても、講師の意図を改めて確認してみることで問題点が解消されることもあります。我慢し続ける必要はありませんが、実は簡単に軌道修正できることもあるということは知っておくとよいでしょう。
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