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高校受験のやる気が出ない!その時の原因と親がとるべき行動とは

  公開日:2024/02/14


※この記事は約8分で読めます。

こんにちは!四谷学院の奥野です。

高校受験における「やる気が出ない」という状況は、どのような受験生であっても発生する可能性があります。
しかし、やる気が出ないからと言って受験勉強をしないと、学力が下がってしまうリスクがあるのも事実です。
受験生のやる気は、親御さんのサポートによって改善する可能性があります。

今回は、高校受験に臨む受験生のやる気が出ない要因を確認したうえで、高校受験に向けてお子さんのやる気を高める方法を紹介します。

記事の後半では、やる気を出させるためにやってはいけないNG例も解説します。
ぜひともお子さんに寄り添ううえでの参考にしてください。

高校受験のやる気が出ない原因とは

受験生のやる気を高めていくには、具体的な解決策を知る前に、やる気がなくなる原因を知ることも大切です。
ここではまず、高校受験に向かう受験生のやる気が出ない原因を確認しましょう。

目的が決まっていない

受験生本人が「そもそも、自分がなぜ勉強をしないといけないのか?」という目的を理解していない場合、勉強をすることに対する意味が見いだせず、勉強に対するモチベーションは下がりやすくなります。

勉強する目的を理解していない理由としては、「そもそも受験する高校が決まっていない」や「親が高校受験しろというから、とりあえず勉強はしている」なども含まれます。

受験勉強をする目的を明確にしたうえで、高いモチベーションで勉強に取り組んでもらうためには、親と子が以下のようなことをしっかり話し合ったうえで、高校受験そのものや日々の勉強を自分事にしてもらう必要があります。

・高校受験に対してどう考えているのか?
・将来的にどのような道に進みたいと考えているのか? など

効率的な勉強の仕方を理解していない

学生が取り組む勉強には、大きく2つの種類があります。

① 受験のための勉強:「志望校合格」という目標を達成するための勉強
② (いわゆる)普通の勉強:学校から出された宿題、定期テストのための一夜漬け(丸暗記) など

①と②は完全に独立しているわけではありません。②の勉強は、①の土台になるものでもあります。

高校受験の受験生の多くは、「初めての受験」になることが多いです。
初めての受験に挑戦するには、これまで続けてきた学校の宿題や定期テスト対策といった「普通の勉強」とは異なる「受験のための勉強」をやる必要があります。

受験勉強の経験がない場合、毎日が手探り状態になる可能性も高いです。「自分がやっている勉強は正しいのだろうか?」と思いながらも、目の前にある膨大な科目を勉強し続けることは、子どもにとってもとてもつらいことになります。

こうした手探り状態からくる不安や辛さから、結果的にモチベーションが下がることもあります。

部活動が忙しい

コンテストや大会への出場を目標にしている部活に在籍している場合、授業が終わってから部活動に行き、帰宅後にまた勉強をするという……毎日であることが多いです。
これを繰り返すことは、体力面と精神面の両方でつらいものがあります。

部活動で著しく疲れていた場合、受験勉強のやる気が出ないこともあります。

環境が整っていない(誘惑が多い)

受験生が勉強する環境で、以下のようなことが日常的に行われていると、本人のなかに「なぜ自分だけ?」などの違和感が生まれやすくなります。

・受験勉強をする自分の目の前で、兄弟が楽しそうにゲームをしている
・隣の部屋で、親がおもしろいテレビ番組を大音量で見ている など

高校受験は、受験生が一人で戦うものではありません。家族のサポートも非常に大事な要素になります。

そもそも勉強が嫌い

勉強に対して苦手意識がある子どもの場合、受験勉強のやる気を出すことも難しくなります。
このような子どもに無理に勉強をさせても、「理解できない」や「内容がよくわからない」などの苦痛が長く続くだけです。その結果、勉強へのマイナスイメージがさらに強くなってしまうかもしれません。

このように、そもそも勉強が嫌い・苦手な子どもにやる気を出させるためには、勉強への興味を持たせることが大事になってきます。

高校受験に対するやる気を出す方法

高校受験でやる気が出ない状態には、ここまで紹介したようにさまざまな原因があります。
ただ、やる気の出ないことへの解決策は、そう多くありません。
子どものやる気がない状態に気付いた場合、まずは以下の基本的なことからサポートしていく必要があります。

子どもの考えを聞く

親は、「いい高校に進学してほしい」と考えることが多いと思います。
その一方で受験生である子どもは、親と同様に「いい高校に進学したい」と考えているとは限りません。

両者の考えのズレをなくすには、以下のような質問を通じて子どもの本音や気持ち、夢などをしっかり受け止めることが大切になります。

・将来の夢はあるのか?
・高校でどのようなことをやりたいのか? など

このときに大切なことは、親の理想や考えとずれた夢が出てきても、その内容を否定しないことです。

また、子どもによっては、「将来のことはまだよくわかっていない」という場合もあります。
このような場合、オープンキャンパスに行ったり、いろいろな学校の資料を見てみたりすることで、子どものなかに「この高校に行きたい」などの想いが湧き上がるかもしれません。

受験勉強に対する環境を作る

高校受験をするのであれば、受験勉強のやる気が高まる環境の整備をすることも必要です。

やる気が高まる環境の一つに、予備校や塾があります。予備校や塾には勉強に集中できる環境が設けられています。
また、自分と同じように志望校を目指すライバルと切磋琢磨したり、同じ夢や目標を持つ子どもと友達になったりできます。

塾の講師は受験のプロです。プロの講師がいる予備校や塾に通えば、子どもが悩んでいることも積極的にサポートしてもらえます。

また、子どもが勉強する場所は、学校・予備校・塾だけではありません。自宅でも、以下のような工夫をすることが理想です。

・自宅に勉強に特化したエリアを作る
・親も一緒に勉強をする など

子どもが自宅で勉強できるような環境作りをすることで、勉強へのやる気も低下しづらくなります。

適度にご褒美(息抜き)を用意する

受験は、「いかに(合格までの)長距離を走り続けるか?」という点でマラソンとよく似ています。

ただ、子どもに勉強の習慣がなかった場合、長時間かつ長期間の勉強をすることへのストレスは非常に高いものになります。

こうしたなかで長期間のマラソンを走り遂げてもらうためには、以下のようなご褒美を通じて子どもがリラックスできるサポートをすることも必要でしょう。

・テストでよい点数をとったら、好きな場所に連れて行く
・勉強の休憩時間に、好きなスイーツを用意してあげる など

ただし、過度にご褒美を与えてしまうと、ご褒美をもらうことが目的になってしまう可能性があるため、子どもの様子を見ながら適宜コントロールをするようにしましょう。

これだけはNG!やる気を出させるためにやってはいけないこと

親にとっては「子どもの受験へのよいサポート」をやっているつもりであっても、子どもにとってはそれが大きなストレスにつながることもあります。
こうした認識の違いが長く続けば、子どものやる気はさらに低下するかもしれません。

ここでは、子どものやる気を高めようとする親にありがちなNGサポートの一例を紹介します。

過度な介入をする

子どものやる気を出すために、ある程度の保護者サポートは必要です。しかし、過度な介入は厳禁です。

子どもの勉強に厳しく介入した場合、最初はうまくいくこともあるかもしれません。ただ、そういう過度な介入を続けると、介入への「慣れ」が生じた結果、親のサポートなしでは勉強しなくなってしまう可能性があります。

こうした悪循環を防ぐためにも、声かけなどの保護者サポートをするときには、あくまで助言程度にとどめることが大切です。

ほかの子どもと比べる

例えば、以下のようにほかの子どもの状況と自分の子どもの状況を相対的に比較することは、なるべく控える必要があります。

・「友達のAちゃんは塾に行っているらしいよ!」
・「B君は〇〇高校に行くために頑張っているんだって!」

この方法も、使い方次第では子どもにやる気を出させることができる場合もあります。しかし、多くの場合は、親はそのような気がなくても、子どもにとって強いストレスになる可能性が高いです。注意しましょう。

模試や定期テストの結果に対して怒る

模試や定期テストの点数が悪かった場合、「どうしてこんなに悪いんだ!」と怒ってしまうこともNGです。そのような叱り方をすると、子どもは委縮してしまい、勉強に対する苦手意識が余計に生まれる可能性が出てきます。

子どもの点数が悪い場合、なぜ解けなかったのか、何が悪かったのかなどの「理由や原因」が子どもに理解できるようなサポートをすることが大切です。

四谷学院の個別指導で高校合格を目指そう!

H3:四谷学院の個別指導で高校合格を目指そう!
高校受験に向かうなかで子どものやる気がなかなか出ない場合、まずは、親と子の話し合いを通じて、受験の目的や将来の夢・目標などを明確にする必要があります。勉強に集中できる環境を整えてあげることも、受験生の親の大事な役割です。

ただ、そもそも受験勉強のやり方がわからなかったり、自宅では勉強に集中できる環境を整えられなかったりする場合は、四谷学院の中学生コースをぜひともご利用ください。

四谷学院では、先生1名に対して生徒1-2名という個別指導を行っています。生徒の理解度や進度に合わせたカリキュラムも提供可能です。多くの子どもが苦手とする作文対策も、四谷学院であればバッチリ行えます。

また、個別の進路相談や志望校対策など、総合的なサポート体制が整っている点も、四谷学院の大きな特徴です。四谷学院の中学生コースに興味がありましたら、ぜひとも個別相談会にご予約ください。

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