【受験生とスマホ】スマホを封印したほうがいい?
最終更新日:2020/02/14
「スマホは勉強の邪魔になるから、試験までは封印したほうがいい」
そんな話を耳にしたことがあるかもしれません。
休憩時間になるとついスマホに手が伸びてしまう、通知が来ると勉強の手が止まるなど、受験勉強によくない影響を及ぼすのは確かです。
しかし、スマホをどうやって封印すればいいのか、完全に封印したほうがいいのか、迷ったことはありませんか? 今回は、受験生におけるスマホのリスクや、スマホを封印する方法、受験生のスマホの正しい使い方について解説します。
目次
スマホが受験勉強に与えるリスク
受験生にとってのスマホのリスクとは、動画視聴やSNSなどで時間を浪費することや、LINEなどの通知で勉強の集中力が途切れてしまうことです。
特に、SNSは近況報告することが多いため、友達の情報が目に入り、自分と比較してネガティブな気持ちになってしまう可能性もあります。たとえば、「模試でA判定だった!」「過去問で目標以上の点数が取れた」など、友達の順調な報告が目に入ると、精神的につらい思いをするかもしれません。
また、勉強のやり方やノウハウを調べるだけで満足して、勉強した気になってしまった……ということも心配です。
受験生がスマホを封印する方法
可能なら、受験勉強中はスマホを封印することをおすすめします。 スマホを封印するには、次の方法を試してみましょう。
スマホを近くに置かない
スマホをつい触ってしまうなら、手に届かない場所に置くのが一番です。 勉強部屋に持ち込まない、学校や予備校に行くときはスマホを家に置く、親に預けるなど、スマホが使えない環境を強制的に作りましょう。
アプリの削除
特定のアプリで時間を費やしてしまう場合、受験期間中はそのアプリを削除しましょう。
もし削除すると困ってしまう場合は(データが消えるなど)、アプリを「非表示」にする方法がおすすめです。 スマホの「機能制限」を使うと、アプリがホーム画面に出なくなります。
スマホ依存対策アプリの活用
スマホ依存とは、何時間もスマホを使っている自覚がなく、自分の意思ではスマホをやめられない症状です。
こうした症状を抑えるスマホ依存対策アプリはとても有効で、使うなら「1日の使用時間の上限を超えるとロックがかかる」タイプのアプリがおすすめです。
「休憩時間に少しだけのつもりが、あっという間に時間が経っていた」という経験のある受験生こそ、スマホ依存対策アプリをインストールしてみましょう。 また、「スマホを触らない時間で植物やペットが成長する」といったアプリは、ゲーム感覚でスマホを封印できるのでおすすめです。
時間制限のルールを決める
スマホを完全に封印せず、時間制限のルールを自分で決める方法もあります。
たとえば、SNSをする時間は食休みが必要な食後だけ、1日の勉強ノルマが終わったら2時間までスマホOKなど、「スマホを使える時間」をルール化するのです。 勉強中も息抜きは必要なので、ルール化で勉強と遊びのメリハリをつけましょう。
最終手段は解約
最終手段は、スマホの解約です。
解約すればそもそも物理的にスマホに触れないので、スマホ依存で勉強がおろそかになる心配はありません。 究極的な手段ですが、テレビゲームやマンガなど、ほかの誘惑に流されてしまっては意味がありませんから、スマホ以外の娯楽も同時に制限することを考えましょう。
勉強の邪魔にならないスマホの使い方
「スマホの制限、自分にはどうしてもできない……!」
スマホの制限がどうしても厳しければ、以下のような使い方に限定して活用してみましょう。
・全体的な勉強計画をカレンダーで管理する
・1日でやる勉強をタスクやアラート機能で管理する
・勉強時間や勉強した内容の記録
スケジュール管理などは、紙に書くほうが早いのは確かです。
しかし、紙は書くスペースが限られているので、情報をあとから追加することに適していません。
一方、スマホは大量の情報を整理するのが得意なので、スケジュールの変更やズレがあっても管理しやすくなります。 また、願書の締め切り、入学手続きの期限などの重要な締め切り日を、スマホのカレンダーに記録することもおすすめです。
できることなら、受験期間中はスマホを封印しよう
スマホが原因で勉強の手が止まることは、受験生にとってかなりのリスクです。
この記事で紹介したスマホの封印方法のノウハウを実践して、受験期間中はスマホを封印しましょう。 もし使うとしても、勉強計画の管理や勉強内容の記録といった用途に限定して使うことをおすすめします。
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