高校受験の勉強はいつから始める?時期別に勉強の進め方のポイントを解説
最終更新日:2022/12/09
中学生は部活動や学校行事などが忙しく、勉強が後回しになってしまう生徒も少なくありません。しかし、中学校生活の最後には高校入試が控えています。高校受験の失敗は将来にも大きな影響をおよぼすため、できれば計画的に勉強を進めていきたいものです。
それでは、高校受験の勉強はいつから始めるのがベストなのでしょうか。今回は、高校受験の準備をスタートするべきタイミングと、時期に応じた勉強の進め方のポイントを解説します。
目次
高校受験の準備は「今すぐ」始めるのがベスト
中学生の多くは、3年生になってから受験勉強を始めます。しかしながら、高校受験の準備は「今すぐ」始めるべきです。その理由は、出題傾向と内申点対策にあります。
多くの中学生は3年生で勉強をスタート
中1・中2の頃から高校受験の勉強を始めている生徒は、ごくわずかにすぎません。多くの中学生は、3年生の夏休み以降に受験勉強をスタートします。
しかし、約半数が「勉強のスタートが遅すぎた」と後悔しているのが現実です。そして、「勉強のスタートが遅すぎた」と感じている生徒の多くが、「中1の頃から勉強をスタートしておけばよかった……」と反省しています。
高校受験の準備は早ければ早いほど有利
それでは、なぜ多くの生徒が「中1で受験勉強を始めるべきだった」と後悔しているのでしょうか。
実は、高校入試では中学の3年間で学んだ内容がバランスよく出題されるため、出題範囲の約2/3は中学1~2年生で学習する範囲・内容となっています。特に難関高校では、基礎学力だけではなく応用力を高める時間も必要となるため、勉強のスタートは早いほうが断然有利です。
また、高校受験では内申点対策も欠かせません。内申点は、日々の授業態度や提出物の提出状況、定期テストの点数などで評価されるため、1・2年生のうちから意識して取り組む必要があります。
中学3年生は、中学校生活最後の部活動や学校行事などで忙しく、思うように勉強時間が確保できないものです。後悔させないためにも、今すぐ受験勉強を始めるように促しましょう。
【時期別】勉強の進め方のポイント
ここからは、勉強の進め方のポイントを時期別に解説します。
中学1年生:基礎固めに力を入れる
中学1年生のあいだは、基礎固めに力を入れましょう。1年生でつまずくと、2・3年生の学習にも悪影響をおよぼします。わからないことを残さないように、そして苦手を作らないようにしましょう。
また、予習や復習などの学習習慣を身に付けることも大切です。早めに勉強を習慣化しておけば、部活動や学校行事などで忙しくなっても毎日勉強を続けられます。
中学2年生:勉強時間を確保する
中学2年生も、勉強の中心は基礎固めです。引き続き、基礎的な知識をしっかり定着させることを目指しましょう。そして、1年生の範囲で自信のない部分は、2年生のうちに復習する必要があります。
中学2年生になると部活動がさらに忙しくなります。学習計画を立てて、効率よく勉強を進めるようにしましょう。ただし、睡眠時間を削るのはNGです。平日に勉強できない場合は土日に勉強時間を確保するなど、無理のない範囲で計画的に勉強を進めるように促してください。
なお、中学2年生は「中だるみの時期」ともいわれます。中だるみの様子が見られたら、目標を明確にさせる働きかけをして、高校受験を意識させましょう。志望校が決まっている場合は、高校の見学に行くのもおすすめです。
中学3年生:時期に応じた学習に取り組む
中学3年生になったら、入試から逆算して時期に応じた学習に取り組むようにしましょう。
・1学期
1学期は、まだまだ基礎固めの時期です。部活動や学校行事で忙しい時期ですが、1・2年生で勉強したことをしっかり復習して基礎力の定着を図りましょう。また、内申点を意識して、定期テスト対策にも力を入れてください。
・夏休み
多くの生徒が部活動を引退して、生活パターンが大きく変わる時期です。毎日のスケジュールをきちんと立て、時間を無駄にしないようにしましょう。
夏休み中は、3年生の夏までに学んだことを復習して9月以降に備えてください。苦手な科目がある場合は、夏休み中にできるだけ克服しておきましょう。
・2学期
2学期は、夏までに培ってきた基礎力をベースに苦手科目をつぶし、理科や社会などの暗記科目にも取り組みましょう。そして、校外模試で実力を把握することも大切です。模試で得点できなかった部分は、知識の「抜け」をなくすようにしてください。
また、志望校に合わせた対策もそろそろ始めなければなりません。志望校が決まっていない場合は早めに絞り込み、必要に応じて面接対策も進めておきましょう。
・冬休み~高校入試まで
冬休みに入ったら、過去問演習に取り組んでください。時間を計って解答するなど、本番に近い環境で準備を進めましょう。
ただし、過去問を解くだけでは不十分です。間違えた問題は解き方をしっかり理解して、同じような問題が出たら確実に解けるようにしておいてください。
そして、冬休み中も早寝早起きを心がけ、体調管理にも気を配りましょう。インフルエンザなどの感染症が心配な場合は、早めに予防接種を受けることをおすすめします。
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