県立高校の入試システム
千葉県の県立高校入試は2021年度から、前・後期が一本化され2月下旬に実施されます。
県立高校には通学区域が定められています。志願者及び保護者の居住する学区＋隣接する学区となります。中には県内全域とする高校もあります。
選抜の特徴
時期：2月下旬（2日間）
【1日目】国語、数学、英語 ※国語・・・聞き取りテスト含む ※英語・・・放送によるリスニングテスト含む
【2日目】理科、社会、各学校が定める検査（面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題、その他の検査いずれか１つ以上）
（学力検査は各100点）
●受検機会を保証するため追検査が設けられる
●英語の学力検査を60分で実施
●志願又は希望変更の受付期間：2日間
●追検査：1日
●結果発表：3月上旬（本検査と追検査の結果を併せて同一日に発表
選抜の方法
生徒のさまざまな能力・適正・努力の成果等の優れた面を評価するため①学力検査の成績②調査書の評定（中1～中3まで全学年の合計値）やその他の記載事項③各高等学校において実施する検査の結果を資料とし、各高等学校が総合的に判定して入学者の選抜を行います。
選抜資料は原則として得点（数値）化されます。各高等学校は、選抜の手順、各選抜資料の配点等を定め、選抜・評価方法として公表するとしています。
| 学力検査 | 調査書 | 学校ごとの検査 | |
| 評定合計値 | 記載事項 | ||
| 国語 社会 数学 理科 英語 | 国社数理英音美体家 9教科×5点×3学年 |
〇〇2級 生徒会役員 |
面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題、その他検査 |
| （500点） | （135点） | 〇〇点 各校で定める |
〇〇点 各校で定める |
志望校の選抜方法を必ず確認しておきましょう。
私立高校の入試システム
千葉県の私立高校入試には、前期選抜と後期選抜があります。前期選抜中に単願入試と併願入試が行われるため、前期に応募者が集中するのが特徴です。後期選抜を行わないところもあります。
前期選抜の特徴
前期選抜では、推薦入試と一般入試が行われます。
私立高校の前期選抜は1月中旬頃に検査を実施、翌日～数日中に合格発表を行います。入学手続きは発表当日から3月上旬までですが、短期間で締め切る学校もあるため注意しましょう。
【推薦入試】
私立高校の受験において、各高校が提示する推薦基準を満たさなければなりません。入試相談によって、高校から出願許可を得る必要があります。推薦基準は調査書点によって算出されます。ただし、若干点数が満たない場合でも資格や生徒会、部活動での活動を評価する学校もあります。単願のみとしている高校も、併願可能な高校もあります。学校推薦は中学校長の推薦が必要です。国語、数学、英語の3教科の学力検査や、作文＋面接、など、高校によって試験内容はさまざまです。自己推薦の選考も3教科＋面接、書類＋面接、面接＋作文（もしくは自己アピール）など、多岐にわたります。
【一般入試】
テスト科目はほとんどが国語、数学、英語の3教科ですが、面接を課すなど、学校や科・コースによって異なる場合もあるため、志望校の入試制度を調べておきましょう。
後期選抜の特徴
私立高校の後期選抜は学校によって試験日が異なります（1月末～2月初旬頃が多い）。そのため、県立高校と合わせて複数の学校を受験できます。学力検査（国語、数学、英語の3教科が多い）と面接結果の総合点から判定します。後期選抜を行わない高校も多いです。
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