※本ページは、広島県教育委員会HP内の広島県立高等学校入学者選抜要項や各高校の募集要項等を参考に作成しております。受験する際には必ず、最新の情報を確認するようにしてください。
県立高校の入試システム
令和5年度の入試(2020年度の中学1年生が対象)から、入試制度が変更されました。これまで選抜(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)の3つに分かれていた入試制度のうち、選抜(Ⅰ)と(Ⅱ)が統合され、「一次選抜」「二次選抜」の2種類になります。
二次選抜は、一次選抜の合格者が入学定員に満たなかった場合実施されるので、受験生は基本的に全員が一次選抜を受験することになります。制度変更の特徴の一つとして、一次選抜ではすべての高等学校・学科において「自己表現カード」の作成が必須となります。
詳細や最新情報については、広島県教育委員会ホームページなどをご確認ください。
一次選抜の特徴
【一次選抜の選抜方法】
一次選抜の選抜方法は、一般学力検査・調査票(中1~3年)・自己表現・学校独自検査で合否が判定されます。
<一般学力検査>
国語・社会・数学・理科・英語の5教科(各教科50点満点)で、学校によっては面接・実技・作文を実施します。一般学力検査は、県教育委員会が作成します。また、校長が認める場合、一般学力検査に替えて各高校、課程、学科等の特色に応じ、自校が作成した検査問題で学力検査を実施することができます。
<調査票>
学習の記録の評定及び合計評点について、9教科を5段階で評定します。
【国語、社会、数学、理科、英語、音楽、美術、保健体育、技術・家庭】
評定の比重は 中1:中2:中3 = 1:1:3 です。
中1【45点】+中2【45点】+中3【135点】= 合計225点満点
<自己表現>
自己を認識する力、自分の人生を選択する力及び表現する力をみるために、自己表現カードを活用し、個人ごとの面談形式で実施します。実施時間は1人あたり10分以内です。配点は、検査官1人当たり15点満点です。校長は2~3人の範囲内で面接官の人数を定めます。
<学校独自検査>
面接、作文、小論文、実技検査等・・・各高校で、課程、学科等の特色に応じ、実施することができます。
自校作成問題による学力検査・・・各高校で、課程、学科等の特色に応じ、一般学力検査に加えて自校が作成した問題で学力検査を実施することができます。
【一次選抜の合格者の決定方法】
一般枠による選抜と特色枠による選抜があります。
<一般枠による選抜方法>
受験生の得点を「一般枠による選抜」の内容で換算し、換算後の得点で合格者を決定します。5教科の学力検査が行われ、合計250点満点(各教科50点満点)です。各高校で、課程、学科等の特色に応じ、特定の教科で傾斜配点が実施される場合があります。
【一般学力検査:調査書:自己表現】の配点比重は【6:2:2】です。
<特色枠による選抜方法>
受験生の得点を各高校の学科ごとに設定する「特色枠による選抜」の内容で換算し、換算後の得点で合格者を決定します。合格者は入学定員の50%以内です。
「特色枠による選抜」で合格にならなかった受験生の得点を「一般枠による選抜」の内容で換算し、換算後の得点で合格者を決定します。合格者は入学定員の50%以上です。
「特色枠による選抜」→「一般枠による選抜」という2段階選抜になります。
【一般学力検査:調査書:自己表現】の配点比重は高校ごとに定められています。教育委員会HPの実施要項で確認ができます。P12にも見方の具体例を載せています。
※「一般枠による選抜」と「特色枠による選抜」は受験生が選んで出願するもの ではありません。
二次選抜の特徴
二次選抜は、一次選抜の合格者が入学定員に満たなかった場合実施されます。調査票(中1~3年)・自己表現・学校独自検査で合否が判定されます。
【二次選抜の選抜方法】
<調査票>
学習の記録の評定及び合計評点について、9教科を5段階で評定します。
【国語、社会、数学、理科、英語、音楽、美術、保健体育、技術・家庭】
評定の比重は 中1:中2:中3 = 1:1:3 です。
中1【45点】+中2【45点】+中3【135点】= 合計225点満点
<自己表現>
自己を認識する力、自分の人生を選択する力及び表現する力をみるために、自己表現カードを活用し、個人ごとの面談形式で実施します。実施時間は1人あたり10分以内です。
配点は、検査官1人当たり15点満点です。校長は2~3人の範囲内で面接官の人数を定めます。
<学校独自検査>
面接、作文、小論文、実技検査等・・・各高校で、課程、学科等の特色に応じ、実施することができます。
【二次選抜の合格者の決定方法】
一次選抜の結果、合格者(入学を辞退した者を除く。)の数が入学定員に満たない場合、実施されます。
高校ごとに調査書及び自己表現の配点比重を定め、調査書及び自己表現の結果を総合的に判断して決定します。【調査書:自己表現】の配点比重は高校ごとに定められています。教育委員会HPの実施要項で確認ができます。
学校独自検査を実施した学科・コースは、その結果を選抜の資料に加えて、総合的に判断して決定します。
その他の選抜について
併設型高等学校、市立高等学校の選抜は広島県教育委員会HPの実施要項を確認してください。
私立高校の入試システム
私立高校入試では、推薦入試と一般入試の2つの入試システムがあります。
私立高校では学校説明会※が行われます。希望の学校の説明会は参加しましょう。早いところは6月中旬頃から行われるため、高校HPを確認して実施予定日を確認しておきましょう。
※学校によって「入試説明会」や「個別相談会」など様々です。
推薦入試の特徴
多くの私立高校では10月~11月頃までに、入試要項や学校説明会において推薦基準を公表します。基準は「5教科で○点以上」などのように、内申点で出している高校がほとんどです。
また、基準に1~2点足りない場合でも、英検2級の資格があればプラス1点とするなど、資格や生徒会、部活動での活躍などをプラス評価する学校もあります。
一般入試の特徴
私立高校の一般入試は、県立高校の一般入試の前に実施されます。入試日が重ならなければ複数校受験することができます。
選抜は、学力検査、調査書、面接などの結果を総合して合否を判定します。志望する学科(コース)によっては、特定の科目を重視しているなど様々です。科目の配点を何点するかは高校により異なります。
学力検査は「国語・数学・英語・理科・社会」の5教科実施する学校や、「国語・数学・英語」の3教科実施する学校など、様々です。学校によっては「3教科の中から2教科選択」などとしているところもあります。
県立高校と違って、私立高校では独自に問題を作成しているので、試験の難易度、出題傾向が学校ごとに異なります。過去問題を確認して高校別の対策を行う必要があります。
また、英語はリスニングを行う学校と行わない学校があり、各教科の試験時間も学校により異なりますので(各50分、各60分、3教科で90分など)事前によく調べておきましょう。
四谷学院個別指導教室なら、高校受験の対策も自由自在!行きたい高校のレベルや傾向と生徒の今の学力を照らし合わせ、最適なカリキュラムを作成いたします。
理解が足りない部分はより多くの時間を割いて前の学年内容を復習しながら進め、またできている部分は入試レベルの問題をどんどん解いていくようにするなど、きめ細かく対応できるのは完全個別指導ならでは。もちろん高校別の傾向対策や、過去問演習などの準備もしっかり行います。推薦入試の対策も可能です。
「普段の勉強を見てほしい」という場合はもちろん、集団塾の補習として個別指導を利用される方もいらっしゃいます。個別指導なら要望に合わせた学習内容で勉強できるので、ムリ・ムダがなく、満足のいく指導を受けることができます。