県立高校の入試システム
神奈川県の県立高校入試には共通選抜と定時制分割選抜で選考され、大きく第1次選考・第2次選考が行われます。
全日制の公立高校の共通選抜は毎年2月の中旬に行われます。基本的に全員が5教科の学力検査と面接を受けます。高校によっては特色検査を取り入れており、その場合は学力検査の科目が減ることもあります。
※クリエイティブスクールでは学力検査は行わず、「面接」と「特色検査」を実施し、調査書のうち「観点別学習状況」を資料として総合的な選考を行います。
選抜方法
【第1次選考】
この選考で、募集人員の90％までを選考します。「調査書の評定」（中2の学年末の内申45点満点と、中3の後期仮内申、もしくは2学期末の内申を2倍した、90点満点を足したもの）＋「学力検査」＋「面接」+「必要に応じて実施する特色検査」の結果を用いて選抜します。選考基準の比率は各学校の裁量となります。
【第2次選考】
第二次選考では資料が調わない受験者にも配慮するために、調査書を資料とせず「学力検査」＋「面接」（学校によって「特色検査」）で選考します。この選考で残りの10％が合格します。
【2次募集】
教育長が必要と認める場合に2次募集（基本的に英語、国語、数学の3教科学力検査、面接など）が行われます。
私立高校の入試システム
神奈川県の私立高校は、推薦入試と一般入試があります。
推薦入試の特徴
私立高校では10月から11月頃に、入試要項や学校説明会を通じて、推薦基準が公表されます。1月中に願書の受付、試験日、合格発表日が設定されています。試験日の翌日までに結果が分かるケースが多いです。
ほとんどの高校で実施…推薦基準、入試相談、面接
一部実施…適性検査（学力検査）、実技検査、作文・小論文など
多くの私立高校は、内申点を基準にしています。ただし、資格取得や生徒会、部活動なども加点の対象としています。面接や実技検査が基本ですが、人気のある学校は学力検査を実施して合否の判定を行います。
神奈川県内の私立高校入試では、内申点が重要です。中学3年生の2学期の期末試験が終わった段階でおおよそ確定しており、中学校の先生が高校に赴き入試相談を行います。出願許可は高校の先生から下りれば、受験できるという流れになっています。基本的には出願基準を満たせばほぼ合格ですが、中には不合格が出る高校もあります。 単願推薦や、併願推薦など、併願の可否も、併願可能な公立・私立の制限も高校によって違うので、よく調べておきましょう。
一般入試の特徴
私立高校の一般入試は、2月中旬から3月上旬まで、学校によって試験日が異なります。そのため、日程が重ならなければ複数の高校を受験できることが特徴です。 また、書類選考入試や、併願優遇入試、オープン入試など、学校によって方式も様々です。
ほとんどの高校で実施…学力検査（英語、国語、数学の3教科が多い）
一部実施……面接、書類、入試相談、実技検査、作文・小論文など
学力検査は、学校ごとに出題傾向が大きく異なるので、志望校の過去問題を事前に確認し、対策を練りましょう。
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