早期スタートが中学受験成功のカギ!低学年でやっておくべき6つのこと
最終更新日:2023/06/23
こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
中学受験の準備は、早期スタートが成功のカギです。小学校低学年のうちから意識して行動することで、学習習慣や子供の自信につながります。
では、小学校低学年でやっておくべき重要な準備には何があるのでしょうか。
この記事では、中学受験の準備を始めるタイミングや小学校低学年のうちにやっておくべきこと、勉強時間を確保する方法などを解説します。ぜひお子さんの未来のために、早めの準備を始めましょう。
目次
中学受験の準備を始めるタイミング
中学受験の準備は早めに始めましょう。一般的な進学塾では、小学3年生の2月に中学受験のカリキュラムが開始されるため、そのタイミングで準備を始めるとよいでしょう。
低学年のうちから保護者が勉強をサポートし、子供の自信を育むことが重要です。
中学受験の早期準備のメリット
中学受験を低学年のうちに始めると、以下のようなメリットを得られます。
学習の定着
中学受験では長時間の集中が求められます。早めに椅子に座って正しい姿勢を保つ環境を整えておけば、学習が定着して長時間の集中にも耐えられるようになるでしょう。
また、早めの準備によって基礎的な知識を徹底的に習得でき、より高度な問題にも対応できるようになるでしょう。
早期の準備は、学習を定着させ、受験に向けた自信を築ける点もメリットです。
自己肯定感や学習意欲の向上
低学年から中学受験の準備を始めると、自己肯定感や学習意欲がアップします。
家庭で子供の勉強や生活をしっかり見てあげたうえで、ほめて自信を持たせることが大切です。
小さな成功の積み重ねにより、学校でも毎日の勉強が楽しくなり、成績アップにもつながります。
また、小学校低学年のうちから勉強の楽しさや達成感、自信を持たせると、中学受験の勉強が忙しくなったときにも乗り越える力となります。
中学受験に向けて低学年のうちにやっておくこと
小学校低学年のうちから中学受験に向けて準備をする際は、ただ勉強を始めてもらうだけでは不十分です。
無理やり勉強をやらせると、子供のモチベーションが低下する可能性もあります。
ここでは、小学校低学年のうちにやっておくといい6つのポイントを紹介します。
学習習慣の形成
学習時間を決めて毎日継続する習慣を身に付ければ、本格的な受験勉強に取り組む際も、あきらめずに継続できるようになります。
学習習慣を形成させるには、勉強を継続しやすいように、漢字ドリルや計算ドリル、音読などの簡単な勉強から取り組むのがおすすめです。
ただし、子供が勉強を嫌がる場合は、まだ中学受験の準備は早いかもしれません。適切なタイミングかどうかは、子供の状況や意欲に合わせて判断しましょう。
読解力と語彙力の養成
すべての教科に共通していることですが、問題を理解し解答や自分の考えを書くためには、「読み・書き」の力が必要です。
中学受験では長文読解や記述式の解答、文章やデータの読解が求められます。
そのため、小学校低学年のうちから読むことや書くことに慣れ親しむ環境を作りましょう。
具体的には、毎日少しの時間でもいいので、一緒に本を開いて読み聞かせをすることから始めるのがおすすめです。徐々に子供の力で音読や黙読ができるように進めていきましょう。
基礎固めと計算力の向上
中学受験においては、基礎的な計算力と図形の把握力が重要です。
計算においては、足し算や引き算から始めて、少しずつ掛け算や割り算、分数や小数の計算に進んでいきます。
計算力の不足は3年生や4年生でのつまずきにつながることが多いため、しっかりと理解して習得したいところです。
また、中学受験の計算では迅速さも求められます。計算ドリルなどを繰り返し解いて、速さも身に付けられるようにしましょう。
基礎的な計算力が身に付いたら、図形や文章問題にも取り組みます。
文章問題では、答えだけでなく、計算過程も論理的に説明できると、中学受験の勉強に役立ちます。
さまざまな体験をさせる
中学受験では、学習内容に具体的なイメージを持つことが重要です。
ドリルだけでなく、さまざまな体験を通じて子供の興味や関心を引き出し、具体的なイメージを養いましょう。
美術館や科学館、動物園などに連れて行ったり、習い事を通じて、好奇心や創造力を育むのも効果的です。
また、日常生活の中でも学びの場は多くあります。
例えば、スーパーで食品の生産地を確認したり、商品の値段を確認したりするのもよいでしょう。こうすることで日常生活のさまざまな場面で、子供の見識を広げることが可能です。
遊びの時間も大切にする
遊ぶ時間も大切です。遊びを通じて、社会性やコミュニケーション能力を養えるためです。
中学受験に向けた勉強だけでなく、バランスの取れた学びを促しましょう。
特に、最近では学力テストでは測定できない「非認知能力」も注目されています。
非認知能力はやる気や集中力、ねばり強さ、創造力、工夫する能力などがあり、これらの能力は学力や進学率とも深い関係があります。
非認知能力を育むためにも、低学年のうちから子供の興味や関心の拡大を意識して、五感を通した体験やコミュニケーション機会を増やしましょう。
運動習慣を付ける
早いうちから運動習慣を付けると体力がアップし、将来の学習やテストへの負荷にも対応できるようになります。
特に、10〜12歳の時期は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、運動神経の発達や能力向上が顕著です。
この時期に適切な運動指導を行えば、子供によっては将来スポーツ選手になれる場合もあるでしょう。
低学年の勉強時間を確保する方法
小学校の低学年から勉強時間を確保することは、子供によってはとても難しいかもしれません。しかし、中学受験を考えた場合、よほど覚えがよい子供でない限り、しっかり勉強時間を確保するように親が意識することは必要不可欠です。
そこでここからは、勉強時間を確保するためのアイディアを3つ紹介します。
ルーティンを作る
勉強時間を確保するには、勉強のルーティンを作ることが一番です。勉強時間が定着していないと、子供はなかなか勉強に取り組めません。
まずはスケジュールを組み、定期的な勉強時間を確保しましょう。「この時間に勉強する」という習慣が身に付くと、勉強に対する抵抗感が薄れます。
学習を楽しいものにする
学習のモチベーションを高めるためにも、「勉強が楽しい」と感じる環境作りに注力しましょう。
内容を詰め込みすぎず、興味を持てる教材やゲーム、クイズなどを活用して、お互いが楽しく学べる工夫をしてみてください。
学習環境を整える
テレビや音楽など、気が散る要素を排除し、静かで集中できる場所を確保しましょう。
特に幼い弟妹がいる場合は、幼い弟妹向けに静かに遊べるおもちゃを用意するなど配慮が大切です。
可能であれば、保護者も一緒に問題を解いたり手助けをしたりして、子供にお手本を示しましょう。
まとめ:四谷学院で中学受験の成功を目指そう!
四谷学院の個別指導教室(関東の教室のみ)では、有名私立中学や公立中高一貫校の入試対策を行っています。
受験生の目標や現在の学力を考慮してカリキュラムを作成するため、得意な教科では次の学年や中学の内容を先取りすることも可能です。
一方で不得意な教科があった場合は、前の学年の勉強内容であっても振り返って丁寧に学習を進められます。
もし気になった方は、以下のページで詳細をご覧ください。
https://yotsuyagakuin-kobetsu.com/course_elementary/curriculum.html
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