高校入試の面接において覚えておくべきマナーをシーン別に解説
公開日:2025/08/13

こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
高校入試では、試験の点数や内申点に加え、面接がある場合は面接も合否判定に影響します。面接での質問に回答する準備はできていても、実際の面接でどのような点に気を付ければよいのか、不安な方も多いでしょう。
今回は、高校入試の面接で覚えておくべきマナーをシーン別に解説します。併せて、服装や髪型のマナーについても男女別にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
高校入試の面接で見られること
高校入試の面接は、試験の点数だけでは判断できない、以下の3点を見極めるために実施されます。
- 志望動機や入学への意欲、学習への熱意
- コミュニケーション能力(聞く力・話す力)が十分であるか
- 人柄や目指す将来像が、自校の生徒としてふさわしいか
このように、高校側は面接を通じて、自校の教育方針に合う生徒かどうかを判断します。
なお、面接では質問に対する受け答えだけでなく、立ち振る舞いといったマナーも評価の対象です。マナーは、上記3点をアピールするための土台でもあるため、十分に対策しておきましょう。
【シーン別】高校入試で気を付けたい面接マナー

ここからは、高校入試の面接で気を付けるべきマナーについて、シーン別に解説します。
面接時のふるまいは、印象を大きく左右するため、正しいマナーを知り自信を持って面接に臨みましょう。
控室での過ごし方
控室に入ったときからチェックされているという意識を持ちましょう。
スマートフォンは、電源を切りカバンにしまっておきます。会話は控え、姿勢を正して静かに待ちます。ただし、持ち込んだ資料に静かに目を通すことなどは問題ありません。
入室時
面接の順番がきたら、ドアを3回軽くノックします。ノック後、面接官に「どうぞ」と言われてからドアを開けましょう。
ドアを開けたら、「失礼します」と言って礼をして入室し、ドアのほうを向いて、音を立てないように閉めます。
ドアを閉めたら椅子の横に立ち、受験番号・氏名・出身中学校名を伝え、「本日はよろしくお願いします」と挨拶をしましょう。面接官から「お座りください」と言われたら「失礼します」と言って座ります。
面接中
面接中は、背筋を伸ばし、手は膝の上に置きます。深く座りすぎないように注意しましょう。
話す際は、下を向いていると印象がよくないため、面接官の目(または眉間・鼻)を見ます。面接官が複数人いる場合は、主に質問者へ視線を向けますが、ほかの面接官も見ながら話します。
話し方
明るく、ハキハキとした声で、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。語尾を伸ばさず、ら抜き言葉や「あの~」「えっと~」といった間投詞などを使わないように注意してください。
また、「結論→理由→具体例→結論」の流れで伝えるPREP法を意識すると説得力が増し、回答内容が面接官に伝わりやすくなります。
聞き方
面接官が話しているときは、軽くうなずきながら真剣に聞くことが大切です。もし質問が聞き取れなかった場合は、「申し訳ありません。もう一度お願いします」と素直に言いましょう。失礼にはあたりませんので、安心してください。
退室時
面接官から「これで面接は終わりです」と言われたら、座ったまま「本日はありがとうございました」と一礼し、立ち上がります。
その後、椅子の横に立ち、あらためて「ありがとうございました」と言って深くお辞儀をして、ドアに向かいましょう。ドアの前で面接官のほうへ向き直し、「失礼します」と最後の一礼をしてから静かに退室し、ドアを閉めます。
【男女別】第一印象で差がつく!服装・髪型のマナー

面接で第一印象を左右するのが、服装や髪型です。清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
男子生徒は、シャツをズボンの中に入れ、ボタンをすべて留めておきます。髪が目にかからないよう、短く清潔感のある髪型がよいでしょう。
女子生徒のスカート丈は、短すぎず膝が隠れる長さが適しています。髪が長い場合は、お辞儀の際に髪が顔にかからないようにゴムやピンで留めておきます。このとき、派手なゴム・ピンは避けましょう。
男女とも、リボンやネクタイが曲がっていないかをチェックします。靴下は白・黒・紺などのシンプルなもので、靴はローファーなど学校指定のものを履くのが基本です。汚れがないようにきれいにしておきましょう。
また、爪が伸びていると不潔な印象を与えるため、きちんと切っておくことも大切です。
まとめ
高校入試の面接では、生徒の人となりを判断するため、受け答えの内容だけでなくマナーも重視されます。基本的なマナーを理解したうえで面接に臨みましょう。
また、面接官に好印象を与えるためには、身だしなみに気を配ることも大切です。服装や髪型は中学生らしい、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
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