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【受験生向け】効果的な暗記方法!記憶における脳の仕組みや復習時期も解説

最終更新日:2021/01/14


※この記事は約4分で読めます。

「友人から勧められた暗記方法を実践しても、なかなか思うような効果がでない……」

こんな悩みを抱える受験生には、脳の記憶のメカニズムに合った暗記方法がおすすめです。歴史や公式、英単語などを効率的に覚えたい人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

暗記における脳の仕組みとは

確実性の高い暗記方法をマスターするには、まず記憶と密接な関係のある脳の仕組みを知る必要があります。脳に入ってきた情報は、海馬というところで「必要な情報」と「必要ではない情報」に仕分けされます。そして「必要」と判断されたものだけが、長期記憶として頭のなかに残るようになっています。

したがって、学習内容を確実に記憶として残すためには、このメカニズムに合った暗記方法を実践するのが理想です。

受験生におすすめの暗記方法

脳科学の観点から推奨される暗記方法では、以下の流れで「脳の海馬を上手に騙すこと」が重要ポイントになります。

繰り返し復習する

海馬による取捨選択は、「生きていくのに必要かどうか?」を基準におこなわれます。そのため、学習内容を確実に長期記憶にするには、繰り返しの復習によって「この情報は生きていくために必要だ!」と海馬に認識させることが重要となるのです。

この学習を実践していると、覚えたことを意識的に引き出しやすくなります。

無意識な記憶の保存期間は1ヵ月

無意識な記憶の保存期間は、1ヵ月程度です。したがって、たとえば今日覚えたことの復習は、1ヵ月以内におこなう必要があります。脳科学的には、以下のスケジュールで復習するのがおすすめです。

・1回目:学習した翌日
・2回目:1回目の1週間後
・3回目:さらに2週間後
・4回目:さらに1ヵ月後

ちなみにこの暗記方法では、過密な復習スケジュールによって時間と労力をかけても、そこまで高い成果が得られないことがわかっています。毎日やる必要はないということですね。

また、一度忘れてしまった内容を再び学習すると、最初よりも忘れにくくなるとされています。

出力も重要

暗記という言葉に対して、多くの人は「覚える」というインプットを連想するかもしれません。ですが、試験のときに容易に引き出せる長期記憶にするには、インプット(入力)だけでなくアウトプット(出力)も積極的におこなう必要があります。これは海馬が、「こんなに使われる情報なら、しっかり覚えなければ!」と判断するからです。

そのため、暗記の効果を高めるには、参考書から覚えた熟語や公式などを、繰り返しの問題演習によってアウトプットする学習方法がおすすめです。

また、英単語を覚えるときは、他の言葉や感覚との関連付けをしていくのが理想です。たとえば、林檎を意味するAppleという単語を覚える場合、ただアルファベットの羅列として頭に入れるのではなく、林檎の香りや形状などの五感で感じられることを思い浮かべたほうが、引き出しやすい記憶になると言われています。

記憶における脳の仕組みを理解して効果的に暗記しよう

脳のメカニズムに合った暗記方法を実践すると、難しい公式や英単語なども効率的に覚えられます。もう一度、暗記に効果的な復習スケジュールをおさらいしましょう。

・1回目:学習した翌日
・2回目:1回目の1週間後
・3回目:さらに2週間後
・4回目:さらに1ヵ月後

ただし、暗記による情報蓄積量は、子どもの頃からの前知識(過去の知識量)が大きく影響すると言われています。前知識が豊富な人は3回程度の学習で長期記憶になっても、人によってはそれ以上の期間かかることもあります。

この方法を使ってもうまく暗記ができないときは、プロの受験コンサルタントや講師がサポートする四谷学院の個別指導教室にご相談ください。各受験生のレベルやニーズに合った時間割を提案できる四谷学院なら、効果的な暗記に欠かせない問題演習も効率よく進められます。


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