塾なしで高校受験はアリ?塾なしで高校受験するメリット・デメリット
最終更新日:2022/12/23
お子さんの高校受験にあたり、塾に通わせるべきかお悩みの方も多いことでしょう。
もっとも、塾へ通うことになればそれなりの費用が必要ですし、送迎の手間もかかります。また、塾なしで高校受験に挑んでいる中学生も少なからずいるため、「できれば塾なしで高校受験して欲しい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、中学生にもなると勉強内容はかなり難しくなります。難易度の高い高校を目指す場合は、正確な受験情報も必要になるでしょう。
そこで今回は、塾なしで高校を受験するメリット・デメリットを解説します。塾なしで高校受験に成功するパターンも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
塾なしで高校受験に成功するパターンとは
まず、塾なしで高校受験に成功するパターンを見ていきましょう。
実力相当の公立高校を受ける場合
実力相当の公立高校を受験する場合は、塾なしで合格を目指すことも可能です。公立高校入試の場合、出題範囲が教科書レベルを超えることはありません。そのため、志望校が地域のトップ校であっても、実力相当ならば塾へ行かなくても合格をねらえます。
ただし、難関私立高校や国立高校の入試では、教科書の範囲を超えて出題されることもあるため、志望校の出題傾向に合わせた対策が必要です。
自主学習の習慣がある場合
自主学習の習慣があり、わからないことを自分で調べて解決する力のある生徒は、塾へ行かなくても高校受験で失敗することは多くありません。
もっとも、自主学習の習慣がある生徒は、塾を利用するとさらに伸びる可能性があります。成績が伸び悩んでいる場合や、志望校のランクアップを目指す場合は、塾の利用も考えてみるべきでしょう。
内申点が良くて部活動などにも積極的な場合
内申点が良い生徒は基礎が固まっていることが多いため、高校受験でもあまり苦労はしません。さらに、部活動で優秀な成績を残していたり、英検や漢検の上位級に合格していたりすると、調査書に加点されることもあります。
しかし、中学校の評価は絶対評価なので過信は禁物です。また、部活動などをどのように評価するかは都道府県や学校によって異なるため、事前に調べておく必要があります。
塾なしで高校受験をする場合のメリット
ここからは、塾なしで高校受験するメリットを見ていきます。
塾費用がかからない
塾なしで高校受験が可能ならば、経済的負担はかなりおさえられます。高校では中学までと違って教科書代も必要ですし、何かとお金がかかるため、費用がかからない点は大きなメリットといえるでしょう。
なお、塾へ行かなくても高校受験向けの参考書や問題集は必要です。ただし、あれもこれもと教材を取りそろえると費用がかさむため、費用対効果を考えると塾のほうが良い場合もあります。
塾に時間をとられない
通塾に時間をとられない点も、大きなメリットです。通塾時間を勉強に充てられるため、限られた時間を有効活用できます。
もっとも、勉強習慣のない生徒の場合、時間に余裕ができても勉強するとは限りません。また、勉強時間が増えても成績アップがかなわない場合もあります。時間を作ることと勉強時間を増やすこと、勉強時間を増やすことと成績アップをかなえることは別の問題なので注意してください。
自分のペースで勉強できる
塾ではカリキュラムに沿って授業が進むことが多いですが、塾へ行かなければ自分のペースで勉強できます。時間にも縛られないため、部活動や学校行事などに合わせて学習計画を立てられるのも大きなメリットです。
しかし、学習計画を自己管理して、志望校合格に手が届く力を身に付けるのは簡単なことではありません。学力を客観的に評価して学習計画に反映する能力も必要になってくるため、子どもの自主性のみに頼るのは避けるべきです。
塾なしで高校受験をする場合のデメリット
それでは、塾なしで高校を受験するとどのようなデメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
参考書・問題集選びが大変
塾へ行かない場合でも、高校受験向けの参考書や問題集は必要です。しかし、志望校の出題傾向や子どもの理解度に合う教材を選ぶのは容易ではありません。また、インターネットなどで評判の良い教材が本人に合うとは限らないため、注意が必要です。
この点、塾では入試傾向に合わせた教材が用意されることが多いため、無駄がありません。
学力の正確な把握が難しい
塾へ行かなくても模試は受けられますが、結果を分析してその後の学習計画に活かすのは難しいものです。
一方、塾では模試や実力テストの結果をもとに取り組むべき課題を明確に示してくれるため、効率よく勉強を進められます。
自律性が必要
塾へ行かない場合、勉強するかどうかは本人のやる気にかかっています。そのため、すでに勉強が習慣化していて自律的に勉強できる生徒であれば問題ありませんが、勉強の習慣がない生徒や遊びの誘惑に弱い生徒はなかなか勉強に取りかかれません。
しかし、塾ならばカリキュラムに沿って授業が進むため、自律性が乏しい生徒でも勉強に取り組めます。
親の負担が増える
塾では疑問点を講師に質問できますが、塾へ行かずに勉強を進める場合は、わからない部分のフォローを保護者が担わなければなりません。また、高校入試の最新情報も自力で入手しなくてはならないため、保護者の負担が増えることは避けられないでしょう。
情報の遅れは対策の遅れに直結します。したがって、情報入手に自信がない場合は塾の利用を考えるほうがよいかもしれません。
「やっぱり塾が必要かも」と思ったら、四谷学院の個別指導教室にご相談ください!
塾なしでも高校合格は目指せますが、ある程度のデメリットは覚悟しなければなりません。場合によっては、かえって保護者の負担が増えるおそれもあります。
「負担が増えるのはちょっと……」「やっぱり塾が必要かもしれない……」と感じたら、四谷学院の個別指導教室にご相談ください。
四谷学院の個別指導教室では、プロの受験コンサルタントが、お子さんの普段の学習状況や目的に合わせて最適なカリキュラムをご提案します。通塾の目的は、高校受験はもちろんのこと、学校の授業の補習や検定試験対策でもOKです。
授業料は月謝制で無駄がなく、テキストは新たに必要な場合のみ実費購入となっているため、経済的負担もおさえられます。さらに、四谷学院本部と連携した進路ガイダンスなども受けられるため、受験情報も入手可能。通塾に不安がある場合は、個別指導オンラインを選択することもできます。
四谷学院の個別指導教室で、高校受験を成功させましょう。
こんな記事も読まれています
前の記事 » 集団塾と個別指導塾の違いは何?特徴やメリット・デメリットを徹底比較
次の記事 » 高校受験に失敗!その後の進路と親の役割