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入試や教科書によく出る作家に迫る!あなたはもう読みましたか?〜椰月美智子編〜

  公開日:2018/01/29


※この記事は約2分で読めます。

こんにちは。四谷学院の古川です。

受験における国語の小説文での得点は、合否結果を左右する重要なものです。

登場人物の心情や物語の展開の変化など、客観的な視点から判断して答えを導き出す出題の数々は大人でも思わずうなってしまうほどよくできています。

そんな小説文問題が苦手という人も多くいるのではないでしょうか。

このシリーズでは、入試や教科書によく出る作家の人物像や読み方のポイントなどを紹介したいと思います。

第一弾は、様々な年代の人々のリアルな心情を描き出す作家、椰月美智子さんです!

 

椰月美智子の魅力

モテる女性のリアルな恋愛小説からキラキラ輝く子供の世界まで、幅広い世代を描く作家・椰月美智子さんもよく入試で出題されます。

生々しい心情描写や台詞に作者の意図が巧みに表現されており、小説文の問題としては出題しやすい文章だといえます。

リアルな大人の心情を繊細に描くことに定評のある椰月さんですが、デビューは児童文学の新人賞を受賞したことがきっかけでした。

その後は恋愛小説、家族小説、短編集、そしてエッセイにいたるまで、幅広く執筆活動をされている作家です。

 

読み方のポイント

椰月さんの作品の登場人物はそれぞれのキャラクターがしっかりしているので、自分とは異なる性質の人間の視線を通して物事を見るのに最適です。

椰月作品の読み方のポイントは以下の4つです!

 

  • ポイント1.登場人物の精神的なもろさや人として欠けている点などを寛容な心で受け止めながら読む。
  • ポイント2.様々なことを経験しながら懸命に生きる主人公の心の成長を丁寧に追っていく。
  • ポイント3.情景描写の巧みさと、それによって展開していく物語の構成に注目する。
  • ポイント4.登場人物同士の人間関係の機微や複雑な関係性を感じ取りながら読む。

 

代表作

『るり姉』 出版社:双葉社

『14歳の水平線』 出版社:双葉社

『十二歳』 出版社:講談社 講談社児童文学新人賞受賞作

『しずかな日々』出版社:講談社 坪田譲治文学賞・野間児童文芸賞受賞

 

どの作品も世界観は違いますが、読む人の心に沁みる豊かな文章表現を味わいながら人間模様を楽しめる、そんな名作が揃っています。

共感できる部分のある登場人物に自分を重ね、物語の世界に入り込むような気持ちで楽しんでみてください。

まだ椰月作品を読んだことがないという方は、ぜひ一度その独特な世界観に触れてみてください。

きっと好きになる作品が見つかると思いますよ!


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