模試の合格判定の信頼度ってどれくらい?判定の活かし方も紹介
最終更新日:2021/09/10
模試の合格判定に一喜一憂するのは、「受験生あるある」の一つといって良いでしょう。
しかし、合格判定に振り回されるのはよくありません。A判定でも不合格になる人はいますし、E判定から逆転合格する人も少なからずいます。では、模試の判定結果はどれくらい信頼できるものなのでしょうか?
今回は、意外に知られていない模試の合格判定基準や模試の種類によって異なる信頼度、そして模試の判定結果を活かして合格につなげる方法を解説します。
目次
模試の合格判定基準
最初に、模試の合格判定基準について理解しておきましょう。
模試の合格判定基準は実施団体により若干異なりますが、おおよその目安は以下のとおりです。
・A判定:合格可能性80%以上
・B判定:合格可能性60%程度
・C判定:合格可能性50%程度
・D判定:合格可能性30%程度
・E判定:合格可能性20%以下
なお、A~Eの判定に用いられる合格可能性は、過去の受験生のデータから算出されています。膨大なデータを解析して算出されるため信頼度は高めですが、今年の受験生のデータは反映されていない点は注意しなければなりません。
模試の合格判定はどれくらい信頼できる?
それでは、模試の合格判定はどれくらい信頼してもよいのでしょうか。この点は、模試の種類により異なります。
全国レベルの模試の場合
全国レベルの模試は、志望校の出題傾向を必ずしも反映したものではありません。そのため、A判定でも不合格になってしまう人はいますし、E判定であっても時期によっては逆転できる可能があります。
また、模試を実施するような大手予備校に通っている受験生の場合、わざわざ他予備校の模試を受けに行くことは少ないでしょう。そのため、大手予備校の模試は母集団に偏りがあると考えられます。
このようなことから、全国レベルの模試の合格判定は参考程度にとどめておくべきです。
大学別模試の場合
一方、大学別模試の判定は全国レベルの模試とは別の見方をしなければなりません。
大学別模試は、各大学が出題する入試の問題形式を忠実に再現しています。また、模試を受ける人のほとんどはその大学を第一志望としているため、母集団のばらつきも少なめです。
したがって、大学別模試の合格判定は全国レベルの模試の判定より信頼してもよいでしょう。
ただし、大学別模試でA判定が出ていても受かる保証はありません。試験当日まで実力が伸び続けるのはライバルも同じです。模試の判定が良くても、油断せずがんばりましょう。
模試の判定結果を活かす方法
ここからは、模試の判定結果を今後の学習計画や志望校選びに活かす方法を解説します。
A・B判定
A判定・B判定の人は合格に限りなく近い位置にいますが、それは模試を受けた時点でのことです。ほかの受験生の成績は日々伸びています。不合格になる2~4割に入ってしまわないように、気を引き締めましょう。
そして前述しましたが、全国レベルの模試は志望校の出題傾向・問題形式に必ずしも対応しているわけではありません。本番の試験に向けて、出題傾向に沿った対策を立てるようにしましょう。苦手な分野がある場合は、早めに克服しておくことも大切です。
C判定
B判定に近いC判定ならば、志望校を変更せずに受験することをおすすめします。特に現役生は伸びしろが大きいので、逆転合格も狙えるでしょう。
一方、D判定寄りのC判定ならば、浪人を避けるために志望校を変更するのもアリです。ただし、志望校変更がモチベーション低下につながる場合や、何が何でも志望校に入りたい場合はチャレンジしても良いかもしれません。
いずれにせよ、万が一に備えて併願校を慎重に選ぶ必要があります。
D・E判定
春・夏の模試でD・E判定ならば、とても大変ですが挽回の可能性はゼロではありません。しかし、秋以降の模試でD・E判定になってしまった場合は、合格の可能性はかなり低いと考えたほうがよいでしょう。
だからといって、落ち込んでいる暇はありません。成績の底上げが必要な科目や単元、ほかの受験者の正答率が高いのに得点できなかった問題などを今一度チェックし、学習計画を見直しましょう。
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模試の合格判定は、あくまで目安にすぎません。志望校合格に近づくためには、どのような試験にも対応できる安定した実力を身に付けることが大切です。
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