入塾を決めてから学習塾に入塾するまでに準備しておきたい事とは?〜個別指導塾編〜
公開日:2018/03/14
こんにちは。四谷学院の高木です。
お子さんを塾に通わせたいけど、それまでにどんな準備をすればいいかわからないという親御さんは多いのではないでしょうか。
お子さんが通う学習塾は、集団指導塾か個別指導塾のどちらがマッチしているのか判断が難しいですよね。
今回は塾選びの参考に、集団指導塾と個別指導塾のメリット・デメリットについてお伝えします。
目次
集団指導と個別指導の違いを理解する
塾選びをする際には、お子さんに合った塾を選ぶことが何より大事です。
まずはお子さんが集団指導塾と個別指導塾のどちらに向いているのかをよく考えなくてはいけません。
なぜなら、途中で塾を変えることは、お子さまにとっても親御さんにとっても大きな負担になるからです。
転塾して一から新しい先生に教えてもらうとなると、その先生の教え方に慣れるまで時間がかかりますし、勉強自体のモチベーションの低下にも繋がりかねません。
【集団指導塾のメリット】
授業料がリーズナブル
あくまで個別指導塾と比べて、ということですが、教室数が多いほどより生徒を多く集められますので、経営効率が上がります。
そのため、1人当たりの経費を安く抑えられるため、その分、授業料も低く設定できるのです。
ライバルや友人と切磋琢磨できる
1人では学習のモチベーションが保ちにくいという生徒でも、同じ目標を持つ友達・ライバルがいれば、刺激されて自分も頑張ろうと思えます。
他の人の意見や考えを知ることができる
集団指導は一方通行になってしまいがちになるので、生徒に発言させたり発問を促します。
そこで自分以外の生徒の考えを知ることができるという点も集団指導の良いところです。
他の人と比べて自分の意見はどうなのかと考えることも有益なことです。
【集団指導塾のデメリット】
一度ついていけなくなると、取り残される
理解できなくても自分から質問できなかったり、風邪などで塾を欠席するなどで遅れてしまうと、そのままついていけなくなってしまう可能性があります。
他の生徒からの悪い影響もある
クラスメイトからの良い影響もありますが、場合によっては悪い影響を受けることもあります。
寝ていたり喋っていたりと、真面目に授業を受けない生徒がいると、授業に集中できなくなってしまいます。
成績上位の生徒が優遇されることによる“劣等感”
集団指導塾は、合格率を高めるために、成績上位の生徒が優遇される傾向にあります。
そのため、生徒によっては劣等感や疎外感を感じてしまうこともあるようです。
【個別指導塾のメリット】
すぐに質問できる
集団指導の場合は、わからないことがあっても、「みんなの前では質問しにくい」という生徒もいます。
個別指導であれば、講師と生徒の距離が近い分、その場ですぐに質問することができます。
都合のいい時に入塾できる
お子さんが「塾に行きたい」と思った時に入塾できるのも個別指導塾の大きなメリットです。
それだけでなく、曜日・時間も都合に合わせて選べます。
他の習い事や部活動と両立することもできますし、親御さんが送迎しやすい時間に合わせることもできます。
相性のいい講師を選べる
講師と生徒の距離が近い分、お互いの相性も大事です。
お子さんに合わないと感じたら担当の講師を代えることもできるので、よりよい学習環境に改善できます。
【個別指導塾のデメリット】
競争意識が芽生えにくい
一緒に勉強する仲間がいないので、競争意識が芽生えにくいです。
1人で頑張ることが難しいという性格の生徒だと合わないかもしれません。
授業の進度が遅くなりがち
個別指導の場合、授業内容をオーダーメイドで決められるため、生徒の理解度と授業内容が合わないという事態にはほぼなりません。
ただ、生徒のペースに合わせて進めていくため、授業の進度が遅れがちになってしまう傾向にあり、受験までに試験範囲が終わらないというケースもあります。
アットホームゆえの緊張感のなさ
個別指導の教室はアットホームな雰囲気があります。
「当てられるかも」という緊張感もなく、気持ちが緩みがちになる傾向にあります。
集団指導塾と個別指導塾には、それぞれ上記のようなメリット・デメリットがあります。
お子さんの性格や学力などを十分に考慮した上で、最適な塾を選びましょう。
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