夏休みに過去問はまだ早い?夏休みに過去問を解くべき理由と有効な活用方法を解説
最終更新日:2022/07/07
大学受験の結果は、夏休みの過ごし方で決まるといっても過言ではありません。なかにはすでに夏休みの学習計画を立て、基礎固めや弱点克服を目指している人もいることでしょう。しかし、夏休みにやっておくべきことがもう一つあります。それが志望校の「過去問」です。
「過去問なんて入試直前にやればいいでしょ?」「夏休みに過去問を解くのはもったいない……」と思っている人もいるかもしれません。けれども、夏休みに過去問を解いておくとさまざまなメリットが得られ、志望校合格にも近づきやすくなるのです。
そこで今回は、夏休みに過去問を解く理由と、夏休みだからこそできる過去問の有効な活用方法を紹介します。
目次
夏休みに過去問を解く理由
基礎固めが完全に終わっていない夏休みに過去問を解いても、合格点に届く点数を取るのは難しいでしょう。しかし、夏休みに過去問を解くのは高得点を取るためではありません。現時点の実力を把握し、秋・冬以降につなげるためです。
足りない部分を知るため
過去問を解くと、合格最低点とのギャップ、点数を取りにくい科目・分野、苦手な出題傾向など自分に足りない部分が見えてきます。直視するのはツラいかもしれませんが、ここで逃げてはいけません。
足りない部分を知るのは、優先的に取り組むべき課題を見つけるためです。そして、夏休みに足りない部分を補う勉強をしておけば、秋以降の成績の伸びが違ってきます。
効率よく勉強を進めるためにも、夏休みに過去問を解くのは必須です。
出題傾向を知るため
一般入試では、各大学オリジナルの問題が出題されます。かなりクセのある問題を出題する大学もあるため、早めに過去問に取り組んで出題傾向を把握しておくことはとても大切です。
ただし、出題傾向を知るためには新しい年度の過去問を解かなければなりません。「ここ数年の過去問は入試直前に解きたい」と考える人もいますが、直前期に出題傾向の変更に気が付くと、それだけでパニックになってしまいます。
したがって、過去問は新しい年度のものを解き、最新の出題傾向を把握するようにしましょう。これは学習計画に反映させるためにも大切です。
秋・冬に「伸び」を確認するため
夏休みに過去問を解いておくと、秋・冬に同じ問題を解いたときに「どれだけ伸びたか」を知ることができます。
伸びがあればモチベーションがアップしますし、自信にもつながるでしょう。逆に伸びが悪い場合は、足りない部分が何なのかを見直すきっかけになります。
このように、夏休み中に過去問を解くことは秋・冬の学習計画の修正にも役立つため、とても重要なのです。
過去問の有効な活用方法
やみくもに過去問を解いても、志望校合格にはつながりません。ここからは、夏休みだからこそできる過去問の有効な活用方法を解説します。
時間を測って解く
過去問は、時間を測って解いてください。これは、本番入試での時間を体感するため、ペース配分の感覚をつかむためです。
そして、可能であれば実際の入試と同じタイムスケジュールで解くようにしてください。朝から試験を開始して集中力が続くのは何時くらいまでか、休憩時間は何をするか、なども考えながら過ごすとよいでしょう。これは、時間の取れる夏休みでなければできないことです。
ていねいに復習する
過去問を解いたら復習をしてください。制限時間内にできなかった問題も必ず解き、ていねいに復習しましょう。
ただし、解説を読むだけでは不十分です。解けなかった理由を分析して、何をすれば解けるようになるかという点まで考えて、しっかり復習に取り組んでください。
なお、大学入試ではまれに過去問の類似問題が出題されることがあります。一度解いた問題は次回確実に得点できるように、夏休み中に繰り返し復習して解法を身に付けておきましょう。
苦手を洗い出して重点的に対策する
過去問は、苦手の洗い出しにも役立ちます。過去問で得点できなかった部分は苦手な分野・出題傾向と考え、徹底的に対策を講じましょう。
解けなかった問題・間違えた問題をまとめたノートを作るのもおすすめです。ノートをスキマ時間や移動時間に繰り返し見直せば、記憶の定着につながります。試験直前の最終確認にも使えるので、夏休み中にノートを作りためておきましょう。
四谷学院の個別指導なら、夏休みの過去問対策もバッチリ!
夏休みは過去問に取り組む絶好の機会です。基礎を固めることが最優先事項ですが、過去問を利用して早めに出題傾向や苦手分野を把握しておけば、秋・冬以降も効率よく受験勉強を進められます。
もっとも、できなかった問題を解けるようにすること・苦手を洗い出して対策を立てることは簡単なことではありません。しかし、四谷学院の個別指導なら基礎固めから夏休みの過去問対策もバッチリです。
四谷学院の個別指導では、志望校に照準を合わせたカリキュラムと入試データの分析をもとに、勉強方法から解法のテクニックまで合格につながる秘訣をすべて伝授。二次試験対策の総仕上げまで徹底的にサポートします。
夏休みの基礎固めから過去問対策も、四谷学院の個別指導にお任せください。
こんな記事も読まれています
前の記事 » 【7月の受験勉強】大学受験生が夏休み前にやるべきこと
次の記事 » 夏休みの失敗を挽回する!9月からの受験勉強でやるべきこと・注意すべきこと