中学受験で社会の対策が間に合わないと感じた時にやるべきこと!短期間で苦手を克服する方法も紹介
公開日:2024/05/30
こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
中学受験において理解力が必要な算数や国語の対策に力を入れるあまり、暗記が中心の社会は後回しになる人は少なくないでしょう。
受験が近づき、社会の対策が間に合わないと感じた場合には、どのように対処すればいいのでしょうか。
この記事では、中学受験の社会を効率的に勉強するコツを紹介します。
併せて、短期間で社会の苦手を克服する方法や分野別の攻略方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
中学受験の社会の特徴
中学受験の社会は地理・歴史・公民の3つの分野から出題され、小学校のカリキュラムよりもさらに広く深い知識が求められます。
地理では、日本の地形や気候を中心に、歴史は旧石器時代から現代までの幅広い範囲が出題されます。
公民は政治や法律、経済のほか、時事問題を扱うことが多いのが特徴です。
資料の関連性を記述させる問題もあるため、基本的な暗記だけではなく思考力や判断力も必要になります。
中学受験に向けて社会を勉強する際のコツ
中学受験の出題科目である社会は範囲が広いため、効率よく学習を進めることが必要です。受験勉強にあたって、押さえておきたいコツを3つ紹介します。
志望校の入試傾向を把握する
すでに社会の勉強が間に合わないと感じている段階では、全範囲を勉強するのは難しいでしょう。
志望校の過去問から、頻出単元や出題傾向を分析して、出題される可能性の高い分野や単元に焦点を当てて学習すると効率的です。
学習の優先順位を付ける
出題範囲のなかでも、頻出単元を優先して、確実に覚えるようにします。
受験までの時間は限られているので、まったくわからない分野に取り組むよりも、自信を持って解答できる単元を増やすようにしましょう。
時間内に解けない問題は諦める
中学受験では、満点を取る必要はなく、合格最低点を1点でも多く上回ることが重要です。そのため、試験本番では、得意な問題で確実に得点し、理解が浅く時間内に解けない問題を捨てる戦略も必要になります。
過去問を利用して、解答のテクニックを学びましょう。
短期間で社会の苦手を克服する方法短期間で社会の苦手を克服する方法
社会を苦手とする子どもの特徴として、覚えることが苦手で勉強を後回しにしている、流れを把握せずにただ丸暗記しているなどが挙げられます。
短期間で社会の苦手を克服するには、効率的に暗記を進めることがポイントです。
基礎を固める
社会の勉強では、暗記による基礎固めが最重要です。
一度の勉強で完全に覚えることはできないため、勉強を繰り返して知識を定着させる必要があります。
受験への時間が限られるなかで暗記を進めるには、隙間時間の活用がおすすめです。暗記カードやポケット参考書を利用するとよいでしょう。
このとき、時代の流れや因果関係を含めた周辺知識も一緒に覚えることが大切です。
学んだことを日常生活に関連付ける
得た知識を実際の生活や体験と関連付けると、記憶に定着しやすくなります。
日常生活や旅行中に歴史的な場所を訪れる、歴史・時事問題を扱うテレビ番組やニュースに触れるなどの方法が有効です。
日頃から社会問題に関心を持ち、自分なりの意見を考えるようにすることも、応用力の育成につながります。
インプット・アウトプットを繰り返す
知識の定着においては、繰り返し知識のインプットとアウトプットを行うことが有効です。
特に社会では、勉強の際に教科書の資料や地図帳も利用すると、知識を深められます。
教科書の内容をまとめる作業も、インプット・アウトプットに役立つでしょう。
また、学校や塾で習った内容について子どもに質問する、時事問題を話題にするなど、家でアウトプットの機会を作るのもおすすめです。
塾を活用
短期間で苦手分野を克服したいなら、塾の活用がおすすめです。
塾では、学習の進捗状況に応じて必要な対策を立てられます。
例えば、四谷学院では、生徒の理解度を細かく確認しながら指導するため、得意な分野と苦手な分野が明確になり、効率的な勉強が可能です。
【社会】分野別の攻略方法を紹介
ここからは、社会の攻略方法を分野別に紹介します。
歴史の攻略方法
歴史は、年号や出来事、人名などを正確に覚えることに加え、歴史の流れと背景、重要人物のプロフィールを理解することが攻略のポイントです。
歴史上の出来事については縦と横の流れを意識し、縦の流れで時代の変遷を、横のつながりで同時代の出来事や影響を理解しましょう。
地理の攻略方法
地理の出題範囲は日本が中心のため、まずは日本地図を覚えて、地形や地理的な特徴と、人々の生活や産業との関連を学びます。
グーグルアースなどを活用して、土地を実際に見てみるのもよいでしょう。
公民の攻略方法
公民では、憲法の基本を理解することが重要です。憲法を押さえたうえで、各法律や政治のシステムについて広げて見ていくとよいでしょう。
また、時事問題の対策も必要です。特に、選挙があった年は選挙制度や内閣について出題される可能性が高いため、基本を押さえておく必要があります。
まとめ
中学受験の社会は出題範囲が広いため、覚えることが多くあります。
勉強が間に合わないと感じるなら、志望校の入試傾向を把握し、出題頻度の高い分野を優先することが合格への近道になります。
塾で苦手分野を克服するのも効果的です。
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