中学受験の証明写真の撮影方法や服装、髪型について解説
公開日:2024/07/10
こんにちは、四谷学院個別指導教室の古川です。
中学受験では、受験票に証明写真を添付する必要があります。
証明写真にはふさわしいサイズや撮り方があるため、ポイントをしっかり押さえておきましょう。
自分で写真撮影をする場合は、特に身だしなみなどを意識することが大切です。
本記事では、証明写真の規格と基準、証明写真の撮影方法、撮影時のポイントについて解説します。
目次
中学受験における証明写真の規格と基準について
証明写真のサイズは縦4cm×横3cmが一般的ですが、学校によっては厳格に基準を設けているケースもあります。証明写真に関する基準の例としては、以下が挙げられます。
- 指定サイズ:縦4 cm×横3 cm、縦5 cm×横7 cmなど
- データ形式:JPEG形式、PNG形式など
- 色:カラーまたは白黒
- 写真の提出方法:用紙に貼り付ける、持参、データ登録など
志望校の募集要項を確認して、出願の際に不備がないようにしましょう。
Webでの出願を指定する学校も増えているため、データ形式に加えて「ファイルサイズ」の確認も必要です。
中学受験の証明写真の撮影方法
証明写真は自分で撮影するか、プロに依頼する方法があります。
それぞれの撮影方法の違いと、撮影時のコツについて解説します。
自分で撮影をする
自分で証明写真を撮影する方法としては、街中のスピード写真やスマートフォンアプリの利用が挙げられます。
スピード写真は背景の色を選べるうえに、肌質補正や写真データの取得も可能です。
1,000円台という、リーズナブルな価格ですぐに写真を入手できる点も、メリットといえるでしょう。
ただし、撮影回数が限られており撮り直しできない、機種によってはデータを入手できないなどのデメリットもあります。
また、スマートフォンアプリで撮影する場合は、白い壁などを背景にして、ライトを軽く当てながら撮影しましょう。
光の当たり具合や顔の角度などを意識しながら撮影すると、スマートフォンでもある程度きれいに撮影できます。
スマートフォンアプリは自宅にいながら撮影できるうえ、何度も撮り直しできるメリットがあります。
ただし、光の調整が難しく、写真を規定のサイズに切るのが手間だと感じることもあるでしょう。
プロの力を借りて撮影をする
「プロの力を借りる」というのは、街の写真館や撮影スタジオなどで撮影することです。
スピード写真やスマートフォンアプリと異なり、数千円~1万円程度の費用がかかります。
写真館で証明写真を撮影するメリットは、以下が挙げられます。
- 複数枚の撮影が可能
- ベストな表情で撮影できる
- 現像する写真を自分で選べる
- 証明写真の焼き増しが可能
- データ販売が可能
- 写真の修正が可能
- 衣装の貸し出し、ヘアセットなどトータルで依頼が可能
相応の費用がかかりますが、自分で撮影するよりも納得のいく証明写真を撮影できるでしょう。
【男女別】証明写真撮影時のポイント
次に、証明写真を撮影する際のポイントを、男女共通、男子向け、女子向けに分けて解説します。
【共通】自然な笑顔を意識する
証明写真が合格を左右することはありませんが、好印象を与える表情にすることが大切です。
真顔は暗い印象になるため、自然な笑顔で撮影するように意識しましょう。
歯を見せずに口角を上げ、目に力を入れることで、自然に微笑んでいるような写真を撮影できます。
【共通】前髪は目にかからないように
前髪が長い場合、顔が見えるようにセットすることが重要です。
前髪が目にかかっていると暗い印象を与えるだけでなく、顔を確認できないというデメリットが生じます。
前髪が目にかからないようにまとめたり、耳に髪をかけたりして、顔の周りに髪がないように整えましょう。
【共通】受験日に眼鏡をかけるならかけた状態で撮影を
受験票の証明写真は、本人確認書類として利用します。
普段から眼鏡をかけている場合、受験生本人だと認識できるよう、眼鏡をかけた状態で撮影しましょう。
なお、試験当日に眼鏡をかける場合、証明写真も眼鏡をかけて撮影するよう指定する学校もあるので確認が必要です。
【男子向け】身だしなみの整え方
男子で証明写真を撮影する場合、髪型を目や眉毛が見える長さに整えましょう。
サイドや襟足を短くしておくと、清潔感のある印象を与えられます。
服装に関しては、小学校の制服を着用します。
制服がない学校に通っている場合は、知的な印象を与えられるフォーマルを着用しましょう。
白のワイシャツ、またはポロシャツの上に、ジャケットやベスト、カーディガンなどの上着を着用します。
上着の色は黒やグレー、濃紺など、ベーシックなものを選びましょう。
【女子向け】身だしなみの整え方
証明写真を撮影する際は、顔の周りに髪がかからないようにすることが基本です。
髪が長い場合はゴムで結び、後れ毛をまとめることで、清潔感のある印象を与えられます。
ゴムやピンなどは黒か紺にし、派手な髪型にならないように注意しましょう。
長い髪を結ぶときは、三つ編みか一つ結びにするのがおすすめです。
服装に関して、制服がある小学校に通っている場合は、そのまま制服を着用しましょう。
制服がない場合、男子と同様に白の襟付きシャツと上着を着用します。
受験票で本人確認することを考慮し、受験当日と同じ服装、同じ髪型で撮影するのもおすすめです。
中学受験の証明写真はいつまでに用意すべきか
証明写真は本人確認書類になるため、願書を提出する3ヵ月以内に撮影するのが基本です。
出願の時期から逆算し、11月~12月中旬をめどに撮影を済ませておきましょう。
写真館で撮影する場合、出願期間の終了間際になると混み合う可能性があります。
予約が埋まっていて撮影ができない可能性があるため、早めに予約しておきましょう。
まとめ
中学受験の受験票に貼る証明写真は、受験生の印象を左右するだけでなく、本人確認書類の役割も果たします。男子・女子を問わず、顔がよく見える髪型で、襟付きシャツと上着のフォーマルな服装で撮影しましょう。
写真は出願の3ヵ月以内に撮影する必要があるため、写真館で撮影する方は早めの予約が必要です。また、証明写真に関して学校から独自の指示がないか、受験要項を事前に確認しましょう。
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