「中学受験は地頭のよさが大事」というのは本当?中学受験は早期対策が大事!
公開日:2025/12/17

こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
中学受験を目指している方の中には、「地頭がよい・悪い」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?また、中学受験において「地頭のよさが重要」という言葉を聞き、どのように対策すべきか悩んでいる方もいるかもしれません。
中学受験において、たしかに暗記だけでは対応が難しい問題が出されることは少なくありません。とはいえ、あくまで中学受験は学力試験のため、地頭のよさだけが合格を左右するとは限らないでしょう。
この記事では、中学受験における「地頭のよさ」の重要性について解説するとともに、中学受験の対策方法について解説します。
目次
「地頭がよい」とは?
まずは、「地頭がよい」とはどういうものを指すのかおさらいしましょう。
地頭がよいとは、学問的な知識や記憶に依存せずに物事の本質を見抜く力や論理的に考える力を持つことを指します。
また、初めて直面する問題に対し、自分の持つ知識を応用して解決する力なども該当します。これらを総合したその人本来の思考能力が優れている場合、「地頭がよい」と言われます。
地頭とは単純な知識の量ではなく、知識の使い方や思考の深さにかかわる能力であることから、学力テストだけでは測れない知性といえるでしょう。
中学受験に地頭のよさは大事なのか

難関中学校の試験では、単なる暗記だけでは太刀打ちできない「思考力問題」が多く出される傾向にあります。
そのため、このような問題に対して物怖じせずに取り組めるようないわゆる「地頭がよい」とされる子どもは、たしかに強みを持っているといえるでしょう。
しかし、中学受験は出題範囲があらかじめ決まっている学力試験です。合格するためには、漢字や語句、計算、公式、歴史年号などの膨大な量の基礎知識を正確に覚え、典型的な問題の解法パターンを数多く習得することが必要です。
いくら地頭がよく思考力問題に強いとしても、この地道な習得と反復練習をおろそかにしていると合格点は取れません。
したがって、「地頭がよい/悪い」といった言葉を過信せずコツコツ対策することが重要です。
中学受験は正しい受験の知識をつけるのが大事!
中学受験に臨む際は、正しい知識を持つことが大切です。いわゆる「中学受験は地頭がすべて」というような内容は誤った情報であるため、このような情報に振り回されないよう注意しましょう。
中学受験に対する正しい知識を身につけるには、中学受験対策に力を入れている塾を活用するのがおすすめです。
例えば四谷学院では、志望校のレベルと本人の現在の学力を照らし合わせて独自のカリキュラムを作成し対策を行っています。
また、有名私立中学や公立中高一貫校の入試に特化した指導も行えるため、より効率的に受験の情報や必要な学力を身につけられるでしょう。
中学受験を目指すなら早いうちからやっておきたいこと

中学受験を目指すうえでは、本格的な塾通いが始まる前の低学年のうちから、受験対策につながる「思考の土台」と「学習の土台」を作っておくことが重要です。ここからは、これらの土台を作るためにやっておくとよいことをご紹介します。
読書習慣をつける
まずは、日頃から読書する習慣をつけるとよいでしょう。読書することで、すべての教科の土台となる「読解力」と「語彙力」が養えます。
物語や図鑑、伝記など、ジャンルを問わずに子どもが興味を持つ本をたくさん読ませてあげることが大切です。
親子でたくさん会話する
親子の会話を増やすことも、思考力や語彙力を養う際に効果的です。「今日あったこと」や特定の物事に対して「どうしてそう思うのか」といった日常会話を通じて、自分の考えを言葉にする練習をさせるとよいでしょう。
実体験の機会を増やす
中学受験に向けた勉強ももちろん重要ですが、低学年のうちは実体験の機会を増やすのも重要です。
具体的には、博物館や科学館に足を運んでさまざまな展示物を見たり、キャンプや生き物の観察をしたりするなど、五感を使った実体験を重ねるとよいでしょう。
これらの経験は、机上の学習では得られない知的好奇心や探究心の育成に役立ちます。また、理科や社会に興味を持つきっかけにもなります。
運動習慣をつける
受験とは無関係に思えるかもしれませんが、運動習慣をつけることも低学年のうちにやっておくのがおすすめです。ずっと家で過ごすのではなく、軽い運動や遊び、公園への散歩などを行い、体を動かすように心がけましょう。
運動習慣によって体力が向上すれば、のちの中学受験における学習やテストの負荷に対応しやすくなります。
学習習慣を確立する
中学受験に向けて学習習慣を確立することも、低学年のうちにやっておくのがおすすめです。学習習慣を確立する際は、まずは「毎日15分机に向かう」などの短い時間からで問題ありません。
学習が生活の一部になるように、簡単な計算や漢字などの問題を毎日コツコツ解き続けるとよいでしょう。
まとめ
中学受験では、思考力を必要とする問題が出されることもありますが、基本は決められた出題範囲の基礎知識と解法パターンの習得が求められます。そのため、「地頭のよさがすべて」という言葉に惑わされず、日々の学習を着実に積み重ねていくことが大切です。
まだ低学年の場合は、読書や実体験、親子での会話の機会を増やすことで、中学受験に必要な思考力や読解力、語彙力の習得につながります。併せて、運動習慣や学習習慣も少しずつ身につけておくと、中学受験に役立つでしょう。
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