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高校受験の出題範囲は私立と公立で異なる?受験成功の秘訣は過去問にあり!

最終更新日:2025/05/21

高校受験の出題範囲は、私立と公立で異なります。特に、私立は学校ごとに出題傾向が変わるため、過去問は必ず解いておきましょう。公立高校を受験する場合でも、過去問は大いに役立ちます。

今回は、高校受験の出題範囲や過去問を解くべき理由についてご紹介します。高校受験を控えている方は、ぜひ参考にしてください。

私立と公立で出題範囲が異なる

高校入試では、中学校の教科書の内容から出題されるのが基本です。
ただし、私立高校の場合は学校ごとに出題傾向や難易度が異なります。また、公立高校でも都道府県によって出題範囲が異なるため注意しましょう。

ここでは公立高校の一例として、東京都立高校における2024年度の入試問題の特徴や傾向などをご紹介します。

国語

国語の入試問題は大問5問構成です。

大問1・2で漢字の読み書き、大問3で文学的文章の読解、大問4で説明的文章の読解、大問5で対談形式の文章と古文を融合した問題が出されました。

基本的にはマークシート式ですが、漢字の読み書きと大問4の課題作文を書く問題は記述式の解答です。

国語では、漢字や語句の意味といった基礎知識はもちろん、文章を正しく理解する能力や、登場人物の心情・筆者の主張を想像する力が求められます。

課題作文を書く問題では、与えられたテーマに対する自分の考えを論理的に整理し、伝わりやすく表現する力が必要です。

数学

数学の入試問題は大問5問構成です。

大問1は小問集合、大問2は式の計算の利用、大問3は関数、大問4は平面図形、大問5は空間図形の問題が出されました。
なお、大問1には小問が9問あり、配点は46点と半分近くにもおよびます。

数学では、各分野の基礎知識・技能のほか、数学的な思考力や判断力、物事を論理的に考えて処理する力が求められます。

さらに、大問2・4の図形の証明問題では、答えにたどり着くまでの過程を的確に表現する力が必要です。

英語

英語の入試問題は大問4問構成です。

大問1ではリスニング、大問2では図表の読み取り、大問3では対話文の読解、大問4では物語文の読解が出題されました。

基本的に解答はマークシート式ですが、大問1では質問に対する答えを英語で書く問題が、大問2では英作文を3文書く問題があります。

英語では、実際に聞いたり読んだりした内容を正しく理解する力や、自分の考えを英語で表現する力が問われます。

また、時間的な余裕はないため、長文読解では速読力や論理的思考力が必要になります。

社会

社会の入試問題は大問6問構成です。

大問1では地理・歴史・公民の基礎知識、大問2・3では地理、大問4では歴史、大問5では公民、大問6では地理・歴史・公民の総合問題が出されました。

記述問題はいずれも資料から読み取れることをまとめる問題で、歴史では起きた事柄の並べ替え問題が毎年出されています。

社会では、地理・歴史・公民分野の基礎知識が欠かせません。
また、提示された資料を多角的な視点で考察する力や、それをわかりやすく簡潔にまとめる力も求められます。

理科

理科の入試問題は大問6問構成です。

大問1・2は小問集合、大問3は地学、大問4は生物、大問5は化学、大問6は物理の問題が出されました。

基本的にはマークシート式での解答ですが、記述式の問題も一部見られました。

理科では、各分野の基礎知識はもちろん、科学的な探究活動を通じた思考力や判断力、表現力などが求められます。
記述問題では、実際の事象を論理的に説明する力も必要です。

公立は5科目、私立は3科目が一般的

公立高校の入試は国語・数学・英語・社会・理科の5科目、私立高校の入試は国語・数学・英語の3科目で行われるのが一般的です。
ただし、私立高校の場合は、教科書に記載のない範囲から出題されることもあります。

また、公立高校の入試問題は基本的に同じ構成ですが、一部の公立高校では学校独自の問題を採用している場合があります。

効率的に学習を進めたいなら、志望校に合わせた受験対策を行っている予備校や塾を利用するのがよいでしょう。

高校受験前には過去問を解こう

高校受験に限らず、入試対策では過去問を解くことが重要です。
その理由は、大きく2つに分けられます。

出題傾向がわかる

過去問に取り組むことで、毎年出題される分野や出題形式、よく出る問題などを把握できます。
これらを事前に理解しておけば、志望校の入試問題に合った対策ができるため、効率的に受験勉強を進められるでしょう。

また、過去問に取り組むことで、自分がつまずきやすい問題や自覚していなかった苦手分野などが明確になる利点もあります。

本番環境に慣れる

入試本番は、見慣れない会場で多くの人とともに試験を受けます。
そのため、緊張感のある状態で問題を解くことに慣れていないと、本番で頭が真っ白になったり、本来の実力を発揮できなかったりする可能性があります。

受験対策をする際は、制限時間を設けるなど本番に近い環境で過去問を繰り返し解き、試験特有の緊張感に慣れておきましょう。

時間配分の練習にもなるため、「解くスピードをもう少し上げる必要がある」「○分悩んだときは、一度別の問題に取り組む」といった改善点や戦術も見えてきます。

まとめ

高校入試では、基本的に中学校の教科書の内容を出題範囲としています。ただし、同じ公立高校でも都道府県によって出される問題は異なります。私立高校では、教科書の範囲を超えて出題されることもあるため、志望校に合わせた対策が必要になるでしょう。

過去問を活用すれば、出題されやすい分野や問題形式がわかるため、効率的に勉強を進められます。制限時間を設けて入試本番と同じような環境を再現すれば、緊張感のある中で問題を解く練習もできます。

志望校合格の可能性を高めたい方は、ぜひ過去問を活用してみてください。

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