独学での大学受験が不安?“部分独学”が合格への近道
最終更新日:2021/03/05
予備校や塾を利用せず、独学で大学合格を目指している方も多いと思います。
特に最近は感染症への懸念から、あえて“予備校や塾を利用しない”という選択をしている方もいるかもしれません。
しかし、独学には不安がつきものです。
「勉強方法がわからない」「学習計画が立てられない」「成績が伸びない」などの悩みから、不安になってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、独学での大学受験が不安になる理由を解析し、不安への対処法をいくつかご紹介します。
目次
独学での大学受験が不安な理由
まず、独学で大学受験を目指す人たちが不安になってしまう理由を、くわしく見てみましょう。
勉強の仕方がわからない
独学の場合、参考書選びから勉強時間の割り振り、長期的な学習計画まで、すべて一人で決めなければなりません。しかし、自信を持ってこれらすべてを決められる受験生は、ほとんどいないでしょう。
なぜなら、合格までに必要な学習内容や学習時間は一人ひとり異なり、「これをやったら絶対に大学に合格する」という勉強方法はないからです。
インターネット上にはさまざまな情報があふれていますが、それが自分に当てはまるとは限りません。
このようなことから、独学で大学受験を目指す受験生の多くは、勉強の仕方がわからなくて不安になってしまうのです。
参考書選びが大変
参考書は、自分の理解度に応じたものを選ぶことが大切です。
さらに受験対策であれば、志望校の出題傾向に沿ったものを選ばなければなりません。
数ある参考書の中から、これらの条件を満たす自分にぴったりのものを探すのはとても大変なことです。参考書ひとつにしても、独学には不安がつきまといます。
集中できない
独学の場合、ゲームやスマートフォンなどの誘惑に負けてしまうことがあります。
図書館などの公共機関を利用したくても、感染症対策で利用が制限されていることも少なくありません。一方、家庭では、家族の会話やテレビなどの雑音が気になってしまい、集中できないこともあります。
独学の受験生は、さまざまな誘惑と闘いながら学習環境を用意しなければならないため、この点に不安を感じる人も多くいるはずです。
苦手科目が克服できない
予備校や塾なら、苦手科目を重点的に学習することも可能です。
しかし独学の場合、モチベーションが上がらず、得意科目に勉強がかたよってしまうことがあります。
逆に、苦手教科に時間をかけすぎて、他の教科の勉強がおろそかになってしまうこともあるかもしれません。
苦手科目は、理解がなかなか進まず勉強方法もわからないことが多いため、独学する受験生にとっては大きな不安となります。
計画がうまく立てられない
大学受験では、重点的に学習すべきポイントがある程度決まっています。
しかし独学の場合、ポイントを絞り込めず、無駄の多い学習計画になっているケースが少なくありません。また、強制力がないため、ちょっとした気のゆるみで予定がずれてしまうこともあります。
大学受験は長期戦ですから、計画性や実行力の有無も、合否に関わる不安材料になります。
独学がうまくいかないときの対処法
では、独学がうまくいかないときはどうすれば良いのでしょうか。
ポイントは“独学”にこだわりすぎないことです。
まず自分の立ち位置を知る
独学にこだわりすぎると、まわりが見えなくなってしまいます。
模試などを利用して、自分に足りない部分をしっかり把握しましょう。大学別模試を受けて、自分の立ち位置を客観的に評価することも大切です。
そして、学校の先生など受験に精通している人の意見を素直に聞きましょう。
勉強方法に悩んでいたら、アドバイスを求めるのもおすすめです。
自己流でがむしゃらに勉強しても、合格には結び付きません。
大切なのは、試験当日に合格最低点を上回る成績をとることです。自分の現在の実力と合格に必要な力の差を見極め、必要に応じて軌道修正する勇気を持ちましょう。
参考書をしぼる・使い倒す
参考書は、自分のレベルに合う使いやすいものを厳選し、徹底的に使い倒しましょう。
複数の参考書に手を出すと体系的な理解ができず、知識が部分的に抜け落ちる可能性があります。目的が同じ参考書は一つにしぼる。これが鉄則です。
ちなみに、参考書選びでは、他人の意見を参考にするのはOKですが、真似をするのはNGです。
理解度は人により異なるため、成績の良い人が使っている参考書が、自分に合っているとは限りません。必ず内容を自分の目で確認し、受験終了まで付き合う覚悟で選びましょう。
集中できる環境を用意する
集中できる環境は、人それぞれです。
自宅で勉強がはかどらない場合は、学校の図書館など自分が集中できる場所で勉強するようにしましょう。
ただし、移動に時間をかけすぎるのはもったいないです。あくまで目的は勉強することなので、無駄は極力省きましょう。
苦手教科は予備校や塾などを利用する
苦手な教科を独学で克服するのは、とても大変です。
思うように勉強が進まない場合は独学にこだわらず、塾や予備校、通信教育などの利用も考えましょう。科目数が少なければ、経済的負担もそれほど大きくなりません。
受験勉強の目的は、独学することではなく大学に合格することです。“部分独学”を取り入れて、苦手教科を克服しましょう。
計画は最終的なゴールから逆算
大学受験の最終ゴールは、志望校合格です。
学習計画を立てる際は、ゴールから逆算して月単位で大まかな達成目標を決め、週単位まで計画を落とし込みましょう。
ただし、やるべきことを詰め込み過ぎると挫折しやすくなります。
計画を立てるときは余裕を持たせ、理想の80%にとどめるのがポイントです。
独学にこだわりすぎるのはNG!上手に予備校や塾を利用しよう
独学で大学受験に挑むのは、だれでも不安なものです。
しかし、独学にこだわりすぎて本来の目的を忘れてはいけません。場合によっては予備校などを上手に利用して、効率よく勉強を進めましょう。
四谷学院の個別指導なら、個々の学力や目標に合わせた最適なカリキュラムがご用意できます。科目や指導内容も自由に決められるため、部分独学を希望する方にもおすすめです。四谷学院の個別指導で、志望校合格の夢をかなえましょう。
こんな記事も読まれています
前の記事 » 行きたい学校に進学するために
次の記事 » 『受験生になる』とは?【第2弾】