勉強しているのに成績が伸びない…なぜ?
最終更新日:2021/10/11
こんにちは。四谷学院あざみ野教室です。
今日は、頑張っているのに成績が伸びないのはなぜ?についてお話していきます。
「コツコツ勉強してもなかなか模試の偏差値が上がらない」「テスト勉強を2週間前からしているのに成績が伸びない」といった悩みを抱える生徒やその保護者は多いと思います。勉強をしているのになかなか成績が伸びない生徒の原因は何にあるのでしょうか。
成績が伸びないといっても生徒ごとに状況はバラバラなので、ひとくちに原因はこれだ!というものはありません。今回は、私がこれまで受けた質問を取り上げ、それに対しての回答を記載していきます。1つでも皆さんの参考になって、皆さんの成績が伸びない原因を追究・改善でき、成績を伸ばしていってもらえればと思います。
目次
Q.勉強しているのに、テスト本番では成績がとれない…。テスト勉強で解いた問題すらも解けないです。どうしたら良いですか?
A.テスト本番になると分からなくなってしまう理由は3つ考えられます。
①基礎が理解できていない
⇒問題をなんとなくたくさん解いて終わりにするのではなく、1問1問の解法や考え方を掘り下げて考えるクセをつけるようにしましょう。例えば、数学や化学・物理といった計算問題等は「なぜこの公式を使うのか?どのタイミングで公式を使えば良いのか?」、英語や国語では「単語や文法は関連づけて暗記できているか?」、社会科目は「どういう経緯でその事件は発生したのか?この事象の発生原因は?」という風に考えて問題を解いたり、解説を読み込むようにすると、単なる暗記ではなく、基礎から理解でき、テスト本番でも対応できるようになります。
②インプットばかりしてアウトプットをしていない
⇒これはかなりの人が陥っていることと思います。ノートや参考書などを見るインプットは多くの人が行っていることでしょう。しかし、入試やテストで必要なのはアウトプットする力になります。問題を解くために必要なことをアウトプットする練習を本番までにしておかなければ、入試やテスト本番で実力を発揮することはできないのです。つまり、見たり、書いたり、読んだりするだけの勉強では、テストや入試には通用しません。インプットだけでなく、アウトプットをしっかりと意識していきましょう。
アウトプットする際にもう1つ意識しておきたいのが、制限時間を設けるということです。テスト時間内に正確に解くことができなければ、得点にはつながりません。アウトプットを増やし、かつ制限時間を設けることで、テストのように時間が限られた場合でも正確に素早く解けるようになります。
Q.勉強しているのに、部活で忙しいはずの友達に点数が負けました。なぜですか?
A.部活などで忙しい人は、忙しい分集中して効率的に勉強をしています。もしかしたら、時間に余裕があるから、なんとなく勉強机に向かっているだけで、勉強した気になっていません。例えば、初めは意気込んで勉強していたのに、途中から音楽を聞いたり、テレビやスマホを見て勉強していませんか?こうなると集中力は散漫となり、結局何も進まなかった、何も覚えていないといったことになりかねません。これが勉強をしていないのに勉強した気になってしまっている状況です。それでは、「勉強した気になった」なんてことにならないように以下の2つのことを意識していきましょう。
①勉強内容の見える化
⇒今日やるべき分野や到達目標を具体的にリストアップし、視覚化することで、その日の進捗状況や達成目標が見え、勉強のクオリティUPができます。
②時間を計ってみよう
⇒テストや入試などは時間が区切られているので集中ができます。これを勉強にも応用し、例えば現代文の問題は20分で解くなど、時間を計って勉強すると、集中して勉強に取り組むことができるようになります。
最後に
いかがでしたか?今回は頑張っているのに成績が伸びないのはなぜ?についてお話してきました。今回お話した中で1つでも皆さんの参考になっていたら幸いです。まだ意識できていないという点があったら、ぜひ今日から意識していきましょう。
次回は「受験生のメンタルケア」についてお伝えしていきます。次回ブログもぜひチェックしてみてください。
こんな記事も読まれています
前の記事 » 行きたい大学へ行くために!志望校を諦める前にやるべきこと
次の記事 » 定期試験当日アドバイス