【不登校】出席日数が足りなくても高校受験はできる!今からでも頑張れる進学の方法について
公開日:2023/08/31
こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
中学で不登校経験がある方のなかには、出席日数が足りず、高校受験に不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、出席日数が足りていなくても、受験や進学は可能です。
本記事では、高校受験における出席日数の影響や、出席日数が不足していても通える高校などを紹介します。
目次
高校受験をする際に欠席日数が多いと影響が出る可能性がある
一般的に、1年間で10日程度の欠席があると、高校受験の際に審議対象になる可能性があります。
正当な理由で欠席した場合には、事情を伝えることで配慮してもらえるため、受験時に自己申告書などを提出しましょう。
長期欠席者への対応は都道府県により異なるため、各都道府県や教育委員会のWebサイト、または各高校の入学者選抜要項で確認してください。
また、不登校である場合は、次に解説する「不登校枠」の利用をおすすめします。
不登校の生徒に向けた「不登校枠」とは
高校入試の「不登校枠」とは、不登校の生徒が受験するための特別な措置です。
ここでは、不登校の定義や不登校枠の概要を解説します。
不登校の定義とは
文部科学省の定義によると、不登校の生徒とは「心理的・情緒的・身体的あるいは社会的な要因や背景によって1年間で30日以上欠席した人」を指します。
これに病気や経済的な理由による欠席は含まれません。
不登校枠とは高校受験の際に一定の配慮がされる仕組み
不登校枠とは、欠席の理由や事情を考慮し、選考において可能な限り不利のないよう合否判定が行われる仕組みです。
ただし、不登校の生徒のための専用募集人員枠というわけではありません。
不登校枠では、「欠席に関する情報を見ない」「個別で面接を実施する」などの措置がとられますが、基本的には内申点が十分にないなかで他の受験生と同じ枠で競うことになります。
そのため、試験では高得点を目指さなければなりません。
なお、都道府県によって受験制度は異なるので、事前に詳細を確認しましょう。
不登校(出席日数が足りなくても)通える高校は多くある
不登校の中学生が通いやすい高校の候補として、通信制高校や定時制高校が挙げられます。
全日制高校とは異なる通学スタイルであり、入試においても欠席日数による制約が軽減されるのが特徴です。
ここでは、それぞれの高校の特徴を詳しく解説します。
通信制高校
通信制高校は、オンラインや教材の郵送などを利用して自宅で学習し、1年間にスクーリング(対面による面接授業)を一定回数行う仕組みの高校です。
不登校経験のある生徒を積極的に受け入れる学校が多く、なかには全日制高校と同様に修学旅行などの行事が設けられていることもあります。
入試を作文や面接のみとするところもあり、比較的入学しやすいため、不登校の生徒でも受験へのハードルは低いといえるでしょう。
定時制高校
定時制高校は全日制高校と同様に毎日学校へ通いますが、夜間や午後のみなど、自身の都合に合わせた時間を選択して通学できる学校です。
卒業までの年数は3年または4年など、学校によって異なります。
入試では学力試験や面接などがあるものの、本人のやる気や意志を尊重してくれる学校が多くあります。
不登校の生徒に加えて、高校を中退した社会人やシニア層など、幅広い年代の人が学び直しの場として活用しています。
不登校から高校受験を目指すなら学力の向上は大事
高校受験では通常、試験の点数と内申点を合わせて合否を判断しますが、不登校の場合は内申点が低くなる可能性があります。
そのため、内申点の低さをカバーするために学力試験で高い点を取らなければなりません。
普段、学校で勉強することが難しい場合は、予備校や塾に通って学力を補うとよいでしょう。
四谷学院の個別指導で高校合格を目指そう!
四谷学院では、高校合格を目指す生徒に向けて個別指導を提供しています。講師1名に対して生徒1~2名が受講する授業です。
生徒の理解度や進度に合わせたカリキュラムに沿って、厳しい審査をパスした指導力の高い講師陣が指導を行います。
個別の進路相談や受験対策などのサポートも行っており、不登校の生徒でも安心して受講していただけます。
志望校合格を目指すために、四谷学院の個別指導をぜひご検討ください。
こんな記事も読まれています
前の記事 » 中学受験における算数対策のコツと出題傾向について解説
次の記事 » 中学受験ができない(苦手な)子はタイプでわかる?中学受験には親のサポートが大事!