高校受験に向けて意識しておきたい内申点とは?内申点を高めるコツを解説
公開日:2023/08/31
こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
内申点とは、9教科を5段階で評価した点数のことです。内申点の計算方法は都道府県によって異なります。
本記事では内申点の概要や重要性、具体的な評価基準と内申点向上の方法を解説します。
定期テストの成績はもちろん、日々の授業態度も内申点に影響するため、内申点アップのためには、授業に取り組む姿勢や学校での生活態度を正すことが重要です。
本記事を参考に、高校受験への準備を進めましょう。
目次
高校受験で大事になる「内申点(調査書点・調査書素点)」とは
内申点(調査書点・調査書素点)とは、中学校で学習する教科を5段階で評価した点数です。
内申点は、在籍している中学校から受験する高校に提出される「調査書(内申書)」に記入され、生徒や保護者は基本的に閲覧できません。
高校受験においては、入学試験と併せて内申点が加点されることが一般的であり、合否判定の重要な要素となります。
そのため、高校受験を成功させるには、内申点アップも意識しましょう。
内申点は試験の点数だけじゃない!
学習指導要領が2017年に改訂されたことにより、内申点の評価基準も変更されました。
文部科学省国立教育政策研究所の「学習評価の在り方ハンドブック」によると、内申点は、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つで評価されます(※)。
内申点を伸ばすには、3つの評価軸にどのような内容が含まれるかを理解することが重要です。以下からは、3つの評価軸について詳しく解説します。
※参照:文部科学省国立教育政策研究所「学習評価の在り方ハンドブック(小・中学校)」
「知識・技能」はどのように評価されるのか
「知識・技能」では、各教科の学習課程を通じて身に付けた知識や技能が評価されます。また、ほかの場面でも応用できる程度の理解力や、習得の程度も評価のポイントです。
例えば、数学では公式の理解や正確な計算方法、英語ではスペルや文法の理解などが、評価の重要なポイントとなります。
評価は定期テストや小テストなどで行われるため、テストの成績が重要です。
「思考・判断・表現」はどのように評価されるのか
「思考・判断・表現」では、問題解決に向けて考える力や情報の選択力、自分の考えを表現する力などが重視されます。
評価方法はペーパーテストや論述、レポートの作成、発表、グループディスカッションなどさまざまです。
授業中の発言やレポート提出など、日常的な行動も評価に影響します。
「主体的に学習に取り組む態度」はどのように評価されるのか
「主体的に学習に取り組む態度」は、ノートやレポートの記述、授業中の発言、自己評価や相互評価などを通じて評価されます。
数値では表せない定性的な評価軸であるため、意欲があれば高評価を得ることも可能です。
積極的な発言や課題提出の徹底など、基本的な部分を押さえた学習姿勢を心がけましょう。
内申点は何学年のいつから決められる?
内申点の対象となる学年は、都道府県によって異なります。
例えば、東京都では中学3年生の成績が対象となりますが、神奈川県では中学2年生と中学3年生の成績が、大阪府では中学1年生から中学3年生までの全学年の成績が対象になります。
また、同じ都道府県内でも高校や試験の方式などによって、内申点の比重や算出方法が異なる場合があるため、受験する高校の情報収集をきちんと行いましょう。
高校受験に向けて内申点を高めるには
高校受験において、内申点は合否にかかわる重要な要素です。ここでは、内申点を高めるポイントを2つ紹介します。
定期テストでいい点をとる
内申点を高めるためには、定期テストで優れた成績を収めることが重要です。
テストの成績は内申点を大きく左右するため、毎回手を抜かずにしっかりと対策を行いましょう。苦手科目がある場合は、塾などのサポートを受けるのもおすすめです。
また、内申点は主要5教科だけでなく、実技4教科の評価も含まれます。高校入試科目以外もしっかりと取り組みましょう。
日々の授業や部活動などの課外活動を頑張る
内申点を高めるためには、定期テストの成績だけでなく、日々の授業態度も重要です。
たとえ定期テストの成績がよかったとしても、授業態度に問題があれば、内申点を高めることが難しくなります。
なお、部活動などの課外活動は内申点に直接影響はありませんが、評価の対象とする高校もあるため、意欲的に取り組みましょう。
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