高校受験、落ちたらどうなる?選びうる進路と失敗をバネに伸びる方法
最終更新日:2023/03/17
こんにちは!四谷学院個別指導教室の古川です。
日本では、中学校を卒業した人のほとんどが高校へ進学しており、文部科学省の調査によると令和2年度の高校進学率は98.8%となっています。
しかし、すべての受験生が第一志望校に受かるわけではありません。それでは、第一志望校への進学がかなわない場合、その先の進路はどのようになるのでしょうか。
今回は、高校受験で落ちた場合に選びうる進路と、失敗を糧としてより良い未来をつかみ取る方法を解説します。
目次
高校受験で落ちた場合にとりうる進路
高校受験失敗後の進路としては、以下のようなものがあります。
併願校へ進学する
第一志望校に進学できない場合、併願校へ進学するのが一般的なパターンです。
気が進まないかもしれませんが、併願校のほうが大学進学に向けたサポート体制が充実している場合もあるため、けっして悪い選択肢ではありません。
万が一に備え、「入りやすい高校」ではなく「魅力的な高校」を併願校として選んでおくのも、後悔を減らす方法の一つです。
公立高校の二次募集で合格を目指す
定員割れした公立高校では二次募集があるため、そちらを目指すのもよいでしょう。
ただし、二次募集の定員はそれほど多くないうえに、行きたい高校で募集があるとは限りません。しかし、合格すれば4月から全日制の高校へ通えます。
二次募集を行なう高校は毎年変わるため、自治体のホームページなどで早めに確認しましょう。
通信制高校・定時制高校へ行く
進学先として通信制高校や定時制高校も含めれば、選択肢はさらに広がります。
通信制高校や定時制高校は、全日制高校の合格発表後でも出願できる場合が少なくありません。また、一般的に全日制高校よりも偏差値は低めなので、学力面で不安がある場合でもチャレンジできます。
通信制高校や定時制高校を卒業すれば高卒資格が得られるため、その点でも良い選択肢といえるでしょう。
高認を受ける
将来的に大学や専門学校への進学を目指す場合は、高認(高等学校卒業程度認定試験)を受けるという選択肢もあります。
高認に合格すれば、大学や専門学校などの受験資格が得られるほか、一部の公務員採用試験や国家資格の受験資格を得ることも可能です。
高認試験は中学校卒業後すぐに受験できるため、早く合格すれば同級生より早めに大学受験の勉強に取りかかれます。
ただし、高認に合格しても高卒資格は得られません。大学などへ進学せず就職する進路を選ぶ場合、最終学歴は中卒になります。
就職する
「進学しない」「高認も受けない」という場合は、就職も選択肢に入ってくるでしょう。
たしかに、就職すれば社会的自立を目指すことは可能です。しかし、中卒者に対する求人は少なく、希望の職種に就けるとは限りません。また、中卒者が正社員として受け入れられることは少なく、高収入も得にくいのが現実です。
そのため、安易な気持ちで就職を選ぶのは避けるべきでしょう。
高校浪人する
「どうしても第一志望校に進学したい」という場合は、高校浪人も選択肢になるでしょう。
しかし、高校浪人を選ぶ場合は、経済的にも精神的にもつらい1年を覚悟しなければなりません。しかも、浪人しても次の年に合格する保証はなく、たとえ志望校に入学できても、経験の違いや年齢差などが原因で周囲となじめないおそれがあります。
このようなリスクを考えると、高校浪人を積極的におすすめすることはできません。
高校受験の失敗を糧として将来につなげる方法
高校受験に失敗したら、現実を受け入れて前に進むしかありません。ここからは、高校受験の失敗を糧として将来の進路に活かす方法を紹介します。
併願校や二次募集校へ進学して成績上位を目指す
第一志望校へ進学できなくても、併願校や二次募集校へ進学すれば軌道修正は可能です。早めに気持ちを切り替えて、入学後にできることを考えましょう。
まず取り組むべきは、勉強です。一般的に、併願校や二次募集校は第一志望校よりも生徒全体の偏差値が低いため、努力次第で成績上位者になることも可能でしょう。
入学後の実力テストや定期テストで好成績が得られれば、自信にもつながります。上位の成績を維持すれば大学入試で推薦を受けられるチャンスも広がるため、一石二鳥です。
大学進学を次の目標にする
高校へ進学したら、次は大学進学を目標にしましょう。
そもそも、大学へ進学する際にどの高校を卒業したかはほとんど影響しません。高校へ入学したら、1年生のうちから計画的に勉強を進め、3年後の大学受験に備えましょう。
早い時期から大学のリサーチを始め、行きたい大学や学部・学科を決めることも大切です。目標が決まればモチベーションが高まるため、やる気アップにもつながります。
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高校受験の失敗は、子どもにとっても親にとってもショックなものです。しかし、第一志望校へ進学できなくても、その先の選択肢がなくなるわけではありません。将来の可能性は無限大です。けっして夢をあきらめないでください。
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