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大学受験のスケジュール管理は大丈夫?無理・無駄のない日程の組み方を解説

最終更新日:2022/03/04

大学受験では、第一志望校だけではなく複数の併願校を受験するケースがほとんどです。しかし、私立大学の試験日は2月上旬から中旬に集中しています。そのため、日程を詰め過ぎると疲れて本番で実力が発揮できなくなりますし、合格発表のタイミングが悪いと無駄に入学金を支払うことになりかねません。

では、負担を最小限におさえてムリ・ムダのない日程を組むには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

今回は、大学受験のスケジュール管理で必ずチェックすべきポイントと、ムリ・ムダの少ない日程の組み方を解説します。

大学受験でスケジュール管理が大切な理由

まず、大学受験でスケジュール管理がどれほど重要なのかを理解しておきましょう。

実力が発揮できなくなる

大学入試では、想像以上に体力・気力を消耗します。これは、科目数や難易度とはあまり関係ありません。いわゆる「安全校」であっても、試験を受ければそれなりに疲れるものです。

そのため、試験日が何日も連続するようなスケジュールを組んでしまうと、日程が遅い試験で実力を発揮できなくなってしまいます。今までの努力を無駄にしないためにも、大学受験のスケジュールは慎重に組まなければなりません。

モチベーションが維持できない

大学受験のスケジュールは、モチベーションの維持にも大きな影響を与えます。

先に受けた大学の合否発表が遅いと、メンタルが不安定になって勉強に集中できなくなるかもしれません。また、志望順位の高い大学を先に受けてしまうと、それ以降の試験に対するモチベーションが下がるおそれがあります。

このようなことから、大学受験のスケジュール管理はメンタルへの悪影響を排除しながら、適度な緊張を保つために欠かせないものともいえるでしょう。

入学金が無駄になる

大学に合格したあと、期日までに入学金などを納めないと入学資格を失います。入学金は大学ごとに異なりますが、令和3年度の調査によると私立大学の入学金平均額は以下のとおりです。

  • 文科系学部:225,651円
  • 理科系学部:251,029円
  • 医歯系学部:1,076,278円
  • その他学部:254,836円

なお、多くの大学では入学を辞退しても入学金の返金はありません。したがって、第二志望校の入学金等振込期限が第一志望校の合格発表日より前の場合、無駄に入学金を納めるケースも出てくるでしょう。余分な出費を減らすためにも、大学受験のスケジュール管理はとても重要です。

大学受験のスケジュール管理でチェックすべきこと

それでは、大学受験のスケジュール管理ではどのようなことをチェックすべきなのでしょうか。必ずチェックしなければならないのは、以下の4点です。

  • 出願期間
  • 入試日
  • 合格発表日
  • 入学金等振込期限

出願期間の確認は、出願忘れを防ぐために必ず必要です。入試日が遅くても出願締切日が早いケースもあるため、注意してください。

試験の重複を避けるために、入試日のチェックが必要なのはいうまでもありません。全学部・学科が同じ日に同じ試験を実施する「全学部日程入試」、試験日を選べる「試験日自由選択制」なども上手に活用して、負担の少ないスケジュールを組みましょう。

また、無駄な入学金を支払わないために、そして「合格したのに入学できなかった」という事態を避けるために、合格発表日と入学金等振込期限も確認しなければなりません。

受験する大学数がそれほど多くなくても、スケジュール管理はとても重要です。うっかりミスを防ぐために、これらの項目は一覧表にしていつでも確認できるようにしておきましょう。

大学受験を制する受験スケジュールのポイント

次は、ムリ・ムダのない受験スケジュールの組み方です。併願校選びにも直結する内容なので、しっかりおさえておきましょう。

連続受験は3日まで!

連続受験は心身ともにとても疲れます。極力避けるべきですが、やむを得ず連続してしまう場合でも3日までにしておきましょう。

移動・宿泊をともなう場合はさらに余裕のあるスケジュールを組むべきです。地方試験がある場合は積極的に利用して、できるだけ負担の少ない日程を組むようにしましょう。

最初に受けるのは第一志望校以外

最初に受ける入試では、緊張で思うように実力が発揮できないおそれがあります。そのため、最初に受ける大学は第一志望校を避けるべきでしょう。

また、最初に第一志望校を受けてしまうとモチベーションの維持が難しくなります。モチベーションが下がると、最悪の場合、安全校の合格すら逃すことになりかねません。

やむを得ない事情がない限り、第一志望校より先にほかの大学を受けるスケジュールを組みましょう。

難易度は「右肩上がり」が理想

受験校の難易度は右肩上がり、つまり「安全校」→「実力相応校」→「チャレンジ校」の順になるのが理想です。

この順番なら、安全校で入試の雰囲気に慣れたあと、モチベーションを維持したまま第一志望校の試験に臨めます。

合格発表日と第一次手続き締切日の関係も要チェック!

合格発表日と第一次手続き締切日、つまり入学金等振込期限も要チェックです。

合格発表日と振込期限のタイミングによっては、複数の大学に入学金を支払わなくてはならないケースも出てくるでしょう。しかし、入学金は決して安くはありません。入学前の支出が多くなると、入学後の生活に影響をおよぼすおそれがあります。

無駄な出費を避けるために、入試後・合格後のスケジュールもしっかりチェックしておいてください。

大学受験のスケジュール管理に悩んだら……四谷学院におまかせください!

大学受験のスケジュール管理は、第一志望校の合格にも大きな影響を与えうる重要なものです。もっとも、各大学の情報を収集するのは容易ではありません。一方で、受験が差し迫っている時期に、多大な時間と労力をスケジュール管理に費やすのは極力避けたいところです。

しかし、四谷学院なら心配ありません。
入試を知りつくしたプロの受験コンサルタントに、過去問の傾向分析はもちろんのこと、大学受験のスケジュール管理も相談することが可能です。

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