記憶を定着させよう
最終更新日:2021/08/13
こんにちは。四谷学院あざみ野教室です。
今日は、記憶の定着についてお話していきます。
「学校で習った内容や、本で見たことを一度で覚えられたらいいのに…」と勉強する際に誰もが思ったことがあると思います。
「勉強したばかりのタイミングでは覚えているけど、1週間したら忘れてしまう…」なんてことが多いと思います。しかし、覚えて、忘れて、覚えて、の繰り返しだと入試本番を突破できません。覚えたものをしっかりと記憶に定着させる必要があります。
その方法を3つ挙げていきます。記憶するのが難しいと悩んでいる人はぜひ試してみてください。
①寝る前に勉強する
人間は寝ている間、レム睡眠(※1)とノンレム睡眠(※2)を繰り返しています。
レム睡眠中は、脳は海馬に記憶を定着させており、浅いノンレム睡眠のときは記憶を結合する働きがあると言われています。つまり、睡眠中に記憶が整理される状態にあるということ。
そのため、寝る30分前に勉強をすることで脳への定着率がUPします。ですので、寝る30分前の勉強は、英単語や古文単語などといった暗記を中心に行うのがオススメです。
※1)身体は眠った状態で、脳は活動している状態の睡眠
※2)身体も脳も休んでいる状態の睡眠
②適切なタイミングで復習を行う
記憶に定着させるために何度も復習を繰り返せば良いと勘違いしていませんか?復習のタイミングが適切でないと効率的ではありません。人間の脳は一度暗記しても、忘れてしまうようにできています。では忘れないようにするにはどうすればよいか。
それは、記憶が消えていくタイミングで復習を行うことです。
復習するタイミングは合計3回。1回目は「その日のうちに」、2回目は「1週間後」、3回目は「1か月後」です。
まずは必ず「その日のうちに」復習を行ってください。なぜなら、記憶した情報は最初の1日で急激に減り、その後は徐々に減っていくようになっているからです。そこで、記憶が急激に減りかけている「その日のうちに」復習をして記憶を戻しましょう。
続いて、「1週間後」に復習をしましょう。一度覚え直すと、最初に勉強したときに比べて忘れにくくなるので、2回目の復習は「1週間後」でいいというわけです。そして何より復習を適切なタイミングで繰り返すと、覚え直すのにかかる時間は短くなります。つまり、最低限の復習時間で記憶に定着するということです。
③音読をする
勉強方法として音読をオススメする理由は、脳内で処理される情報量が多く、それだけ脳に負荷がかかり記憶に定着しやすくなるからです。
音読は目から入る情報に加えて耳からの情報も合わさるため、脳に入る情報量や刺激がUPして、記憶により定着されやすくなります。
加えて、音読は勉強時の眠気防止にも良い効果があります。参考書を読んだり、暗記をしていると、眠気が襲ってくることがあると思います。そんなときに音読を行えば眠気が覚めますし、音読を勉強の中で必ず取り入れると、眠気に襲われることも少なくなるでしょう。
最後に
いかがでしたか?今回は記憶の定着についてお話してきました。まだ意識できていないという点があったら、ぜひ今日から意識していきましょう。
次回は「赤本の使い方」についてお伝えしていきます。次回ブログもぜひチェックしてみてください。
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